450SX OVERALL
AMA SX 2024
Round 12

Team Honda HRCがセントルイスSXの両クラスで表彰台に登壇

us Dome at America’s Center
Team Honda HRCがセントルイスSXの両クラスで表彰台に登壇

・ハンター・ローレンスが450SX初ポディウム(8-2-4)
・250SXウエストでは下田丈が今季ベストの2位(2-3-3)
・ジェット・ローレンスは8位(2-3-21)にとどまるも450SX総合ランキング首位を守る


3月30日(土)に開催されたAMAスーパークロス選手権(AMA-SX)第12戦セントルイスSXは、今年最後のトリプルクラウン形式(450SX=12分+1周×3レース、250SX=10分+1周×3レース)。450SXでは、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)のトップフィニッシュが取り消しになる不運もありましたが、チームメートのハンター・ローレンスと下田丈が今シーズンのベストリザルトを更新するなど、ポジティブな収穫に満ちていました。

450SXレース1では、CRF450RWEを駆るH.ローレンスが先頭、J.ローレンスが5番手で第1コーナーをクリアしました。1周目に多重クラッシュがあり、J.ローレンスがポジションダウン。トップを走っていたH.ローレンスは2周目の転倒で大きく後退しました。その後の追い上げにより、J.ローレンスは10周目に2番手に到達し、そのままチェッカーを受けました。H.ローレンスは8位でした。

レース2では、J.ローレンスがホールショットを奪いましたが、2本目のストレートでジャスティン・クーパー(ヤマハ)に先行されました。2周目のリズムセクションで抜き返したJ.ローレンスは独走でチェッカーを受けましたが、ジャンプを禁止する赤十字フラッグを見落としてフィニッシュラインを飛び越えていたため、2ポジションダウンのペナルティーを受けて3位になってしまいました。同様のペナルティーを受けたライダーが数人いたことで、H.ローレンスは7位から2位に上がりました。

レース3は5~6番手でスタートしたローレンス兄弟。J.ローレンスは180度コーナーで他車との接触により転倒してしまいますが、一方で4番手に浮上したH.ローレンスはフィニッシュまでポジションを守りきり、総合3位(8-2-4)を獲得。スイッチして日の浅い450SXキャリアにおいて、初のポディウム登壇を果たしました。再スタートしたJ.ローレンスは、スローペースで周回を重ねて21位でチェッカー。総合8位(2-3-21)となりました。

250SXウエストのレース1では、CRF250Rで好スタートを切った下田がストレートでトップに立ちましたが、第1コーナーでアウトにはらんだため、1周目のポジションは3番手。7周目にはジュリアン・ボーメア(KTM)を抜いて2番手に浮上し、その位置をゴールまで守りきりました。レース2では第1コーナーを5番手でクリアし、一時は順位を下げたものの、レースの折り返し点では表彰台圏内までばん回。後半はRJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)のアタックを振りきり、3位でフィニッシュしました。レース3では3番手でホールショットラインを通過。11周でチェッカーが振られるまでポジションをキープして、今季のベストリザルトとなる総合2位(2-3-3)を獲得しました。

NOTES

・計時予選では、J.ローレンスが2回のセッションでベストラップタイムを記録し、またしても450SXのトップに立ちました。H.ローレンスは予選15番手でした。250SXウエストでは、下田が5番手のタイムを刻み、決勝へ駒を進めました。また、J.ローレンスはレース1とレース2でファステストタイムを記録しています。 
・セントルイスのレース3で高い代償を払ったJ.ローレンスですが、ポイントリードは16から8に半減したものの、450SX総合ランキング首位を守っています。H.ローレンスは450SXのトップ10入りを果たし、下田は250SXウエスト総合ランキング5位をキープしています。
・AMA-SXは、今シーズン2度目のブレイクを1週挟んだ後、4月13日(土)にマサチューセッツ州フォックスボロで行われる第13戦で再開します。ライダーにとっては、フィジカルコンディションを整えるための期間になることでしょう。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
何ともひどい状況でした。コーナーでH.ローレンス選手を抜こうとして向きを変えたところ、イン側にほかのライダーのラインを抑えようとしていたジャスティン・バーシア選手(ガスガス)がいたのです。悪い場所と悪いタイミングが重なってしまいました。腕に思いきりぶつかってきたので、筋肉が硬直しました。早く起き上がって走り出したかったのですが、神経を痛めたためか手の力や感覚がなくなってしまい、体力的にできませんでした。力が入らない、それがすべてでした。ありがたいことに、総合ランキングでは2位に対する余裕が少しありました。ちょうどよくブレイクに当たったので、もっと強くなって戻ってきます。あと5戦、頑張ります

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
これは今まで積み重ねてきたハードワークに対する、ご褒美みたいなものでしょう。大荒れのレースでしたが、リザルトは素直に受け入れます。この結果にはとても満足しています。自分のライディングは徐々に向上しているので、残り数戦に勢いがつくといいですね。本来であれば、誰もペナルティーを受けていない状況の中でポディウムに立ちたいと思っているので、それが次の目標になります

Jo Shimoda
Jo Shimoda 30
Team Honda HRC
今シーズン一番のスタートが切れたのですが、ペースに乗れませんでした。一日中ちょっと苦戦していました。それでも、注ぎ込んできたものを最後にまとめることができてうれしいです。残り数週間、勝負するのが楽しみです


250SX West Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Levi KITCHEN 47 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki Kawasaki 156
2 Rj HAMPSHIRE 24 Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing Husqvarna 141
3 Jordon SMITH 31 Monster Energy Star Racing Yamaha Yamaha 130
4 Garrett MARCHBANKS 26 Muc-Off/FXR/ClubMX Yamaha 121
5 Jo Shimoda 30 Team Honda HRC Honda 116
6 Julien Beaumer 929 Red Bull KTM Factory Racing KTM 93
8 Carson MUMFORD 41 Smartop MotoConcepts Honda Honda 88
11 Mitchell OLDENBURG 55 Smartop MotoConcepts Honda Honda 67
26 Lance KOBUSCH 135 SPR racing Honda 9

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