EBay Sprint Race
BSB 2022
Round 5

ブランズハッチのレース1はHondaチームにとってタフなスタートに

gb Brands Hatch GP

グレン・アーウイン、水野涼、高橋巧、トム・ニーブの4人の選手とチームにとってアキレス腱ともいえるブランズハッチサーキットで開催されている英国スーパーバイク選手権の第5戦は、苦戦を強いられるスタートになりました。

ブランズハッチのレース1はHondaチームにとってタフなスタートに

昨日のコンディションから一転、すばらしい晴天に恵まれた全長2.4マイルのサーキットには、大勢のBSBファンが観戦に詰めかけました。昨日のSUPERPICKS 12をしっかりこなしたアーウインは今日のQ2セッションに進み、開幕戦となったeBayスプリントレース予選を11位で通過しました。

しかし、15周のスプリントレースでは、スタートから間もなく、ドルイド・ベンドでクラッシュを喫しました。けがはなく、明日の2レースでばん回し、いいポジションでのフィニッシュを狙います。

マシンの理解を深めながら進歩を重ねてきたニーブは、今日のレースでブランズハッチでの自己最速ラップ(1分26秒456)をマークしました。23番手でのスタートからポジションを上げたニーブは、ポイントまでわずかに届かなかったものの、17位でフィニッシュしました。水野涼と高橋巧もグリッドポジションから順位を上げて、高橋が18位、水野が22位でフィニッシュしました。

明日は20周の2レースを控え、Hondaチームは山場を乗り越えます。


Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
よりによってレース1の第1周でミスがあり、クラッシュしたのはとても残念です。この週末は新しい試みで臨みました。確かに手応えはありましたが、何事もいい面とそうでない面があります。明日の2レースを最大のチャンスと捉えて、レース1をその背中合わせにしようと目論んでいましたが、第2コーナーで早くもレースが終わってしまいました。ブランズハッチはチームがあまり得意としないコースで、課題をクリアできないのがフラストレーションですが、この先には得意なコースも待っています。弱点のあるコースでフィニッシュできないのはうれしいことではありませんが、そこはこらえて、得意とするコースでいい結果を残せることを期待しています。

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
FP1と FP2ではブランズハッチでのライディングのあり方を思い出すことに集中しました。
FP3では少し感触がよくなりましたが、予選ではその感触がありませんでした。レース1ではいいスタートを切れましたが、他の選手を追い抜くことができず、いいレースにできませんでしたが、明日は改善できるようにしたいです。

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
今日はタフなレースでした。スタートの調子がよくなく、最後まで取り戻せませんでした。フロントのサスペンションに課題があり、改善できませんでした。明日は2レース控えていますので、チームメートと情報共有して、改善を図ります。

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
今日の結果は残念ですが、まだレースは続くのでがっかりはしていません。第5戦は25秒台を目指していて、徐々にその目標に近づいています。継続的にセットアップに取り組んでいて、徐々に感触がよくなっています。今日より距離の長い明日のレースは有利だと思っています。タイヤの持ちがいいので、ペースを追求することに集中できるからです。明朝のウォームアップに向けていくつかセットアップの準備をしているので、うまく活用できればいいと思っています。レース2のグリッドポジションは5つ上げることができたので、ポイントを狙うチャンスに少し近づけました。


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