450SX Main Event
AMA SX 2025
Round 13

下田、フィラデルフィア・スーパークロスの250SXショーダウンで5位フィニッシュ

us Lincoln Financial Field
下田、フィラデルフィア・スーパークロスの250SXショーダウンで5位フィニッシュ

・ チャンス・ハイマスが序盤のミスを挽回し、トップ10入り
・ ディーン・ウィルソンがHonda HRC Progressiveから450SXデビュー

フィラデルフィアで開催されたAMAスーパークロス選手権(AMA-SX)第13戦は、再び雨に見舞われたことで、難しいレース展開となりました。今大会では、今季2回目となる250SXイースト・ウエスト・ショーダウンが行われ、Honda HRC Progressiveからは下田丈とチャンス・ハイマスが出場しました。下田は安定した走りでHonda勢トップの5位を獲得し、ハイマスはレース中盤の転倒を乗り越えて10位でフィニッシュしました。450SXクラスでは、ディーン・ウィルソンがファクトリーチームの代役ライダーとして待望の初出場を果たしました。序盤は好走を見せましたが、いくつかのトラブルに直面し、最終的には17位でゴールしました。

250SXイースト・ウエスト・ショーダウンのメインイベントでは、ハイマスがスタート直後にトップ5圏内に入り、下田も第1コーナーでのクラッシュを回避してトップ10圏内をキープ。しかし、レースは序盤の赤旗により一時中断となります。再スタート後、ハイマスと下田はそれぞれ7位と8位につけ、ポジション争いを展開しましたが、ハイマスはリズムセクションの終わりで転倒。すぐに態勢を立て直したものの、徐々に順位を落とし、10位でレースを終えました。一方、下田は粘り強く走り続け、レースを通して的確なオーバーテイクを決めながら順位を上げ、5位でフィニッシュしました。そのほかのHonda勢では、Phoenix Racing Hondaのカレン・パークが15位、ギャビン・タワーズが20位でフィニッシュ。Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのヘンリー・ミラーは17位という結果になりました。

450SXメインイベントでは、ディーン・ウィルソンがHonda HRC Progressiveの代役ライダーとして初出場を果たしました。序盤のアクシデントに巻き込まれた際には、コース上で360度のターンを強いられる場面もありましたが、その後は着実に他のライダーを追い抜き、順位を上げていきました。しかし、終盤には腕上がりに苦しみ、最終的には17位でチェッカーフラッグを受けました。それでも、ファクトリーマシンCRF450RWEでの初レースで随所に光る走りを見せ、本人もチームも手応えを感じています。Hondaのサテライトチーム勢では、Quad Lock Honda Racingのジョーイ・サヴァジーが印象的な走りを見せて5位に入り、Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスがそれに続く7位となりました。Quad Lock Honda Racingのシェーン・マケラスは12位、Valley Motorsportsのジェレミー・ハンドは22位でフィニッシュしました。

NOTES

・Honda HRC Progressiveのチャンス・ハイマスとディーン・ウィルソンは、金曜日のメディアインタビューに参加しました。残念ながら、悪天候のためにプレス向け走行および土曜日朝のフリープラクティスは中止となり、ライダーたちは予選セッションから走行を開始しました。

・プレミアクラスでは、ディーン・ウィルソンがHonda HRC Progressiveから代役ライダーとして今季残りの5戦に出場することになり、今大会でデビューを果たしました。オープニングセレモニーでは、自身のYouTubeでおなじみのキャラクター「グランパ・アール」に扮して登場し、彼の代役出場を発表したユーモアあふれる動画にちなんだ演出を披露しました。

・ペンシルベニア州アッパーダービーにあるHondaディーラー「Crossroads Powersports」は、Honda HRC Progressiveのピット内にポップアップブースを設置。CRF450RとCRF110Fを展示するとともに、ファンや来場者との交流を行いました。

・250SXイースト・ウエスト統合予選では、ハイマスが9番手、下田が15番手のタイムを記録しました。Phoenix Racing Hondaのチームメイト、カレン・パークとギャビン・タワーズはそれぞれ17番手と35番手で予選通過。Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのヘンリー・ミラーとアイザイア・クラークは26番手と33番手を記録しました。TiLube Hondaのトレバー・コリップとライダー・フロイドは27番手と31番手、Neese Racingのルーク・ニースは38番手で通過し、Hondaライダー勢としてヒートへの出場権を獲得しました。

・450SX予選では、ウィルソンが14番手のタイムを記録。Quad Lock Honda Racingのジョーイ・サヴァジーとシェーン・マケラスはそれぞれ5番手と16番手、Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスは8番手で予選通過しました。Valley Motorsportsのジェレミー・ハンドは25番手、Next Level Redline Oil Hammer Nutritionのジャスティン・ロッドベルとハンター・シュロッサーは26番手と29番手でした。RSR/Fusion Motorsportsのザック・ウィリアムズは31番手で通過し、Hondaライダー勢としては最後のヒート進出者となりました。

