Honda勢がスラクストンでのレースウイークをダブル表彰台で飾る
Honda勢が1度だけではなく2度も表彰台を飾る一日になりました。Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SPで英国スーパーバイク選手権に参戦するグレン・アーウィン(Honda Racing UK)がレース2にて、そしてスーパーストック選手権ではトム・ニーブ(Honda Racing UK)がともに3位表彰台を獲得しました。
土曜日のレースでは表彰台争い中に惜しくもクラッシュをしてしまったアーウィンは、必ず今シーズンの表彰台を獲得すると意気込み日曜日を迎えました。スタートがうまくきまると、アーウィンは2番手まで浮上することに成功しレース終盤までその座を譲ることはありませんでした。
17周前にライアン・ヴィッカーズ(カワサキ)、ブラッドリー・レイ(BMW)、タラン・マッケンジー(ヤマハ)が迫りアーウィンは一時5番手までポジションを落としてしまいました。マッケンジーが2番手、そしてその後ろでは3番手争いがアーウィン、ヴィッカーズ、レイの間で繰り広げられました。残り周回2周となった時、アーウィンが見事3番手争いを勝ち抜き今シーズン初めての表彰台を獲得しました。レース3で6位となったアーウィンは、81ポイントでチャンピオンシップランキング10位となりトップ10に浮上しました。
チームメートの水野涼と高橋巧にとっても、2.35マイルのスラクストン・サーキットで初めてのレースウイークは実りあるものとなりました。高橋はレース2で15位となり、初めての英国スーパーバイク選手権でのポイントを獲得することができました。水野はレース2で前方のライダーたちよりもいいラップタイムで走行をし、タイムを1秒以内で保ちながら安定したペースを見せました。
スーパーストック選手権では昨日5位を獲得したトム・ニーブはその結果に満足することなく、今日の14周のレースを「表彰台を獲得する」という強い意志を持ち挑みました。ニーブはスタートで後方までポジションを落としてしまいましたが、その後集団の中でのバトルを制し7周目までには4番手まで浮上することに成功しました。レース終盤ではニーブは他ライダーたちと間隔を取り、表彰台圏内を狙うべくそのタイミングを伺いながら走行しました。ルーク・モージー(カワサキ)とルイス・ロロを抑えて、ニーブは今シーズン初の表彰台を獲得することができました。スラクストンでのレースウイークを終え、ニーブは68ポイントでポイントランキング5位となりました。
次戦の英国スーパーバイク選手権は8月13日~15日にナショナルサーキットのドニントンパークで開催されます。2020年シーズンで好成績を収めたサーキットで、Honda勢は再びいいレースをすべくチーム一丸となり準備し迎えます。