450SX Main Event
AMA SX 2025
Round 5

チャンス・ハイマス、タンパでの250SXイースト開幕戦で6位獲得

us Raymond James Stadium
チャンス・ハイマス、タンパでの250SXイースト開幕戦で6位獲得

・負傷から復帰したアイダホ出身のハイマスが安定した走りを披露
・ハンター・ローレンス、ヒートレースで転倒を喫しメインレースを欠場

Honda HRC Progressiveは、タンパで開催されたAMAスーパークロス選手権 (AMA-SX) 第5戦で厳しい夜を迎えました。250SXクラス東地区の開幕戦となったこのレースには、チャンス・ハイマスが昨年9月に受けたACL(前十字靭帯)手術から復帰し、今季初レースに挑みました。一方、ハンター・ローレンスはヒートレースでのクラッシュにより、メインレース出場を断念しました。また、ジェット・ローレンスは前週のアリゾナ戦で負傷した膝の手術を受け、現在リハビリ中のため、今週のレースを欠場しました。

ハンターがヒートレースで大きなクラッシュを喫し、メインレースの欠場を余儀なくされたことで、この夜は厳しい展開となりました。負傷の程度を判断するため、今後詳しい検査が行われる予定です。ハンターがレースを離脱する中、450SXクラスのメインレースではQuad Lock Hondaのジョーイ・サヴァジーとシェーン・マケラスがHonda勢として出場し、それぞれ10位、13位でフィニッシュを果たしました。

250SXイーストのメインレースでは、ハイマスが好スタートを切り、序盤は4番手を走行。しかし、レース開始から10分が経過した時点で赤旗が提示されレースは一時中断。再スタート後、ハイマスは6位に順位を落とすも、そのままの順位でフィニッシュし、復帰戦としては上々の結果を収めました。同じHonda陣営としては、Phoenix Racing Hondaのカレン・パークも素晴らしい走りを見せ、レースの大半を上位で戦いながら最終的に7位でフィニッシュしました。また、カーソン・マンフォードはQuad Lock Honda CRF250Rを駆り、10位でゴール。Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのヘンリー・ミラーも、それに続く11位でフィニッシュしました。

NOTES

・チャンス・ハイマスは、金曜日のプレスカンファレンスに参加し、その後ライディングセッションを行いました。

・タンパの人気ディーラー「Xtreme Honda Powersports」は、Honda HRC Progressiveのピットエリアにポップアップブースを設置。CRF110FとCRF450Rを展示し、ファンや顧客との交流を深めました。

・Phoenix Racing Hondaのディラン・フェランディスは、週半ばの練習で転倒した際に肩を痛めたため、タンパ戦を欠場しました。来週のレースでの復帰が見込まれています。

・450SXクラスの予選では、ハンター・ローレンスが総合4位、250SXイーストではチャンス・ハイマスが11位を記録しました。また、Quad Lock Honda Racingのジョーイ・サヴァジーは450SXで7位、Phoenix Racing Hondaのカレン・パークは250SXイーストで9位を記録し、それぞれ健闘しました。

・450SXクラス ヒート1では、Valley Motorsportのジェレミー・ハンドが9位に入り、メインレース進出を決めました。ヒート2では、Quad Lock Hondaのシェーン・マケラスが4位、ジョーイ・サヴァジーが6位に入り、ともにメインレースへの進出を果たしました。

・250SXイースト ヒート2では、ハイマスが3位に入り、メインレースへの直接進出を決めました。また、Quad Lock Hondaのカーソン・マンフォード(6位)、Phoenix Racing Hondaのカレン・パーク(7位)、Storm Lake Honda Buddy Brooks Racingのヘンリー・ミラー(8位)もヒートレースを通過しました。ラストチャンス予選 (LCQ) では、SPRのランス・コブシュが勝利し、プライベーターのルーク・ニースが2位、TiLube Hondaのトレバー・コリップも3位でフィニッシュし、3人ともメインレースへの進出を果たしました。

250SXイーストのメインレースに進出したライダー22名のうち7名(32%)がHondaライダーでした。これは2番目に多いメーカーと比べて2名多い数字となっています。

