Race 3
BSB 2022
Round 3

ドニントンパーク2日目はHonda Racing UKチームにとって波乱の一日に

gb Donington Park National

ドニントンパークで開催された英国スーバーバイク選手権のレース2・3は、Honda Racing UKチームにとって波乱のレースとなりました。グレン・アーウィンが2回の途中棄権を喫した一方、Honda CBR1000RR-R FIREBLADE SPを駆るチームメートの水野涼と高橋巧がともにポイントを獲得しました。

ドニントンパーク2日目はHonda Racing UKチームにとって波乱の一日に

昨日行われたスプリントレースを5位でフィニッシュしたアーウィンは、ともに26周のレース2とレース3に期待していましたが、表彰台を狙って追い上げをかけていた12周目に、フットペグの故障によりリタイアしました。

レース3では7番グリッドからのスタートとなったアーウィンは、レース2でのリタイアによる失点を取り戻そうとしましたが、スターキーズ・ブリッジで前を走行していたレオン・ハスラム(カワサキ)のハイサイドに巻き込まれて6周目でクラッシュを喫しました。ハスラムのマシンを回避すべく草むらに乗り上げてしまったアーウィンは、レースをここでリタイアすることとなりました。

チームメートの水野涼と高橋巧はレース2・3ともに熱い戦いを繰り広げ、ともにポイントを獲得してフィニッシュしました。レース2では、それぞれ17番グリッド、20番グリッドからのスタートとなった水野と高橋は、集団を追い抜く接戦となりました。レースの最終盤には、両者ともにポイント獲得の最終ポジションとなる15位を狙い、高橋が15番手、水野が16番手まで追い上げました。チェッカーフラッグ目前のシケインで両者はサイド・バイ・サイドとなり、最終的に水野涼が15位、高橋巧が0.069秒差の16位でフィニッシュしました。

レース3もポイント獲得を目指す両者の接戦が続きました。それぞれ21番、22番グリッドからのスタートとなりますが、高橋巧が13番手に追い上げ、その後は一進一退を繰り返し、最終的にストーム・ステイシー(カワサキ)を間に挟む形で水野涼が13位、高橋巧が15位でフィニッシュしました。

6月17日から19日にかけてノックヒルで開催される次回の第4戦まで、英国スーパーバイク選手権はブレイクに入りますが、Honda Racing UKチームはマン島TTレースにグレン・アーウィンが初出場、ジョン・マクギネスは通算100回目の出場を飾ります。



Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
今日は、2レースとも不完全燃焼でした。レース2では感触がよく、前方のライダーが後退し、徐々に近づいていたところ、残念ながらフットペグが故障してしまいました。レース3ではスタートはつまづいたものの、1周目でだいぶ攻めに出ました。徐々に落ち着いて第一コーナーでレオン・ハスラム(カワサキ)を抜こうとしましたが、僕の前で大きなハイサイドを起こしました。幸いにも彼は無事でしたが、僕は巻き込まれ、回避行動をとってリタイアとなりました。ただ、装備のおかげでケガ一つありません。今週は3レースともにトップ5入りか表彰台も狙えると思っていたので、今日はポイントを獲得できず残念ですが、前進はあったのでよかったと思います。

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
3レースでポイントを獲得できました。セッションのこなし方を変えて、全体的に改善を図れたので、結果に結びつきました。改善の余地はまだまだありますが、レースを楽しむことができました。レースごとにさらに改善を重ね、結果を向上させたいと思います!

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
レース2、レース3ともにスローなスタートとなり、思っていたようなタスクをこなせませんでした。レース2序盤はペースアップに苦戦し、後半は少しずつ改善しましたが、遅すぎました。レース3はレース2よりは改善し、序盤でペースを上げることができましたが、後半にかけて後退して結果として15位でフィニッシュとなりました。残念ですが、シーズン初のポイントを獲得できたので、ここからさらに上を目指します。


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