450SX Overall
AMA SX 2026
Round 9

ハンター・ローレンス、インディアナポリスでキャリア初の450SXトリプルクラウン総合優勝

us Lucas Oil Stadium
ハンター・ローレンス、インディアナポリスでキャリア初の450SXトリプルクラウン総合優勝

・ハンター・ローレンスが、タイトル争いで再び4ポイント差にリードを広げる
・下田丈が総合2位を獲得し、250SXイーストのタイトル獲得の可能性を高める


デイトナ戦では、ハンター・ローレンスと下田丈が共に、AMAスーパークロス選手権(AMA-SX)の450SXと250SX イーストそれぞれのタイトル争いにおいて、やや後退を強いられました。しかし、シーズンの折り返しを迎え、インディアナポリスで開催された今季2度目のトリプルクラウンでは、Honda HRC Progressiveの両ライダーがプレッシャーのかかる状況の中で見事な走りを披露しました。ローレンスはプレミアクラスでキャリア2勝目(3レース制という独特のフォーマットでは初の総合優勝)を達成しました。一方、首の負傷から復帰して3戦目となる下田は総合2位を獲得しました。さらに重要なポイントとして、両ライダーともタイトル獲得の可能性を高めました。

450SXのレース1でローレンスは1コーナーを4番手で通過しましたが、序盤に6番手まで後退しました。その後、ホルヘ・プラド、イーライ・トマック、ジャスティン・クーパーとの接戦を制するため懸命にプッシュし、2位でフィニッシュ。総合表彰台に向けて好位置につけました。レース2では大半の周回を3番手で走行していましたが、残り5周で周回遅れのライダーに行く手を阻まれ、転倒を間一髪で回避する場面も。なんとか転倒を逃れて走り切り、クーパー・ウェブに先行を許したのみで、最終的には4位でフィニッシュしました。迎えたプレミアクラスの最終レースで、ローレンスは真価を発揮。CRF450RWEでホールショットを決めると、そのまま一度もトップを譲らずに1位でフィニッシュしました。2-4-1のリザルトにより、自身初の450SXトリプルクラウン制覇を果たしました。Quad Lock Hondaのジョーイ・サヴァジーも好結果を狙える位置で争っていましたが、レース3で転倒し、チェッカーを受ける前にリタイア。それでも総合9位となりました。チームメートのシェーン・マケラスとクリスチャン・クレイグは、それぞれ総合8位、総合10位で大会を終えました。

250SXイーストの3レースを通して、CRF250RWEを駆る下田は安定してトップ3圏内でスタートし、トリプルクラウン総合表彰台争いの有力候補となりました。レース1では、ダクストン・ベニック、セス・ハマカーと2位をめぐるバトルを終盤まで展開。その頃にはトップのコール・デイヴィスとの差も詰めていましたが、逆転には時間が足りず、最終的に2位でフィニッシュしました。レース2でも同様の展開となり、日本人ライダーの下田は再びデイヴィスに続く2位争いを制してフィニッシュしました。この日最後の250SXレースでは、デビン・サイモンソンの後方で数周足止めを食らい先頭集団からやや離されましたが、下田はひるむことなく追い上げ、終盤に2番手まで浮上しました。最終ラップの最終コーナーまでそのままポジションを守っていましたが、わずかにかわされて3位でフィニッシュ。それでも、安定したスタートと終盤の追い上げが功を奏し、総合2位を獲得しました。Phoenix Racing Hondaのカレン・パークも3レースすべてでトップ10入りを果たす安定した走りを見せ、総合9位に入りました。

NOTES

・Honda HRC Progressiveのハンター・ローレンスと下田丈は、金曜日のメディアデーでインタビューと走行セッションに参加しました。ジャスティン・ブレイトンも、土曜夜の番組内で放送されたコースプレビュー企画に登場し、同じく解説を務めるアダム・シアンシアルーロとトークを交えながらCRF450RWEでコースを1周走行ました。

