昨日行われたスプリントレースを5位でフィニッシュしたアーウィンは、ともに26周のレース2とレース3に期待していましたが、表彰台を狙って追い上げをかけていた12周目に、フットペグの故障によりリタイアしました。
レース3では7番グリッドからのスタートとなったアーウィンは、レース2でのリタイアによる失点を取り戻そうとしましたが、スターキーズ・ブリッジで前を走行していたレオン・ハスラム(カワサキ)のハイサイドに巻き込まれて6周目でクラッシュを喫しました。ハスラムのマシンを回避すべく草むらに乗り上げてしまったアーウィンは、レースをここでリタイアすることとなりました。
チームメートの水野涼と高橋巧はレース2・3ともに熱い戦いを繰り広げ、ともにポイントを獲得してフィニッシュしました。レース2では、それぞれ17番グリッド、20番グリッドからのスタートとなった水野と高橋は、集団を追い抜く接戦となりました。レースの最終盤には、両者ともにポイント獲得の最終ポジションとなる15位を狙い、高橋が15番手、水野が16番手まで追い上げました。チェッカーフラッグ目前のシケインで両者はサイド・バイ・サイドとなり、最終的に水野涼が15位、高橋巧が0.069秒差の16位でフィニッシュしました。
レース3もポイント獲得を目指す両者の接戦が続きました。それぞれ21番、22番グリッドからのスタートとなりますが、高橋巧が13番手に追い上げ、その後は一進一退を繰り返し、最終的にストーム・ステイシー(カワサキ)を間に挟む形で水野涼が13位、高橋巧が15位でフィニッシュしました。
6月17日から19日にかけてノックヒルで開催される次回の第4戦まで、英国スーパーバイク選手権はブレイクに入りますが、Honda Racing UKチームはマン島TTレースにグレン・アーウィンが初出場、ジョン・マクギネスは通算100回目の出場を飾ります。