450SX Main Event
AMA SX 2025
Round 9

下田丈、インディアナポリスでのイースト・ウエスト・ショーダウンで6位獲得

us Lucas Oil Stadium
下田丈、インディアナポリスでのイースト・ウエスト・ショーダウンで6位獲得

・シリーズ第9戦で日本人ライダーの下田丈が健闘
チャンス・ハイマスは序盤の転倒から粘り強い走りを見せるも、リタイアに終わる

Honda HRC Progressiveはインディアナポリスで開催された今シーズン初の250SXイースト・ウエスト・ショーダウンに挑み、下田丈とチャンス・ハイマスがCRF250RWEを駆りチームを背負って戦いました。下田は序盤でトップ争いに参戦し、6位でフィニッシュ。一方のハイマスは序盤で転倒を喫し、逆境の中を戦い抜いたものの最終的にはリタイアとなりました。450SXクラスではHondaファクトリーライダーたちが引き続き怪我で欠場する中、サテライトチーム勢がHondaの名を背負って奮闘しました。

250SXイースト・ウエストのメインイベントでは、下田が好スタートを決め、序盤は先頭付近を走行。軟質でわだちの多いテクニカルなトラックで何度かバトルを繰り広げた末、6位でフィニッシュしました。一方、この日の夕方はハイマスにとっては厳しいものになりました。フープセクションでの転倒により序盤で出遅れるも、果敢に攻め続けました。しかし、レース終盤にオーバーアンダージャンプで転倒を喫し、リタイアを余儀なくされました。Phoenix Racing Hondaのカレン・パークは13位、Quad Lock Honda Racingのカーソン・マンフォードとPhoenix Racing Hondaのギャビン・タワーズはそれぞれ19位と20位でフィニッシュました。

450SXのメインイベントでは、Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスが安定した走りを見せ8位でフィニッシュ。Quad Lock Honda Racingのシェーン・マケラスも10位に入りました。

NOTES

・Honda HRC Progressiveの下田丈とチャンス・ハイマスは金曜日のメディアデーに出席し、その後他のライダーたちとともにレース前日のプラクティスセッションに参加しました。

・ジェット・ローレンスとハンター・ローレンス兄弟は、手術から回復中のため引き続き欠場となりましたが、インディアナポリス戦に姿を見せ、ファンとの交流やサイン会、チームのサポートを行いました。また、ジェットは250SXのメインイベント中に解説者として実況ブースにも登場しました。

・オハイオ州メアリズビルのHondaの工場から、約150名のR&Dスタッフとその家族がインディアナポリスでのレースの観戦に訪れました。約30名のHonda関係者がスイートシートでレースを楽しみました。

・インディアナ州随一のHonda Powerhouseディーラー、Tom Wood Powersportsが、Honda HRC Progressiveのピットエリアにポップアップブースを設置。CRF450RとCRF50Fを展示し、ファンや来場者と交流しました。

・スーパークロスとSt. Jude Children’s Research Hospitalの#LoveMotoStopCancerキャンペーンを支援するため、Honda HRC ProgressiveはThrottle Jockey製の特注グラフィックをバイクに施し、さらに特別仕様のライディングギアを着用しました。このスタイリングはSt. Jude Children’s Research Hospitalの患者たちによってデザインされたもので、この日のイベントに特別な雰囲気を加えました。使用されたバイクの外装パーツは、同キャンペーンの一環としてオークションに出品される予定です。

・250SXの予選を下田丈は総合8位、ハイマスは総合11位で通過しました。カーソン・マンフォード(Quad Lock Honda Racing)が13位、ランス・コブッシュ(SPR)がトップ20の最後に入りました。

・250SXウエストのヒートレースでは下田が5位を獲得。Phoenix Racing Hondaのギャビン・タワーズも8位に入り、メインイベントへの直接進出を決めました。250SXイーストのヒートレースではマンフォードが7位、ハイマスが8位に入り、両選手ともメインイベントへの直接進出を決めました。Phoenix Racing Hondaのカレン・パークはラストチャンス予選で3位を獲得し、メインイベントへの進出を決めました。

・450SXのヒート1では、Quad Lock Honda Racingのジョーイ・サヴァジーが3位、チームメイトのシェーン・マケラスが6位に入り、両選手ともメインイベントへの出場権を獲得。ヒート2では、Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスが3位に入りメインイベントへの直接進出を決めました。Hondaのライダーであるジェレミー・ハンド(Valley Motorsports)がラストチャンス予選で3位に入り、メインイベントへの進出を決めました。

