450MX Moto 1
AMA MX 2026
Round 7

スプリングクリークMX・ナショナルでHondaが躍動

us Spring Creek MX Park
スプリングクリークMX・ナショナルでHondaが躍動

・ハンター・ローレンスが今季4度目の総合優勝を飾り、ポイントリーダーを奪還

・ジェット・ローレンスはプレミアクラス総合3位

・チャンス・ハイマスが250クラスで今季初のモト勝利を挙げ、総合2位を獲得

AMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)第7戦が、「1万の湖の地」として知られるミネソタ州のスプリングクリーク・モトクロス・パークで開催され、Honda HRC Progressiveは4モト中3モトで勝利を収めました。ハンター・ローレンスはプレミアクラスで完璧な1-1の成績を記録し、今季4度目の総合優勝を飾るとともに、ランキング首位を奪還しました。一方、チャンス・ハイマスは250クラスで今季初のモト勝利を挙げ、総合2位を獲得しました。また、ジェット・ローレンスは今回も450クラスで抜群の速さを見せましたが、モト2で転倒を喫し、総合3位に留まりました。

モト1では、ハンターがCRF450RWEでホールショットを決めると、序盤で弟のジェットに対して4秒のリードを築きました。主なライバル2人が第1コーナーでのアクシデントに巻き込まれたことで、ローレンス兄弟は後続との差を広げることに成功しました。ハンターはスタートからトップを一度も譲ることなく、ジェットに対して十分なリードを保って快勝しました。3位のライダーはさらに29秒遅れてフィニッシュしました。

モト2でもハンターがスタートで先頭に立ちましたが、その後ジェットがプレッシャーをかけ、兄弟による白熱したバトルが繰り広げられました。2人はすぐに後続を引き離し、ジェットはレースの折り返し前に隙を突いてパスを成功させ、トップに浮上しました。しかしその後、前年王者のジェットがトップ走行中に転倒。ハンドルバーがブーツに引っかかり、大きくタイムを失いました。5番手で再び走り出したジェットは、その順位を守り切り、総合3位を獲得しました。一方、弟が転倒したことに気付かなかったハンターは、そのままフィニッシュラインを通過し、今季8度目のモト勝利と総合優勝を手にしました。

250クラスのモト1では、ハイマスは2件の大きなクラッシュを間一髪で回避し、第1コーナーを15番手で抜けました。しかし、すぐに追い上げを開始し、レース中盤までに7番手まで順位を上げました。その後、アイダホ州出身のハイマスは5位争いの集団に加わりましたが、最終的には9位でフィニッシュ。この結果は、ハイマスが見せたパフォーマンスを十分に反映したものではありませんでした。モト2ではスタートを改善し、早々にトップ5圏内につけると、前を走るライダーたちのミスを生かして順位を上げていきました。その後、ジュリアン・ボーメアを抜いて2番手に浮上すると、さらにケイデン・マイニアをかわしてトップに立ちました。レース後半もペースを維持したハイマスは、2位に11秒差をつけてフィニッシュしました。選手層の厚い250クラスにおいて、9-1という成績で見事に総合2位を獲得し、今季初表彰台を手にしました。

NOTES

・前週のレースでの転倒による肩の負傷を受け、下田丈はフロリダ州で担当医による精密検査を受けました。その結果、過去の負傷で入れた固定プレートの下で鎖骨を骨折していることが確認されました。手術は不要であり、プレートが入っているため実施もできないことから、4~6週間の欠場が見込まれています。AMAスーパーモトクロス選手権(AMA-SMX)での復帰が期待されています。

・ミネアポリスの北に位置するHondaディーラーのMoon Motorsportsが、スプリングクリークでのHonda HRC Progressiveピット内にポップアップブースを出展し、2026年型CRF450RXとCRF50Fを展示するとともに、ファンとの交流を行いました。

・予選セッションの合間には、Honda HRC Progressiveがファン向けにサイン会を開催し、出場中のライダー3人全員が参加しました。

・AMAモーターサイクル殿堂入りを果たしているジョニー・オマラ(ハンター・ローレンスとジェット・ローレンスのトレーナー)が、スプリングクリーク・ナショナルのグランドマーシャルを務めました。

