グレン・アーウィンが2022年のザ・ショーダウン参戦権を獲得
2022年英国スーパーバイク選手権(BSB)の第8戦はスネッタートン・サーキットで開催され、昨日行われた第8戦の最初のレース、スプリントレース(12周)で、CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るHonda Racing UKのグレン・アーウィンがザ・ショーダウンへの参戦権を見事に獲得しました。
昨日のレースでタイトルファイターとなっているアーウィンは、本日行われた各16周の2レースで、できるだけ多くのポイントを獲得することに専念しました。レース2とレース3をいずれも4位でフィニッシュして26ポイントを獲得したアーウィンはザ・ショーダウンでの総合順位が4位に上がり、3位のタラン・マッケンジー(ヤマハ)との差は15ポイントとなりました。
Honda Racing UKのチームメートもそれぞれ奮闘し、BSBルーキーのトム・ニーブは3レースで7ポイント(14-14-13)を獲得しました。昨日のスプリントレースは16位と惜しくもポイントを逃した水野涼も、今日のレース2とレース3はそれぞれ15位と14位でフィニッシュしてポイントを獲得しました。
高橋巧は昨日のレース1で11位と今シーズンのベストフィニッシュとなりましたが、レース2ではクラッシュに巻き込まれて残念ながらリタイアを喫しました。レース3ではポイント獲得のポジションにつけていたものの、終盤で後退し、17位でフィニッシュしました。
Honda Racing UKは2週間後の9月23日~25日にかけてオウルトンパークで開催される第9戦に臨み、いよいよザ・ショーダウンが始まります。
ザ・ショーダウン~チャンピオン決定の道程~
ザ・ショーダウンは2010年より導入されたシステムで、プロ野球のプレーオフに似た考え方です。
第8戦までの8大会24レースをメインシーズンと呼び、この大会までにランキング上位8位に入った選手は「タイトルファイター」と呼ばれ、チャンピオン獲得の参戦権が与えられます。
このシステムでは、まず、上位8名のポイントを一旦リセットし、1000ポイントに加え、さらにメインシーズンの中で表彰台に登壇した回数に応じて「ポディウムポイント」が付加されます。配点は優勝で5点、2位で3点、3位で1点となります。
例えば、優勝1回(5点)、2位2回(6点)、3位1回(1点)で合計12点となり、1012ポイントがタイトルファイターとしての獲得ポイントとなります。
このように計算されたポイントと残り3大会9レースで上位15名に与えられるポイント(25-20-16-13-11-10-9-8-7-6-5-4-3-2-1)とを合算してチャンピオンが決定します。
なお、9位以下の選手はメインシーズンのポイントをそのまま計算しランキングを争います。
ザ・ショーダウン ポイントランキング
1. B.レイ (Yamaha) - 1061
2. J.オハロラン (Yamaha) - 1048
3. T.マッケンジー (Yamaha) - 1031
4. グレン・アーウイン (Honda) - 1016
5. L.ジャクソン (Kawasaki) - 1014
6. K.ライド (Yamaha) -1013
7. R.スキナー (Kawasaki) - 1009
8. T.ブライドウェル (Ducati) - 1008