BSB Race 1
BSB 2021
Round 4

スラクストンでの初日で、Honda勢が健闘を見せる

gb Thruxton

英国スーパーバイク選手権がスラクストンで第4戦を迎えました。レース1の終盤でグレン・アーウィン(Honda Racing UK)が転倒により表彰台を逃してしまい、チームにとって天と地を見る目まぐるしい一日になりました。

スラクストンでの初日で、Honda勢が健闘を見せる

CBR1000RR-R Fireblade SPで参戦するアーウィンが予選2番手のタイムをマークし、今季初めてのフロントローを獲得。Honda勢は幸先のよいスタートを切りました。レース中盤にピーター・ヒックマン(BMW)とクリスチャン・イドン(ドゥカティ)にオーバーテイクされると、アーウィンは4番手までポジションを落としましたが、終盤には背後に迫るまで追いつき、表彰台争いを繰り広げました。

残り2周でヒックマンをオーバーテイクすると、3番手にポジションアップ。アーウィンがHonda勢で今季初の表彰台を手堅いものにしたと見えました。しかし、喜びは束の間、アーウィンはハイサイドにより大きく転倒、ケガはなかったものの、ここでレースを終えることとなりました。

チームメートの水野涼と高橋巧にとっては初めてのスラクストン・サーキットでのレースとなりました。サーキットを学びながらのスラクストンでのデビューレースでしたが、高橋は20位、水野は21位と、両選手ともに予選ポジションより順位を上げてレースを終えることができました。

同じくHonda勢でスーパーストック選手権に参戦するトム・ニーブも、初日から手堅いレースを見せました。昨日のフリー走行では3番手をマークしたニーブは、今日行われた15周のレースでは予選で6番グリッドを獲得しました。いいスタートを切ったニーブは、コース上で幾度かバトルを見せながら、5位でチェッカーフラッグを受けました。

明日、8月1日はスーパーバイク選手権が2レース、スーパーストック選手権は1レースが開催され、チームは万全を期して挑みます。


Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
今日のレース1では多くの明るい兆しが得られたので、距離の伸びる残りの2レースを楽しみにしています。距離の短いレースではタイヤの摩耗をマネージできていたと思いますが、他のライダーも向上してくると思うので、ウォームアップセッションでも継続して取り組んでいかなければなりません。今日のクラッシュを引きずるつもりはありませんが、チームには仕事を増やしてしまって申し訳なく思っていますし、マシンの修復に感謝しています。明日の20周のレースを楽しみにしています。今日も13周目までは楽しめました!

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
FP3ではいいスタートが切れましたが、予選は思っていたように進められず、レースでもうまく流れをつかめませんでした。コースは高速ですべてのコーナーが楽しいので、明日は笑顔で終えられるように全力を尽くします。

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
ここはかなりの高速サーキットで、すべてのコーナーのスピードが高いです。英国のサーキットを習熟するのはいつも簡単ではないですし、今週末はここまでコースを把握しきれていないので、あまり楽しめていません。明日はウォームアップセッションと2レースがあるので、チームとともにどこまで行けるか楽しみにしています。

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
もし僕が、レースウイークが始まるときに2列目に並べると聞いたら喜んでいたと思いますが、それを予選で成し遂げることができました。3番手まで浮上しましたが、進め方を誤ってしまいました。3番手になってから数周はまだ燃料に余裕があると思っており、タイヤをセーブしようと考えていましたが、他のライダーに追いつかれて抜かれてしまい、そこからは彼らを追いかける展開になりました。序盤はもっと飛ばして先頭争いに近づくべきでした。今日は多くを学びましたし、5位という結果にはがっかりしています。明日はもう少し正しい進め方をして、表彰台争いができればと思います。



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