・ディーン・ウィルソン、450SXで再びトップ10入り

・450SXクラスでHonda勢がトップ10に4名ランクイン

AMAスーパークロス選手権(AMA-SX)第15戦がピッツバーグで開催され、Honda HRC Progressiveのディーン・ウィルソンとチャンス・ハイマスがそれぞれ堅実なパフォーマンスを披露しました。ウィルソンは450SXクラスで再びトップ10フィニッシュ、ハイマスは250SXイーストで6位に入り、Hondaライダー勢を牽引しました。

250SXメインイベントでは、ハイマスがファクトリーマシンのCRF250RWEで好スタートを切り、序盤6位につけました。その後、すぐに5位へと浮上し、しばらくの間そのポジションをキープしていましたが、13周目に再び6位へ後退。その順位のままフィニッシュとなりました。Phoenix Racing Hondaのカレン・パークは7位に入り、好調をキープ。Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのヘンリー・ミラーが8位で続きました。さらに、Storm Lake Hondaのアイザイア・クラークが11位、Next Level Redline Oil Hammer Nutritionのジャスティン・ロッドベルが13位、TiLube Hondaのトレバー・コリップが14位、SPRのランス・コブッシュが16位、Neese Racingのルーク・ニースが22位でそれぞれフィニッシュしました。

450SXメインイベントでは、Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスが安定した走りで7位に入り、Hondaライダー勢をリード。Quad Lock Honda Racingのジョーイ・サヴァジーとシェーン・マケラスもそれぞれ8位、9位に続きました。ウィルソンもファクトリーマシンCRF450RWEを駆って10位でゴールし、Honda勢が7位から10位まで4台連続でランクインする形となりました。Valley Motorsportsのジェレミー・ハンドはHonda勢ラストの20位でフィニッシュしました。

NOTES

・Honda HRC Progressiveのチャンス・ハイマスとディーン・ウィルソンは、金曜日のメディアデーに参加予定でしたが、天候予報により降雨が懸念されたため、雨対策としてシリーズ主催者はトラックをカバーで覆うことに。これにより、プレス向けライディングは実施されませんでしたが、ウィルソンは一部メディアインタビューに参加しました。

・ジェット・ローレンスとハンター・ローレンス兄弟は、手術からの回復期間のため依然としてレースを欠場しているものの、すでにバイクトレーニングを再開しています。ピッツバーグのイベントにも来場し、サイン会やファンとの交流を行い、週末を通してチームをサポートしました。さらにハンターは、中継ブースで250SXメインイベントの実況解説にも参加しました。

・ペンシルバニア州に2店舗を構える人気パワースポーツディーラー、「Mosites Motorsports」が、Honda HRC Progressiveのピットにポップアップブースを設置。Honda RuckusやCRF450RWEを展示し、ファンや来場者との交流を深めました。

・Honda HRC Progressiveは、チームの長年の友人であるジェイ＆ケイラ・アーヴィン夫妻とジョン・ウィンター氏の主催により「Dee Jay’s BBQ Ribs & Grille – Collier」でチームディナーのもてなしを受けました。レストランのオーナーたちはこれまでも各地のラウンドでチームの食事をサポートしてきており、今大会は彼らの地元ピッツバーグでの開催だったことから、特別な食事とあたたかいおもてなしによる素晴らしいひとときを過ごしました。

・ピッツバーグ大会には、Hondaの上層部経営陣のメンバーと地元ディーラー2社の代表も来場。金曜日にはラウンドテーブルディスカッションを実施し、現状および今後のビジネス運営について議論を交わしました。土曜日はレースを観戦し、Hondaライダーたちに声援を送りました。また、MotoAmericaロードレースシリーズに参戦するReal Steel Honda RacingのJD・ビーチも一行に同行しました。

・250SXイースト予選では、Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのヘンリー・ミラーがHondaライダー勢トップの7番手タイムを記録。僅差でハイマスが8位につけ、SPRのランス・コブッシュが9位、Phoenix Racing Hondaのカレン・パークが10位、Next Level Redline Oil Hammer Nutritionのジャスティン・ロッドベルが12位と続きました。さらに、TiLube Hondaのライダー・フロイドが17位、Neese Racingのルーク・ニースが18位、Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのアイザイア・クラークが21位、TiLube Hondaのトレバー・コリップが26位、Lasting Impressions CGのサポートを受けるロニー・オレスが37位で予選通過を果たしました。

・450SX予選では、Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスがHondaライダー勢をリードし、8番手タイムを記録。Quad Lock Honda Racingのジョーイ・サヴァジーが9位、ディーン・ウィルソンが10位で続きました。さらにQuad Lock Honda Racingのシェーン・マケラスが11位、Valley Motorsportsのジェレミー・ハンドが23位を記録。Next Level Redline Oil Hammer Nutritionのハンター・シュロッサーが30位、RSR/Fusion Motorsportsのザック・ウィリアムズが32位、Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのディーガン・ヘップが40位で、Honda勢の予選結果を締めくくりました。

・250SXイースト ヒート1では、ハイマスが好スタートから力強い走りを見せ、2位フィニッシュ。パークが5位、ニースとコリップがそれぞれ6位、7位で続きました。ヒート2では、コブッシュが4位でフィニッシュし、チームメイトのミラーとクラークもそれぞれ7位、9位でメインイベントへの直接進出を決めました。ラストチャンス予選(LCQ)では、ロッドベルが4位で最後の通過枠を獲得しました。

・450SXヒートレースでは、ヒート1でフェランディスが3位でフィニッシュ。そのすぐ背後につけていたウィルソンも、堅実な走りで4位に入りました。ヒート2では、サヴァジーとマケラスがそれぞれ4位、5位でフィニッシュ。いずれもメインイベントへの直接進出枠を獲得しました。

・SMX Nextメインイベントでは、SLR Hondaのリアム・オールホフが7位でHondaライダー勢トップを獲得。Phoenix Racing Hondaのタイガー・ウッドが10位、TiLube Hondaのブロック・ウォーカーが18位でフィニッシュしました。

・次戦、AMAスーパークロス選手権(AMA-SX)第16戦はデンバーで開催されます。本大会では250SXウエストが再開され、Honda HRC Progressiveからは下田丈が参戦予定。450SXクラスにはディーン・ウィルソンが出場します。標高が高いことで知られるデンバーでの戦いは、ライダーとマシンの両方に特有の挑戦を突きつけることになります。

HRC公式Instagramで最新情報をチェック！
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/

250SX East Standings