予選を8位で通過したアーウィンは、16周のレース1で6番手に浮上するものの、最終的には9位でチェッカーフラッグを受けました。24番グリッドからスタートしたチームメートの高橋巧は集団を抜いて17位でフィニッシュしました。水野涼は27番手から23番手に追い上げましたが、ギア・シフターのトラブルにより7周目の終盤でリタイアとなりました。
スーパーストック選手権に出場中のトム・ニーブは、さまざまな要因が重なって予選19番手というほろ苦い結果で明日の最終戦に臨みます。
チームは、明日開催されるスーパーバイク選手権の2レース、スーパーストック選手権の1レースに出場し、2021年英国スーパーバイク選手権は幕を閉じます。
ザ・ショーダウン~チャンピオン決定の道程~
ザ・ショーダウンは2010年より導入されたシステムで、プロ野球のプレーオフに似た考え方です。
第8戦までの8大会24レースをメインシーズンと呼び、この大会までにランキング上位8位に入った選手は「タイトルファイター」と呼ばれ、チャンピオン獲得の参戦権が与えられます。
このシステムでは、まず、上位8名のポイントを一旦リセットし、1000ポイントに加え、さらにメインシーズンの中で表彰台に登壇した回数に応じて「ポディウムポイント」が付加されます。配点は優勝で5点、2位で3点、3位で1点となります。
例えば、優勝1回(5点)、2位2回(6点)、3位1回(1点)で合計12点となり、1012ポイントがタイトルファイターとしての獲得ポイントとなります。
このように計算されたポイントと残り3大会9レースで上位15名に与えられるポイント(25-20-16-13-11-10-9-8-7-6-5-4-3-2-1)とを合算してチャンピオンが決定します。
なお、9位以下の選手はメインシーズンのポイントをそのまま計算しランキングを争います。