前日に行われたフリー走行で5番手となったアーウインは、午後に行われた予選をQ2からスタートし、予選を4番手で終えました。15周で行われるスプリントレースはスタート直後にトップに躍り出たアーウインでしたが、4周目には5番手までポジションを落としました。
タイヤに厳しい事で有名な高速サーキットはレース中に路面温度が48℃まで上がり、いつにも増して厳しい状況となりました。しかしアーウインはしっかりとタイヤをいたわりながら5番手を走行し、終盤に前を走るピーター・ヒックマン(BMW)をオーバーテイク。4位でチェッカーを受け、13ポイントを獲得しました。
チームメートの水野涼は今季初めてQ2へ進出を果たし幸先のいいレースウイークのスタートを決めると、スプリントレースの18番グリッドを獲得しました。週末を通して改善を見せた水野はレースでも健闘し15位でフィニッシュ、ポイントを獲得することができました。
この15周のレースで最も進歩を見せたのは、今季の英国スーパーバイク選手権ルーキーであるトム・ニーブでした。うまくリズムがつかめずに予選は27位と後方からのスタートとなったニーブでしたが、決勝では11ポジションアップという見事な走りを見せ、惜しくもポイント獲得とはなりませんでしたが、チームメートの水野に次ぐ16位でチェッカーを受けました。鈴鹿8耐を終えBSB仕様のCBR1000RR-R FIREBLADE SPでの感覚を取り戻しながら、高橋巧は23位でスプリントレースを終えています。
明日はスラックストンにて20周のレースが開催されます。