・450クラス総合予選では、Honda HRC Progressiveのハンター・ローレンスがトップタイムを記録し、ジェット・ローレンスは3番手でした。SLR Hondaのジャスティン・ロッドベルは21番手、マティ・ジョーゲンセンは31番手、Phoenix Racing Hondaのアンガス・リオーダンは24番手でした。また、Valley Motorsportsのジェレミー・ハンドは26番手、Short Racingのジョン・ショートは30番手、110 Racingのブレット・ハイドーンは39番手、McGinley Clinicのザック・ウィリアムズは40番手でした。このほか、Lasting Impressionsのロニー・オレスは41番手、Bloxom Racingのアシュトン・ブロクサムは42番手、Storm Lake Hondaのディーガン・ヘップは52番手、Feine Tune Racingのギャビン・ティルフォードは53番手、Trinity Motorsportsのミッチェル・プレスコットは55番手、Sun Powersportsのレイス・ヘルナンデスは56番手、Prier Racingのトラビス・プリエは58番手、Honda of the Ozarksのブレット・グリーンリーは63番手、ライアン・ディージックは65番手でした。

・Honda HRC Progressiveのチャンス・ハイマスは250クラス総合予選で10番手となりました。Phoenix Racing Hondaのギャビン・タワーズは24番手、エイデン・キーファーは28番手、Sun Powersportsのジョン・ダグラスは55番手、McGinley Clinicのカイル・ズウォルコウスキーは58番手でした。

・450クラスのモト1ではハンターが、モト2ではジェットが、それぞれ最速ラップタイムを記録しました。

・ハンターにとって今回のスプリングクリークでの総合優勝は、今季4勝目であるとともに、プレミアクラスでの通算5勝目となりました。この勝利により、Hondaはスプリングクリークでのプレミアクラス総合優勝回数を通算10勝に伸ばし、単独最多となりました。2位タイの2メーカーを1勝上回っています。これまで同会場のプレミアクラスで優勝した他のHondaライダーには、ボブ・ハンナ(2勝)、ロン・ラシーン、リッキー・カーマイケル(3勝)、イーライ・トマック、ジェット・ローレンス(2勝)が名を連ねており、ハンターは2023年に同会場の250クラスでも優勝しています。

・AMA-MXシーズンが残り4戦となる中、ハンターは現在、SMXプレーオフの第1シードにつけています。

・AMA-MX第8戦は今週土曜日、ワシントン州ワシューガルで開催されます。ハンターは450クラスのレッドプレートを携え、ジェットに10ポイント差をつけて臨みます。この10ポイント差は、今季の兄弟対決において最大のリードとなります。


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Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Honda HRC Progressive
いい1日でした。モト1では自分の走りに満足していました。モト2は興味深かったです。スタートはよかったですが、ジェットは本当にいい流れとペースで走っていました。私も同じラインを使ってついていこうとしましたが、モト1のようにうまくかみ合わせることはできませんでした。レースでは、うまくかみ合う時もあれば、そうでない時もあります。実はジェットが転倒したことは知りませんでした。ジェットが前で少しずつ離れていっていたのですが、突然姿が見えなくなりました。自分のその周回はあまりいい走りではなく、『このモトのジェットは別次元だな!』と思っていました。結局は、小さなことが大きな差につながるのだと思います。モト1は私の流れで、モト2は転倒するまではジェットの流れでした。私たちは本当に近いレベルで戦っていますし、そのレベル自体も非常に高いので、『今週末は兄弟のどちらが勝つのか?』という戦いになっています。私たちは週末のレースに向けて、最高の状態で臨めるよう必要な準備に集中しています。平日はお互いを打ち負かそうとして競い合うことはありません。そういう雰囲気では、自分の技術を磨く時間を十分に取れないからです。

Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Honda HRC Progressive
今日は厳しい1日でした。モト1はいい感触で走れていましたが、HJ(ハンター)にはわずかに及びませんでした。そのため無理をしない判断をし、『今回は譲ろう』と考えました。モト2に向けてマシンを少し変更したところ、まるでスーパーマンになったような気分でした。いいラインを走ることができ、ハンターを抜くこともできました。ただ、あの柔らかい路面のセクションでフロントに少し荷重をかけ過ぎる小さなミスをしてしまい、転倒につながりました。マシンがひざ裏に当たり、そのまま崩れ落ちたので、まるで散弾銃で撃たれたかのような倒れ方になりました。それでも幸い大事には至らず、この厳しい週末を無事に終えられたことに感謝しています。今は平日のスケジュールをできるだけ普段どおりに戻す必要があると思っています。マシンに慣れ、快適に乗れる状態にしておくことは非常に重要です。今日何度も転倒したのも、その影響があったと思います。みなさんが知っているジェット・ローレンスに戻るために何が必要かは分かっています。ただ、今は足首の状態が万全ではないため、身体的にそれが難しい状況です。今はできるだけベストを尽くしながら、一歩ずつ積み重ねようとしています。

Chance Hymas
Chance Hymas 29
Honda HRC Progressive
本当に長い道のりでした。今シーズン序盤は悔しい結果が続きました。でも大切なのは、毎週レースに臨み続けることです。順位は毎週1つずつ良くなっていて、それが自分の考え方でもありました。今回モトを勝ったからといって、その考えが変わるわけではありません。今もなお、復調に向けたプロセスの途中です。今年初めてようやくトップを走ったとき、『よし、このモトは勝てる』と思いました。自分がまだ勝てること、そしてまたトップで戦える存在であることを証明できたのは本当にうれしいです。そして今は、ようやくトンネルの先に光が見えてきたような気持ちです。ケガから復帰して以来、チームは本当にプレッシャーをかけることなく支えてくれました。少しずつ前進できており、その成果も目に見えてきています。そして以前のチャンスが戻ってきていると感じています。

Lars Lindstrom
Lars Lindstrom Team Manager
Honda HRC Progressive
チャンスにとって一番大きかったのは、モト2で好スタートを決め、先頭勢のペースに乗れたことだと思います。彼はトレイ・カナードと話し合っていたように、とてもいいラインを見つけ、いい流れで走ることができました。そして前が開けると、自分のレースを組み立てることができました。それは彼にとって大きな違いを生みました。レース後もそれほど疲れていなかったほどで、精神状態がレースにどれだけ影響するかを示していると思います。彼のことを心からうれしく思っています。勝てる力を持っているライダーが本来の力を発揮できずにいる姿を見るのはつらいですし、どうすれば問題を解決できるのか見極めるのも本当に難しいものです。ローレンス兄弟は本当に高いレベルで戦っていて、見ていて素晴らしいです。ハンターはモト1で圧巻の走りを見せ、モト2ではジェットがかつてのジェットらしい走りを披露しました。思いどおりにマシンを操り、圧倒的なスピードを見せていました。2人がバトルしている姿を見て、私は満面の笑みでした。だって、こんな幸運なことがありますか?自分のチームのライダー2人が、先頭で後続を引き離しているのですから。2人はこの状況全体を、まず兄弟として、そして家族として本当にうまく受け止めています。2人が一番熱くなるのはレース直後にテントへ戻ったときくらいですが、その後は冗談を言い合って笑っています。もちろん2人とも勝ちたい気持ちは同じですが、お互いのレースを台無しにするようなことは決してしません。


250MX Overall Results

1. Julien Beaumer (KTM)

2. Chance Hymas (Hon)

3. Levi Kitchen (Kaw)

4. Kayden Minear (Yam)

5. Carson Mumford (KTM)

6. Drew Adams (Kaw)

7. Daxton Bennick (Hus)

8. Ryder DiFrancesco (Hus)

9. Dilan Schwartz (Yam)

10. Lux Turner (Yam)


21. Gavin Towers (Hon)
29. Aden Keefer (Hon)

250MX Championship Points (after 7 of 11 rounds)

1. Levi Kitchen: 261

2. Julien Beaumer: 237

3. Cole Davies: 236

4. Kayden Minear: 199

5. Jo Shimoda: 194

6. Ryder DiFrancesco: 194

7. Chance Hymas: 190

8. Carson Mumford: 153

9. Seth Hammaker: 134

10. Michael Mosiman: 122


31. Gavin Towers: 20


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