・Honda HRC Progressiveのチームマネージャー、ラーズ・リンドストロムが「Race Day Live」のインタビューに出演しました。

・FLY Racingは、ハイマスがHondaのレジェンドライダー、ジャスティン・ブレイトンからゼッケンナンバーを受け継ぐ特別な瞬間を捉えました。かつて#10を背負ってレースを戦ったブレイトンは、AMAスーパークロスで新たにこのナンバーを託されることとなったハイマスへとバトンを渡しました。

・Rockstar Energy Husqvarnaのマルコム・スチュワートが、タンパ戦450SXクラスでキャリア初のメインレース優勝を達成しました。スチュワートは2016年にHonda CRF250Rを駆ってAMA 250SXクラス東地区チャンピオンに輝いた経験があり、今回の快挙はHondaファミリーにとっても特別な意味を持つものとなりました。

・次戦、Honda HRC ProgressiveはAMAスーパークロス第6戦のため、ミシガン州デトロイトへ向かいます。なお、このイベントではFanFestやディーラーによるプロモーションは実施されない予定です。


Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Honda HRC Progressive
タンパでの夜は素晴らしいスタートを切ったはずが、本当に短い夜になってしまいました! ヒートの1周目終盤でタフブロックに乗り上げて、思いっきり体を打ってしまいました。今は100%の状態に戻すことに集中しようと思います。 

Chance Hymas
Chance Hymas 10
Honda HRC Progressive
タンパでの開幕戦は、全体的に良い1日でした。予選ではブランクの影響もあって、少し苦戦しました。バイクに乗り始めてまだ1週間くらいなので。それでも、チームと一緒に一日中懸命に取り組んで全力を尽くしました。そのおかげで、予選のセッションごとに調子はどんどん良くなっていきました。 
ヒートレースではスプリントスピードが少し足りませんでした。こうした短距離のレースは約6か月ぶりでしたので。とはいえ、ヒートレースは良かったですし、メインレースに関しては正直、自分の予想以上にいいレースができたと思います。良いスタートを切れて、先頭の集団でしっかり走れ、レース全体を通して感触も良かったです。ただ、正直やはり最後は息が上がってしまいました。もっと周回を重ねて走り込む必要がありますが、シーズンの出だしとしてはなかなか良いレースでした。 

Lars Lindstrom
Lars Lindstrom -
Honda HRC Progressive
レースというのは、本当に山あり谷ありですね! 時には少しの運を味方につけることが大事なのですが、最近の私たちはあまり運に恵まれていないようです。今日のハンターの結果は本当に残念に思います。というのも、今日は新たなセットアップのおかげで、彼もマシンのフィーリングをより快適に感じていたと思います。予選での好タイムがそれを証明していましたし、スピードの面でも自信の面でも1段階レベルアップしたように見えました。チャンスに関しては、私たちが求めていた通りの走りをしてくれました。つまり、「賢く走ること」そして「無理なリスクを冒さないこと」です。メインレースでは、トム・ヴィアレに挑むこともできたかもしれませんが、それを狙うにはウープスセクションでかなり攻める必要があったでしょう。無理をせず、冷静にレースを運んだ彼の判断を誇りに思います。この結果を基に、さらなる成長を遂げていくことを楽しみにしています。 


250SX East Standings

Pos.

Rider

Num.

Team

Constr.

Pts

1

Max ANSTIE

31

Monster Energy Yamaha Star Racing

Yamaha

25

2

Cameron MCADOO

50

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Yamaha

20

3

Seth HAMMAKER

56

Monster Energy Pro Circuit Kawasaki

Kawasaki

18

4

Daxton BENNICK

34

Monster Energy Yamaha Star Racing

Kawasaki

17

5

Tom VIALLE

1

Red Bull KTM Factory Racing

KTM

17

6

Chance HYMAS

10

Honda HRC Progressive

Honda

16

7

Cullin PARK

59

Phoenix Racing Honda

Honda

15

10

Carson MUMFORD

60

Quadlock Honda Racing

Honda

12

11

Henry MILLER

55

Storm Lake Honda Buddy Brooks Racing

Honda

11

14

Lance KOBUSCH

195

SPR

Honda

8

15

Luke NEESE

125

Neese Racing

Honda

7

16

Trevor COLIP

89

TiLUBE Honda

Honda

6


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レポート公開日
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