・レース当日、Honda HRC Progressiveのジェット・ローレンスとハンター・ローレンスは、Hondaのトレーラーで10名のインディカードライバーたちとミート&グリートを行いました。

・解説者で元Hondaファクトリーライダーのジャスティン・ブレイトンが、プレスデーの放送用特集企画として、自身の選手ナンバー#10を特別にあしらったジェット・ローレンスのバイクでトラックを試走しました。

・次戦を前に、シリーズは今シーズン最初の休息期間に入ります。その後Honda HRC Progressiveは、アラバマ州バーミングハムで開催される第10戦で再び戦いに戻ります。同大会では250SXイーストが再開され、トリプルクラウン形式でレースが行われます。


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Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Honda HRC Progressive
 まず何よりも、手の調子がだいぶ良くなっており、回復が順調に進んでいてとても嬉しいです。全体的にまだバイクを扱う際の判断に苦戦していて、自分本来の走りができなかったと感じているので、そこは改善していくつもりです。残すところあと4戦、目標は再び勝つことです。チーム全員で努力を続け、より良い結果につなげられることを期待しています。 

Chance Hymas
Chance Hymas 10
Honda HRC Progressive
 イースト・ウエスト・ショーダウンは、残念ながらリタイアという結果になってしまいました。正直なところ、ヒートレースは自分に関して言うとかなりひどい内容でした。スタートはまずまずでしたが途中で転倒してしまい、最終的に8位でフィニッシュしました。そのせいでメインイベントでのゲートピックが不利になってしまいました。メインイベントでは10位付近を走っていたところ、フープセクションで転倒し最後尾に転落してしまいましたが、そこから11位まで挽回しました。その後、オーバーアンダーセクションの頂上でタフブロックに引っかかり、そのまま地面に落下してしまいました。呼吸が一瞬止まるほどの衝撃で、そこでリタイアとなりました。インディアナポリスでの夜はあまり良いものにはなりませんでした。次のバーミングハムで挽回するために、今は回復に専念します。 

Lars Lindstrom
Lars Lindstrom -
Honda HRC Progressive
 結果だけを見れば、あまり良いところのないレースでした。我々のライダーたちが本来持っている実力を発揮できたとは言えません。 それでも、Honda のオハイオ支社からたくさんのスタッフが観戦に来てくれたり、HRC U.S.のインディカードライバーたちやチームが立ち寄ってくれたりしたのは、とても嬉しかったです。Honda HRCの四輪モータースポーツ部門とこうしてつながりを持てるのは、本当に素晴らしいことだと思います。  


250SX East Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Tom VIALLE

1

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

79

2

Max ANSTIE

31

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

78

3

Seth HAMMAKER

56

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

68

4

R.J. Hampshire

24

Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing

Husqvarna

67

5

Nate THRASHER

41

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

53

6

Chance HYMAS

10

Team Honda HRC

Honda

51

7

Cullin PARK

59

Phoenix Racing Honda

Honda

48

10

Carson MUMFORD

60

Quadlock Honda Racing

Honda

40

13

Henry MILLER

55

Storm Lake Honda Buddy Brooks Racing

Honda

33

15

Trevor COLIP

89

TiLUBE Honda

Honda

21

19

Lance KOBUSCH

195

SPR

Honda

8

21

Izaih CLARK

682

Storm Lake Honda Buddy Brooks Racing

Honda

8

22

Luke NEESE

125

Neese Racing

Honda

7


250SX West Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Haiden DEEGAN

38

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

129

2

Julien BEAUMER

23

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

117

3

Cole DAVIES

100

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

104

4

Jo SHIMODA

30

Honda HRC Progressive

Honda

102

5

Coty SCHOCK

37

Muc-Off/FXR/ClubMX Yamaha

Yamaha

90

6

Jordon SMITH

19

Triumph Racing Factory Team

Triumph

85

12

Parker ROSS

302

SLR Honda

Honda

43

18

Gavin TOWERS

115

Phoenix Racing Honda

Honda

21

30

Noah VINEY

943

MCR Smartop Honda

Honda

4

34

Billy Laninovich

132

Billy Laninovich

Honda

1


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