昨日のレース1でDNFとなったアーウインは17番グリッドからのスタート。Hondaチームにとって苦しい滑り出しとなった第5戦は、レース2で状況が一転しました。とはいえ、1周目のトラブルで27番手まで後退したアーウインは、その後順位を取り戻すために相当な努力を強いられました。
懸命にプッシュしたアーウインは、レース中盤、チームメートのトム・ニーブに追いつき、前方にトップ10をしっかり捉えて11番手に浮上しました。ニーブを抜いたアーウインは貴重なポイントを獲得して10位でフィニッシュし、レース3の8番グリッドを獲得しました。
レース3ですばらしいスタートを切ったアーウインは、第1コーナーまでには3番手に追い上げ、3周目にはトップに浮上しました。ペースをキープし、後を追う集団を抑えたアーウインは10周までリードを維持しますが、McAMS Yamahaのタラン・マッケンジーとジェイソン・オハロランからのアタックを阻止できませんでした。3番手に後退したアーウインは、順位をそのままキープして3位でフィニッシュし、総合6位を守りました。
レース2を19番グリッドからスタートしたニーブは、11位でフィニッシュし、シーズン中最も堅調な結果を残しました。レース3では第5戦での最速ラップ(1分26秒382)をマークしますが、第4コーナーで膨らみすぎ、リアタイヤが草に接触し、リタイアとなりました。
レース2、レース3をそれぞれ13位、14位でフィニッシュした高橋巧はさらにポイントを獲得。リアタイヤのグリップ感を得られずレース2でリタイアを余儀なくされた水野涼はレース3を21位でフィニッシュしました。
BSBシリーズはショートブレイクに入りますが、高橋は8月7日(日)に開催される鈴鹿8耐にTeam HRCで参戦します。BSBの次戦は8月12日から14日にかけてスラックストンで第6戦が開催されます。