BSB Race 3
BSB 2021
Round 4

Honda勢がスラクストンでのレースウイークをダブル表彰台で飾る

gb Thruxton

Honda勢が1度だけではなく2度も表彰台を飾る一日になりました。Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SPで英国スーパーバイク選手権に参戦するグレン・アーウィン(Honda Racing UK)がレース2にて、そしてスーパーストック選手権ではトム・ニーブ(Honda Racing UK)がともに3位表彰台を獲得しました。

Honda勢がスラクストンでのレースウイークをダブル表彰台で飾る

土曜日のレースでは表彰台争い中に惜しくもクラッシュをしてしまったアーウィンは、必ず今シーズンの表彰台を獲得すると意気込み日曜日を迎えました。スタートがうまくきまると、アーウィンは2番手まで浮上することに成功しレース終盤までその座を譲ることはありませんでした。

17周前にライアン・ヴィッカーズ(カワサキ)、ブラッドリー・レイ(BMW)、タラン・マッケンジー(ヤマハ)が迫りアーウィンは一時5番手までポジションを落としてしまいました。マッケンジーが2番手、そしてその後ろでは3番手争いがアーウィン、ヴィッカーズ、レイの間で繰り広げられました。残り周回2周となった時、アーウィンが見事3番手争いを勝ち抜き今シーズン初めての表彰台を獲得しました。レース3で6位となったアーウィンは、81ポイントでチャンピオンシップランキング10位となりトップ10に浮上しました。

チームメートの水野涼と高橋巧にとっても、2.35マイルのスラクストン・サーキットで初めてのレースウイークは実りあるものとなりました。高橋はレース2で15位となり、初めての英国スーパーバイク選手権でのポイントを獲得することができました。水野はレース2で前方のライダーたちよりもいいラップタイムで走行をし、タイムを1秒以内で保ちながら安定したペースを見せました。

スーパーストック選手権では昨日5位を獲得したトム・ニーブはその結果に満足することなく、今日の14周のレースを「表彰台を獲得する」という強い意志を持ち挑みました。ニーブはスタートで後方までポジションを落としてしまいましたが、その後集団の中でのバトルを制し7周目までには4番手まで浮上することに成功しました。レース終盤ではニーブは他ライダーたちと間隔を取り、表彰台圏内を狙うべくそのタイミングを伺いながら走行しました。ルーク・モージー(カワサキ)とルイス・ロロを抑えて、ニーブは今シーズン初の表彰台を獲得することができました。スラクストンでのレースウイークを終え、ニーブは68ポイントでポイントランキング5位となりました。

次戦の英国スーパーバイク選手権は8月13日~15日にナショナルサーキットのドニントンパークで開催されます。2020年シーズンで好成績を収めたサーキットで、Honda勢は再びいいレースをすべくチーム一丸となり準備し迎えます。


Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
昨日はクラッシュをしてしまいましたが、このレースウイークでポイントを獲得できたこと、そしてバトルに持ち込むまでのギャップの詰め方に成果が見え、とても喜ばしい週末になりました。Hondaはとてもいい仕事をしたし、このレースウイークは2位、2位、6位という成績を収めることができたかもしれません。上を見ればきりがありませんが、僕自身そしてチームとしても今シーズン初めての表彰台を獲得することができとてもうれしいです! レース3では終盤に雨がひどくなりましたが調子が乗ってきて、多くのことを学ぶことができ自信にもつながるレースになりました。レース序盤ではコース上ところどころにあった水たまりによってタイムを上げることができず、アンドリュー(アーウィン/BMW)に抜かされると目が覚めるようにスイッチが入りました。チームにとても感謝をしています。次戦のドニントンパークは昨年いい成績を残せたサーキットなので、とても楽しみにしています

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
今朝のウォームアップセッションではレース2に向けていい手応えを感じていましたが、最後尾からのスタートだったため結果に大きく影響してしまいました。いいペースで走れていたのでフラストレーションが溜まるレースでしたが、いい経験になりました。レース3はウエットコンディションではじまり終盤にはドライになりつつあった、難しいコンディションのレースになり、なかなか調子を上げることができませんでした。難しいレースウイークになりましたが、レース2で得た経験はこれからのレースに活かすことができるはずです。これからもベストを尽くして戦います!

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
この週末は毎セッションごとに段々とサーキットを学ぶことでき、レース2ではこのレースウイークで一番手応えを感じることができました。タイム差は数字的にはまだ大きいですが、ドライでの感覚が段々とよくなってきました。レース3でのウエットコンディションの中では、終始調子を上げることが叶いませんでした。次戦のドニントンパークも初めてのサーキットとなりますが、引き続きよりいい結果を目指してがんばります

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
苦手とする4つのサーキットでのレースを無事に終え、昨年良いい成績を収めることができた相性のいいサーキットがこれから続き、やっと肩の重荷が取れた気がしています。このレースウイークはトップに再び返り咲くための波に乗るスタートにしか過ぎないと思っています。今日のレースをよりいいものにするためにも、昨日は悔しいレースを経験してよかったと感じています。このレースウイークでは多くのことを学ぶことができたし、今までの3大会での経験を経て必ず表彰台を獲得しなくてはなりませんでした。今シーズンまだ多くのレースが待ち受けているので、僕たちにもまだチャンピオンシップ争いを覆すチャンスが残っています!



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