BSB Race 1
BSB 2021
Round 5

アーウィンがレース1で2位表彰台を獲得

gb Donington Park National

ドニントンパークにあるナショナルサーキットで迎えた英国スーパーバイク選手権第5戦。CBR1000RR-R FIREBLADE SPで参戦するグレン・アーウィン(スーパーバイク選手権)とトム・ニーブ(スーパーストック選手権)は、初日のレースで共に2位を獲得し、前大会に引き続きドニントンパークでHonda勢に再び表彰台をもたらしました。

アーウィンがレース1で2位表彰台を獲得

昨日のフリー走行で総合タイム3番手となったニーブは、レスターシャーに位置するナショナルサーキットでの予選に自信を持って挑みました。CBR1000RR-R FIREBLADE SPが持つポテンシャルを見せるかのようにニーブは予選セッション序盤からトップタイムをマークし、今季自身初めてのポールポジションを獲得しました。

天候の悪化により、ウエットコンディションの中で開催されたスーパーストック選手権のレースは周回数15周に変更となりました。スタート直後には8番手までポジションを落としてしまったニーブでしたが、ウエットコンディションでの走行には手応えを感じており、走行ラインが段々とドライになってくると、集団を追い抜きにかかりました。

ライバルたちに追いつきながら安定したラップタイムで走行したニーブは、11周目に表彰台圏内の2番手までポジションアップを果たし、ルーク・モーシー(カワサキ)とトップ争いのバトルを繰り広げました。モーシーがワイドに出た瞬間にオーバーテイクしチェッカーフラッグをトップで受けたニーブでしたが、黄旗中の追い越しと裁定され、結果は2位となりました。ニーブは88ポイントでチャンピオンシップランキング6位となり、明日のレース2に挑みます。

スーパーバイク選手権でも同じくチームに表彰台をもたらしたのは、20周の手堅いレースを見せたグレン・アーウィンでした。予選でフロントロー3番手からスタートとなったアーウィンは、レーススタート直後にトップへのジャンプアップに成功しました。その後リードを続けましたが、次第にヤマハのジェイソン・オハローラン(ヤマハ)とタラン・マッケンジー(ヤマハ)に追いつかれ3番手にポジションを落としてしまいました。焦らず冷静にマッケンジーとの距離を縮めながら走行を続けたアーウィンは、今季自身2度目の表彰台登壇を叶えるべく、マッケンジーとのバトルを制し2位表彰台を獲得しました。

チームメートの水野涼と高橋巧は1.98マイルのナショナルサーキットで、セッションごとに感覚を掴みながらタイム更新をしていきました。レース中は水野と高橋の間でバトルが見られましたが、水野がバトルを制して19位、高橋は21位となりレース1を終えることになりました。

明日(8月15日)はスーパーバイク選手権のレース2・3、スーパーストック選手権はこのレースウイーク最後のレースが開催されます。


Glenn Irwin
Glenn Irwin 2
Honda Racing UK
今日は表彰台を獲得することができ良い初日を迎えることができました。セーフティーカー後にタイヤ温度が下がるとチャタリングのトラブルが一瞬起きましたが、最善を尽くして対応しました。マッケンジー(ヤマハ)とは良いバトルができました。もう何周かあればオハローラン(ヤマハ)とトップ争いができたのではないかと思っていますが、明日まで持ち越しとなったようです。2位表彰台を獲得することができ、このレースウイークに素晴らしい仕事をし、ここまで仕上げてくれたHondaチームの皆に感謝をしています。去年の結果からもCBR1000RR-R FIREBLADE SPがドニントンパークに合っていると分かってはいましたが、それを完璧なものにすべく模索をしているところです。アンクル・ティムが言ったように「完璧は存在しない」を念頭に、見解を深めながら理解し適応させていくことができ、今日の予選に活かすことができたのだと思います。今日は表彰台に値すべきレースができました。明日の2レースも楽しみです!

Ryo Mizuno
Ryo Mizuno 88
Honda Racing UK
今日のレースではベストを尽くすことができました。フリー走行のセッションごとにペースを改善するように努めレースを迎えました。しかしレースではセーフティーカー後にペースを上げることができず、前方の集団から遅れをとってしまいました。明日のウォームアップ走行で良いペースを見つけ、更にポジションを上げられるように明日の2レースに挑みます

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 13
Honda Racing UK
今日はスラクストンでのレース1で得たような良いスピード感を掴むことができませんでした。いくつかポジションアップを果たすことができましたが、まだこのサーキットの理解が完璧ではないようです。スタート後に良いスピード感とリズムを掴めるように改善する必要があると思っています。明日のレースでは更に良い結果を目指して最善を尽くします

Tom Neave
Tom Neave 68
Honda Racing UK
前戦のスラクストンでの表彰台で自信を取り戻すことができ、やっと去年からやり残した本来の場所へ戻ってこれた気がしています。ここでのレースには自信があり、得意なサーキットです。ポールポジションを獲得し、レースの結果もここでは晴れでも雨でも力強いレースができるということが証明できました。レース直後に8番手まで落としてしまったポジションをせっかく取り戻したのですが、黄旗追い越しで2位となってしまい、とても悔しいです。しかし今日ファステストタイムをマークできたことで、明日のレースもポールポジションからスタートすることができます。僕自身、火が付いたような良い調子を感じているので、今日勝てなかったことは更に明日のレースへの意欲に拍車をかけてくれました!


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