・250SXヒートレースでは、下田がウエスト地区ヒートで5位に入り、メインイベントへの直接進出を決めました。ハイマスはイースト地区ヒートで3位に入り、こちらも直接通過。パークとミラーはそれぞれ8位と9位でメイン進出を決め、タワーズはLCQ(ラストチャンス予選)で勝利を収めて出場権を獲得しました。

・450SXのヒート1では、ウィルソンが6位に入り、メインイベントへの直接出場権を手にしました。マケラスとフェランディスもそれぞれ4位と7位で無事通過。ハンドはLCQで4位に入り、こちらもメインイベントへの進出を決めました。

・次戦、第14戦はニュージャージー州イーストラザフォードで開催されます。今季最後のトリプルクラウン形式となり、250SXイーストにはチャンス・ハイマスが、450SXにはディーン・ウィルソンがHonda HRC Progressiveから出場予定です。


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Dean Wilson
Dean Wilson 15
Honda HRC Progressive
今夜は本当にエキサイティングな一夜でした。スーパークロスに戻って来られて最高の気分です。レースは約1年ぶりだったので、やはり少し感覚が鈍っていました。メインイベントでは第1コーナーでの混乱に巻き込まれてしまい、再スタートのためにコース上で360度ターンをしなくてはなりませんでした。その後は自分なりに粘り強く走りましたが、腕が張ってきてしまい、エンストして数ポジション落としてしまいました。正直、今日は一日中腕上がりに苦しみました。こういったコンディションはかなり厳しかったですし、しばらくこのようなレース環境から離れていたことも影響していたと思います。それでも、いくつか良い走りもできましたし、ペースも悪くなかったので、あまり心配はしていません。このままレースを重ねて、プログラムを進めていけば、もっと良くなっていくと思っています。

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Honda HRC Progressive
今夜はショーダウン形式のレースで、最終的に5位という結果でした。まだ小指の回復途中で、平日はあまり走れていないこともあり、マシンのセットアップや自分の調子をまだ少し探っている感じでした。でも、今日の最終セッションでは全体的に噛み合ってきて、マシンのフィーリングも良くなり、自分の走りも少しずつ向上していったと思います。トップライダーたちと競り合えたのは良かったですが、もっと上を狙えると思っているので、それを次のレースでしっかり見せたいです。

Chance Hymas
Chance Hymas 10
Honda HRC Progressive
フィラデルフィアでのショーダウンは、自分としてはベストとは言えませんでした。ライディング自体には自信がありましたが、いくつか細かい部分を修正する必要があると感じています。マシンに関しては良い方向に改善が進んでいるので、次のニュージャージー戦ではそれを活かしてさらに上を目指したいと思います。

Lars Lindstrom
Lars Lindstrom -
Honda HRC Progressive
今夜のコースは、昨年の雨続きだった週のレースを思い出させるような、非常に柔らかくテクニカルな路面でした。ディーンがチームトラックに加わってくれたのはとても楽しかったですし、ショーダウン形式で全ライダーが出場していたこともあって、いつも通りのレースの雰囲気を感じられました。残り2戦は雨なしで迎えられるといいのですが、北東部の州の天気は誰にも読めません!


250SX East Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

R.J. Hampshire

24

Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing

Husqvarna

117

2

Seth HAMMAKER

56

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

117

3

Tom VIALLE

1

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

115

4

Chance HYMAS

10

Honda HRC Progressive

Honda

103

5

Cullin PARK

59

Phoenix Racing Honda

Honda

91

6

Nate THRASHER

41

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

89

10

Henry MILLER

55

Storm Lake Honda Buddy Brooks Racing

Honda

57

12

Carson MUMFORD

60

Quadlock Honda Racing

Honda

51

17

Trevor COLIP

89

TiLUBE Honda

Honda

32

18

Lance KOBUSCH

195

SPR

Honda

31

20

Justin Rodbell

148

Next Level Redline Oil Hammer Nutrition

Honda

18

23

Luke NEESE

125

Neese Racing

Honda

13

29

Izaih CLARK

682

Storm Lake Honda Buddy Brooks Racing

Honda

8

35

Nicholas Romano

39

Phoenix Racing Honda

Honda

3


250SX West Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Haiden DEEGAN

38

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

171

2

Cole DAVIES

100

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

154

3

Julien BEAUMER

23

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

145

4

Jo SHIMODA

30

Honda HRC Progressive

Honda

136

5

Coty SCHOCK

37

Muc-Off/FXR/ClubMX Yamaha

Yamaha

90

6

Garrett MARCHBANKS

36

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

110

12

Parker ROSS

302

SLR Honda

Honda

51

17

Gavin TOWERS

115

Phoenix Racing Honda

Honda

35

31

Noah VINEY

943

MCR Smartop Honda

Honda

4

35

Billy Laninovich

132

Billy Laninovich

Honda

1

38

Brandon Ray

388

Brandon Ray

Honda

0


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