450SX Main Event
AMA SX 2024
Round 15

ジェット・ローレンスがフィラデルフィアSXの勝者となりポイントリードを広げる

us Lincoln Financial Field
ジェット・ローレンスがフィラデルフィアSXの勝者となりポイントリードを広げる

・ハンター・ローレンスが3戦連続7位フィニッシュ
・250SXイーストではチャンス・ハイマスが自己ベストの5位入賞
・マックス・アンスティが250SXキャリア2勝目を挙げる


4月27日(土)、全17戦シリーズの大詰めを迎えたAMAスーパークロス選手権(AMA-SX)第15戦フィラデルフィア。プレッシャーの中で活躍を続ける20歳のジェット・ローレンス(Team Honda HRC)は450SXメインレースでスタート・トゥ・フィニッシュを飾りました。2連勝を果たしたJ.ローレンスはタイトル争いにおけるポイントリードを12点とし、アドバンテージを広げました。同クラスに参戦中のハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は7位フィニッシュ。250SXイーストでは、チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)がスタートで出遅れたものの5位まで這い上がり、自己ベストリザルトを更新しました。

450SXメインレースでは、J.ローレンスが中央にある通称ドッグハウスから外寄りすぐのゲートを飛び出し、鮮やかにホールショットを奪いました。その後は決して後ろを振り返らず駆け抜け、最終的におよそ5秒以上の差をつけて優勝。J.ローレンスとタイトル争い中のライバルのクーパー・ウェブ(ヤマハ)は、レースの大部分で2番手につけていましたが、終盤になるとチェイス・セクストン(KTM)とジェイソン・アンダーソン(カワサキ)にかわされました。一方、H.ローレンスは終始7番手をキープ。残り1周と少しという局面でジャスティン・バーシア(ガスガス)をパスして6番手に浮上したものの、最終ラップに逆転されて7位でフィニッシュしました。

250SXのメインレースでは、ハイマスがトリッキーな第1コーナーに苦戦しました。1周目をクリアした時点で17番手と出遅れたハイマスはそこから力強いパフォーマンスを発揮し、レースの折り返し点ではトップ10に浮上。残り3周で7番手まで躍進したハイマスは最終ラップでさらに2台を抜いて、自身初の5位フィニッシュを果たしました。さらにその前方では、マックス・アンスティ(FirePower Honda Racing)が印象的な走りを披露し、250SXキャリアで2度目となる優勝を収めました。

NOTES

・午前中に実施された計時予選では、H.ローレンスが450SXにステップアップして以来初めてポールポジションを獲得しました。一方、J.ローレンスはタイムアタック中の転倒により、予選4番手にとどまりました。250SXイーストでは、アンスティが最速タイムを記録。ハイマスは予選8番手でした。
・予選ヒート1では、J.ローレンスが第1コーナーで転倒を喫したものの、集団の最後尾からレースに復帰しました。メインレースでは、好スタートが優勝の絶対条件と考えるJ.ローレンスが集団の中を突き進み、フィニッシュ時にはポジションを4番手まで回復させました。ヒート2では、H.ローレンスがアンダーソンに次ぐ2番手で第1コーナーをクリア。その後も接戦を繰り広げた末に、H.ローレンスは2番手で決勝に駒を進めました。今大会からカムバックしたディラン・フェランディス(Phoenix Racing Honda)は3番手、ディーン・ウィルソン(FirePower Honda Racing)は8番手でした。250SXヒート1では、ハイマスがスタートに失敗して1周目13番手でしたが、チェッカーフラッグを受けるまでに6番手に浮上しました。
・フィラデルフィアSXにおけるJ.ローレンスの勝利はシーズン7勝目であり、前戦からの2連勝でした。今年は勝ち星が分散していますが、ほかに2勝以上しているのは4勝を挙げているウェブのみです。
・AMAスーパークロスシリーズは、あと2戦を残すのみとなりました。次戦はデンバー、そして最終戦はソルトレイクシティで開催されます。450SXタイトルを目指すJ.ローレンスは、12ポイントのリードを持ってデンバーSXに臨みます。H.ローレンスはバーシアから4点ビハインドの総合ランキング10位。ハイマスは250SXイースト総合ランキング9位につけています。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
ヒートレースでは理想的なスタートが決まりませんでした。後方から追い上げなければならなかったのですが、いいパッシングポイントを何カ所か見つけることができました。メインレースでは同じような失敗を繰り返さないよう、とにかくスタートを決めようと集中しました。今度はマシンが首尾よく飛び出してくれたので、後の展開がずっと楽になりました 

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
終日ライディングの調子がとてもよかったので非常にいい一日でした。これで3戦連続の7位フィニッシュですが、この数字にはうんざりでもう見たくありません。ただ、一日中トップグループと近いところでやり取りできたのはよかったです。記録を刻みながら一歩ずつ前進していくだけです。ロッキーのセリフにあるように「こらえて前に進み続けろ」です

Chance Hymas
Chance Hymas 48
Team Honda HRC
今夜は本当にいい夜でした。自己ベストを更新できて5位にも入れました。メインレースでのスタートは最悪だったものの、最後までいいライディングができました。最終戦が楽しみです 


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Tom VIALLE 16 Red Bull KTM Factory Racing KTM 158
2 Haiden DEEGAN 38 Monster Energy Star Racing Yamaha Yamaha 143
3 Pierce BROWN 39 Troy Lee Designs Red Bull Gas Gas GASGAS 124
4 Coty SCHOCK 69 Muc-Off/FXR/ClubMX Yamaha 121
5 Cameron MCADOO 63 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki Kawasaki 120
6 Max ANSTIE 37 FirePower Honda Racing Honda 119
9 Chance HYMAS 48 Team Honda HRC Honda 101
11 Henry MILLER 65 Tilube SLH Honda Racing Honda 83
19 Trevor COLIP 174 TiLube Honda Racing, TiLube Oil, Rival SuspensionE, SSR Honda 23
21 Ryder FLOYD 296 TiLube Honda Honda 22
24 Luca MARSALISI 86 TiLube Honda Honda 14
27 Izaih CLARK 682 Lasting Impressions LLC
Honda 10
36 Tyler STEPEK 177 RRG Honda 3
37 Cullin PARK 58 Phoenix Racing Honda Honda 2

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