・インディアナ州アンダーソンのディーラー、Tom Wood Hondaは、Honda HRC Progressiveのピットエリアでインタラクティブなポップアップを実施し、CRF450Rを展示。さらに、Hondaジャージのプレゼントを含む特別オファーも用意し、ファンの体験向上を図りました。

・ローレンスと下田は週末を通してファンと交流し、サイン会にも参加しました。

・レース前、トリプルクラウンのフォーマットについて問われたローレンスは、次のように語っていました。「ほんの小さなミスひとつで、その夜の流れが崩れてしまうこともあります。ヒューストンを振り返ると、最初のレースで犯した小さなミスひとつが、最終的に総合優勝を逃す原因になりました。なので完璧でいなければなりません。しっかり攻める必要はありますが、攻めすぎてもいけません。」ローレンスはレース当日、この絶妙なバランスをうまく見つけ出し、プレミアクラスで自身初となるトリプルクラウン総合優勝を果たしました。

・大会の中継では、プロ13年目にしてキャリア再興を遂げているQuad Lock Hondaのジョーイ・サヴァジーの特集も放送されました。

・中継ではまた、インディアナポリス出身の女性Hondaライダー、アディソン・クラウスのインタビューも放送されました。クラウスは今年、女子モトクロス選手権(WMX)全6戦のうち2戦に出場する予定です。

・下田は250SX総合予選で3番手につけ、今シーズン自己最高の予選結果を記録しました。Phoenix Racing Hondaのカレン・パーク、ギャビン・タワーズ、エヴァン・フェリーはそれぞれ7番手、10番手、14番手を記録。Storm Lake Hondaのアイザイア・クラークとルーク・ニースはそれぞれ15番手、23番手でした。Valley Motorsportsのジェレミー・ハンドは19番手、Ti Lube Hondaのライダー・フロイドは32番手、Short Racingのジョン・ショートIVは33番手でした。なお、ニースはその後250SXのラストチャンス予選(LCQ)を制し、トリプルクラウン本戦への貴重な出場枠を獲得しました。

・450SX総合予選では、ローレンスも3番手につけました。Quad Lock Hondaのジョーイ・サヴァジー、シェーン・マケラス、クリスチャン・クレイグはそれぞれ7番手、9番手、11番手を記録。プライベーターのHondaライダーであるMcGinley Clinicのザック・ウィリアムズは23番手で予選を終えました。

・下田は、自身のCRF250RWEレースバイクの開発を支えるHRCテストライダーの勝谷武史に感謝の言葉を述べました。「“タカがチームにいることで、僕たちは本当に助けられています」と下田。「僕にとっては言葉の壁もあるので、自分の意図を理解してくれる人がいるのは助かりますし、彼自身もテストライダーなので実際にバイクに乗って確認もしてくれます。僕にとって本当に大きな助けになっています」

・ローレンスの今週末の勝利により、Hondaはインディアナポリスでのスーパークロスプレミアクラスの通算勝利数を13に伸ばしました。これは2番手につけるメーカーを5勝も上回る記録です。ローレンスは、この地で勝利を挙げてきた歴代のHondaライダーたち、ジェフ・スタントン、ジェレミー・マクグラス(4回)、エズラ・ラスク、リッキー・カーマイケル、マイク・ラロッコ、ケン・ロクスン(3回)、ジェット・ローレンスに続く1人となりました。

・ハンター・ローレンスの勝利により、450SXタイトル争いにおけるポイントリードはさらに確かなものとなり、イーライ・トマックに対するアドバンテージを1ポイントから4ポイントへと広げました。下田は現在250SXイーストランキングで3位タイですが、首位との差は5ポイントから2ポイントへと縮まりました。

・Honda HRC Progressiveは、今シーズン初のオフウィークを挟み、その後3月21日にアラバマ州バーミングハムで開催されるAMAスーパークロス選手権第10戦に臨みます。


