レース2では、アーウィンが6番グリッド、高橋巧が19番、水野涼が20番となりました。レース1で13ポイント獲得したアーウィンは1周目で5番手、4周目で4番手と順位を伸ばし、10周までキープしますが、その後は周回ごとにあちこちでせめぎ合うライダーが詰まり、順位の入れ替えが激しくなりました。グリッドと同じ6位でフィニッシュし、レース1の13ポイントに加えて10ポイントを獲得しました。高橋は序盤で落とした順位を取り戻し、後半には15番手に浮上しましたが、最終ラップで1位落とし、16位でフィニッシュとなりました。水野は4周目でリタイアとなりました。
レース3で、アーウィンは4番グリッドからすばらしいスタートを切り、第1コーナーで首位に立つと、4周までトップをキープしました。好調でしたが再び6位となり、10ポイント獲得で合計158ポイントの総合7位につけました。高橋は後半テクニカルトラブルでリタイア、水野はレース2からのトラブルが解消せずレース3は棄権となりました。
スーパーストック選手権でCBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るトム・ニーブは、非公式レコードでポールポジションを獲得するというセンセーショナルな予選を経て、自信を持ってホームレースに臨み、変わりやすい天気のなか、大きな成果をあげました。
朝は霧に包まれたサーキットも、晴れ渡る空の下に乾いたラインが浮かび上がりました。3周目で落とした順位を取り戻したニーブでしたが、15周中の4周目で、雨のためレッドフラッグが挙がりました。レースコントロールのすばやい判断で、リスタートは10ラップのスプリントに変更になり、グリッドは3周目のリザルトで決まることとなりました。
短縮になったレースをポールポジションでスタートしたニーブは序盤で順位を落とし、1周目の後半で5番手からの巻き返しを余儀なくされますが、粘り強く闘い、表彰台を飾ることができました。残り3周で2番手との差を縮め、残り1周のパーク・コナーでアレックス・オルセンからトップの座を奪ってフィニッシュ。計138ポイントとなり、ポイントランキングで単独トップとなりました。
次戦は9月3日から5日にかけてスネッタートンで開催されます。