グレン・アーウインが開幕戦で3レース制覇
Silverstone Nationalシルバーストーン・サーキットで開催された2022年英国スーパーバイク選手権の開幕戦。Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るグレン・アーウインが3レースを制し、Honda Racing UKにとって最高の幕開けとなりました。
昨日行われたレース1で序盤から終盤まですばらしいパフォーマンスをみせて優勝したアーウインは、レース2を2列目からスタートしました。集団を抜いて順位を上げながら、残り10周のところで2番手に浮上したアーウインは、首位のブラッドリー・レイ(ヤマハ)との差を急速に縮め、そのレイは残り2周のところで転倒を喫してしまいました。アーウインはクリアラップでフィニッシュし、レース2の優勝を勝ち取りました。
レース3を5番手からのスタートとなったアーウインは、スタート直後に2番手まで追い上げ、4周目でローリー・スキナー(カワサキ)から首位を奪い、初の3連勝を飾りました。首位に立つHonda Racing UKチームは75ポイントを獲得してオウルトンパークで開催される第2戦に臨みます。
チームメートでBSBルーキーのトム・ニーブは堅調にポイントを獲得し、レース2を14位、レース3を12位でフィニッシュしました。いずれのレースでも、ジョシュ・ブルックス(ドゥカティ)、トム・サイクス(ドゥカティ)、レオン・ハスラム(カワサキ)をはじめとするベテラン勢との闘いを繰り広げるシーンがあり、コース内外で学ぶことの多い週末となり、開幕戦は総合13位で終えました。
レース1では、序盤でリタイアを余儀なくされた水野涼は、レース2とレース3を完走し、それぞれ17位、20位でフィニッシュしました。高橋巧はポイントにあと一歩手が届かず、それぞれ16位、17位でフィニッシュしました。
チームが次に臨むのは4月30日から5月2日かけてオウルトンパークで開催される第2戦になります。
3連勝という経験はなかなか味わえませんし、僕にとっても初めてです!レースでは、成功しても冷静さを維持しなければなりません。レース1の後、「今日の優勝のことはいったん忘れて、明日は新しい1日にしよう」とベン・ウィルソンが言ってくれました。今朝も彼とはいい話ができて、第2戦のオウルトンパークが頭にあるので、彼が言ってくれたようなアプローチで臨みましたが、それでもやはり3連勝はめったにないので、この気持ちをチームで分かち合いたいです。外部の人にとってはガレージでの様子がわからないと思いますが、僕だけでなくチームメートにとってもマシンに取り組むのはとても大変でした。3連勝はチームが勝ち取ったものです。チームメート全員が大好きですし、この日を全員で楽しんでほしいです
僕にとっては厳しいレースになり、今日のレース2とレース3でベストを発揮できなくて申し訳なく思いますが、チームメートのグレンの3連勝は心から祝福しています。グレン、おめでとう!ブレイクスルーするためには、前進あるのみです。進歩できるよう、努力を続けます
まず、レース2とレース3をはさむ短時間でマシンの仕上げをサポートしてくれたチームのみんなに感謝したいです。レース2では、スタート後に順位を落としてしまい、いいペースがつかめませんでした。レース3は結果を含めて十分とは言えませんでしたが、それでもBSBで戦えるという感触をはじめてつかむことができました。昨年の経験が無駄になっていないのだと思います。次のレースに向けて、足りないところを改善したいです
何から話せばいいか迷うくらいですが、すばらしい経験になりました。スーパーバイクに対して持っていた目標や予想がほぼその通りになり、むしろ少し超えたくらいです。ジョシュ・ブルックス(ドゥカティ)、トム・サイクス(ドゥカティ)、レオン・ハスラム(カワサキ)を追うシーンもあり、彼らから多くを学んだだけでなく、自分自身についても分かったことがあり、彼らより強みがあることも分かりました。レース2で彼らを追い抜くことはできなかったものの、レース3では1人ずつ抜くことができました。経験豊かなベテランを追い抜くというのは信じられないくらいで、大いに自信がつきました。Hondaチームはすばらしく、この新しい環境やメンバーとの作業がとても気に入りました