ニコルズは、チェイス・セクストンのチームメートとして最高峰クラスでワークスマシンのCRF450RWEに乗ることが決定しました。ジェット・ローレンスとハンター・ローレンスは引き続きインドアシリーズの250ccクラスに参戦します。

アメリカのオクラホマ州マスコギー出身のニコルズは、AMAスーパークロス選手権250SXクラスで優勝4回、2021年には250SXイーストのタイトルを獲得するなど、250ccライダーとして数々の成功を収めています。8年間の250ccレベルの経験を蓄積したニコルズは、現在28歳。ついに450ccクラスにステップアップし、Team Honda HRCライダーとなります。

ニコルズは、 「まず、このチャンスをいただけたことに感謝しています。最初は、可能性は低いと思っていましたが、実際にこのように強豪チーム、しかもHondaのワークスチームの一員になれて、この上なくうれしいです。ずっと入りたかったチームですし、このチームには長きにわたるレガシーがあります。とにかくいい結果を出して、少しでもチームに貢献しようと思います。450ccにステップアップして、世界のトップライダー相手に戦うことはチャレンジであり楽しみですが、チームメートから学ことも多いと思います。1日も早く活動をスタートできることを心待ちにしております」とコメントしました。

アメリカン・ホンダのスポーツ&エクスペリエンスの責任者、ブランドン・ウィルソンは、「ニコルズをTeam Honda HRCに迎え入れることができて、たいへんうれしいです。ライダーを選ぶときに、彼のことを悪く言う人は一人もいませんでした。才能もある上に、いい人格で、チームにとってはベストフィットだと信じています。コルトなど、現在のチームライダーたちもコルトのことが好きですし、彼の方向性を気に入っています。またチームのテストライダー、トレイ・カナードの友人でもあることから、皆にとってポジティブなエネルギーをもたらしてくれると信じています。450ccに参戦するチャンスがあるべき人なので、今後一緒に戦うことを楽しみにしています。