昨日のフリー走行で総合タイム3番手となったニーブは、レスターシャーに位置するナショナルサーキットでの予選に自信を持って挑みました。CBR1000RR-R FIREBLADE SPが持つポテンシャルを見せるかのようにニーブは予選セッション序盤からトップタイムをマークし、今季自身初めてのポールポジションを獲得しました。
天候の悪化により、ウエットコンディションの中で開催されたスーパーストック選手権のレースは周回数15周に変更となりました。スタート直後には8番手までポジションを落としてしまったニーブでしたが、ウエットコンディションでの走行には手応えを感じており、走行ラインが段々とドライになってくると、集団を追い抜きにかかりました。
ライバルたちに追いつきながら安定したラップタイムで走行したニーブは、11周目に表彰台圏内の2番手までポジションアップを果たし、ルーク・モーシー(カワサキ)とトップ争いのバトルを繰り広げました。モーシーがワイドに出た瞬間にオーバーテイクしチェッカーフラッグをトップで受けたニーブでしたが、黄旗中の追い越しと裁定され、結果は2位となりました。ニーブは88ポイントでチャンピオンシップランキング6位となり、明日のレース2に挑みます。
スーパーバイク選手権でも同じくチームに表彰台をもたらしたのは、20周の手堅いレースを見せたグレン・アーウィンでした。予選でフロントロー3番手からスタートとなったアーウィンは、レーススタート直後にトップへのジャンプアップに成功しました。その後リードを続けましたが、次第にヤマハのジェイソン・オハローラン(ヤマハ)とタラン・マッケンジー(ヤマハ)に追いつかれ3番手にポジションを落としてしまいました。焦らず冷静にマッケンジーとの距離を縮めながら走行を続けたアーウィンは、今季自身2度目の表彰台登壇を叶えるべく、マッケンジーとのバトルを制し2位表彰台を獲得しました。
チームメートの水野涼と高橋巧は1.98マイルのナショナルサーキットで、セッションごとに感覚を掴みながらタイム更新をしていきました。レース中は水野と高橋の間でバトルが見られましたが、水野がバトルを制して19位、高橋は21位となりレース1を終えることになりました。
明日(8月15日)はスーパーバイク選手権のレース2・3、スーパーストック選手権はこのレースウイーク最後のレースが開催されます。