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Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Honda HRC Progressive
レッドプレートを守るという今週末の目標を無事に果たすことができました!先週末は自分の結果にフラストレーションを感じていましたし、本来ならもっとできたはずだという思いもありました。チームはこの1週間しっかり集中して、多くの作業をこなしてくれたので、それが結果につながってうれしいです。どんな勝利も簡単ではありませんが、今回はトリプルクラウンだったので、リスクも3倍ありました。レース2では自分にもひと波乱があって、コール・トンプソンとヴィンス・フリージーが争っているところに僕が挟まれる形になり、結果的にコールをバームの後ろへ押し出してしまったのですが、正直、自分がどうやって転倒せずに済んだのか分からないくらいで、かなり運が良かったと思います。あの場面はかなり荒れていましたからね!僕もチームも、本当にハードに取り組んでいます!素晴らしい人たちに囲まれていて、自分は恵まれていると思いますし、これ以上望むことはありません。

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Honda HRC Progressive
目標は、3レースすべてで良いスタートを決めて前方で走ることでした。自分自身のミスもありましたし、もっと良くしなければいけない場面もありました。オーバーテイクの戦略もあまり良くなく、モトの中盤で前に出る方法を見つける必要がありました。フィジカルは良くなってきていますし、バイクも開幕戦よりかなり良くなっています。今はもっとプッシュできると感じています。自分のスピードはどんどん速くなっているので、その分、もっともっとバイクを硬めたいと思うこともあって、そこは今取り組んでいる部分です。まずは1レース勝つことを目指して、そこから先につなげていきたいです。コール・デイヴィスについては、序盤は彼が速かったので、終盤に彼が少し落ちてきたところを狙おうと考えていました。でも250クラスは10分しかなく、さほど長くはありません。だから今夜については、動くのが少し遅すぎました。チームとのコミュニケーションはとても良いですし、関係性も深まってきていると感じていて、そういう部分が今年1番助けになっていると思います。

Lars Lindstrom
Lars Lindstrom -
Honda HRC Progressive
トリプルクラウンは本当に過密です。特にナイトショーが始まると、レースが途切れることなく続きます!今夜はそれほど多くの調整を行う必要はなかったと思います。幸いにも、ハンターが周回遅れのライダーと接触した場面でも大きなダメージはなかったので、スペアバイクを使う必要もありませんでした。デイトナ後は、チームがフロリダに滞在している間にテストプランを進めていました。丈に関しては、速くなるたびに少し硬めのセッティングが必要になるのですが、それはごく自然なことです。ハンターについても、まだ確認したいことがありました。彼はある特定のフィーリングを求めていて、それを見つけるのは簡単ではありませんが、私たちは必要なことは何でもやるつもりです。ライダーたちは常により良いものを求めていますし、私たちもライダーが満足できるよう最善を尽くしています。ハンターは引き続きレッドプレートを守れていますし、丈についても、この序盤数戦を乗り切って休息を迎えるにあたり、正直期待以上の走りを見せてくれました。今では選手権首位との差はわずか2ポイントです。次の目標は、まず1レース勝って、チャンピオン争いに踏み留まることです。


250SX East Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Cole DAVIES

37

Monster Energy Star Racing Yamaha

Yamaha

64

2

Seth HAMMAKER

10

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

63

3

Pierce BROWN

163

Monster Energy Star Racing Yamaha

Yamaha

62

4

Jo SHIMODA

30

Honda HRC Progressive

Honda

62

5

Daxton BENNICK

58

Rockstar Energy Husqvarna

Husqvarna

55

6

Coty SCHOCK

22

ClubMX Yamaha

Yamaha

46

8

Cullin PARK

49

Phoenix Honda Racing

Honda

40

14

Izaih CLARK

91

Storm Lake Honda Buddy Brooks Racing

Honda

19

17

Luke NEESE

95

Storm Lake Honda Buddy Brooks Racing

Honda

13

18

Jeremy HAND

87

Valley Motorsports

Honda

12

23

John SHORT

90

Short Racing

Honda

7

25

Gavin TOWERS

73

Phoenix Racing Honda

Honda

5

27

Evan FERRY

751

Phoenix Racing Honda

Honda

3


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