Race 3
BSB 2022
Round 10

ドニントンパークでグレン・アーウィンが連続表彰台

gb Donington Park GP
ドニントンパークでグレン・アーウィンが連続表彰台

ドニントンパークで開催された2022年英国スーパーバイク選手権。今季最後から2戦目となる第10戦で、CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るグレン・アーウィンが2レースともに3位を獲得しました。

レース2を6番グリッドからスタートしたアーウインはすぐに4位争いのグループまで追い上げ、弟のアンドリュー・アーウイン(BMW)を抜いて3位に浮上しました。以降も、表彰台を狙う後方集団を抑え、ポジションを守りました。

現在ランキング首位のブラッドリー・レイ(ヤマハ)とアーウインとの優勝争いが繰り広げられたレース3は、ガレージで見守るチームにとってハラハラする展開となりました。当初の予定より短縮された18周のレースで終始一進一退を繰り広げていたアーウインは、14周目でフットペグが折れて3位に後退しました。

それでも残りのラップを果敢に挑んだアーウインは、トミー・ブライドウェル(ドゥカティ)に一度奪われた3位の座を奪い返し、今週末2度目の表彰台を見事に獲得しました。

昨日に続き、レース2とレース3も15位でフィニッシュした高橋巧は着実にポイントを獲得。チームメートの水野涼もドニントンパークへの習熟を見せてそれぞれ16位と20位でフィニッシュしました。

昨日のスプリントレースを13位でフィニッシュしたBSBルーキー、トム・ニーブにとっては複雑なレースとなり、今日のレース2では14番手を狙いながらもミスでリタイアを喫しました。幸いにもクラッシュによるけがはなく、レース3は14位でフィニッシュしてポイントを獲得しました。

チームは10月14日から16日にかけてブランズハッチで開催される最終ラウンドに向けて準備を進めます。


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Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
言葉では言い表せないと言いつつ、話さずにはいられません!レース2ではあるべき何かが足りず、その代償は大きかったのですが、なんとか前に進むことができました。レース3では、すべてが揃っていました。シャシーもとてもよく、週末ずっと探っていたグリップも「これだ」というポイントをつかめました。とても楽しいレースでしたし、ブレーキにだいぶ強くなった実感があります。世界チャンピオン経験者であるトム・サイクス(ドゥカティ)と競り合うシーンがあったのはすばらしいことでした。同様に、ここまでメガシーズンをキープしているブラッドリー・レイ(ヤマハ)と戦えたことは、感動です。フットペグの故障は課題ですが、それよりもポジティブな結果を多く得られる週末となりました。フットペグに触れるとダッシュボードにL3が表示されましたが、まだ3位だと思って、リアタイヤに何度か足が触れたので、足を置く場所を変えました。できることはすべてやりましたが、重心が高すぎてなすすべがありませんでした。トミー・ブライドウェル(ドゥカティ)に抜かれたときは、「片方のフットペグだけで表彰台に立てたら!」と思っていました。優勝に値する1日だったと思います。FIREBLADEは本当にすばらしいので、3位を優勝のように思ってもらえたらうれしいです。 

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
常に改善できていたので、いい週末になりました。レース2では序盤にペースが改善できず、レース3ではコースオフしてしまい、なかなかうまくいかないものです。とはいえ、チームにはいい空気が流れ、全体的にいい感触でレースを終えられたのでうれしいです。次回の最終戦は迫っています。チームと取り組んで、いい結果で今シーズンを終えたいです!

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
レース2ではベストを尽くしましたが、ラップタイムがあまりよくなく、期待していたような走りにはなりませんでした。レース3ではマシンの感触が少しよくなりましたが、タイヤの扱いがパーフェクトではなく、後半でタイムを落としました。すべてのレースでポイントを獲得できたのはポジティブな結果ですが、まだ十分ではなく、ブランズハッチでの最終戦に向けてやれることはすべてやりたいと思います。

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
複雑な週末でした。一歩前進して二歩後退したような感じです。少し勢いをつかみそうになったところでミスがありました。FIREBLADEはとてもすばらしかったのですが、レース2では痛恨のミスがありました。レース3では持ち直し、ポイントを獲得できました。12位も狙えたのですが、ちょっとしたミスで最後の数周でポジションを落とし、14位でフィニッシュとなりました。ポイント獲得のラインという今年の平均的なポジションを維持できたのはまずまずですが、トップ10入りを目指す次の段階に進みたいと思っています。数週間後に控えるブランズハッチの最終戦は最高潮で終えたいです! 


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