450SX Main Event
AMA SX 2024
Round 7

アーリントンSXでジェット・ローレンスが4位に入賞しポイントリードを維持

us AT&T Stadium
アーリントンSXでジェット・ローレンスが4位に入賞しポイントリードを維持

・ハンター・ローレンスが2戦連続自己ベストとなる5位
・チャンス・ハイマスは250SXイースト開幕戦を上回る7位フィニッシュ


AMAスーパークロス選手権(AMA-SX)第7戦アーリントンでは、Team Honda HRCに表彰台の可能性がありましたが、それ以外にもポジティブな要素が多々ありました。ジェット・ローレンスは450SXで最速のライダーであり、メインレースの大部分でトップを走行しました。終盤のクラッシュにより最終的に4位となりましたが、ポイントリードを保持しています。ハンター・ローレンスは決勝でトップグループに入り、周回を重ねて同クラスにおける自己ベストとなる5位を2戦連続で獲得しました。250SXイーストでは、チャンス・ハイマスが地区シリーズの2戦目で7位に入り、ベストリザルトを更新しました。

450SXのメインレースでは、J.ローレンスが印象的なホールショットを奪いました。H.ローレンスも好スタートを切り、弟の背後につきましたが、第2コーナー手前で3番手に下がりました。トップを走るJ.ローレンスが徐々にリードを広げていく一方で、H.ローレンスは6周目にアーロン・プレシンガー(KTM)に抜かれるまで、ベストを尽くして3番手を守りました。レース中盤まで、H.ローレンスは必死に反撃を試みましたが、残り6周でイーライ・トマック(ヤマハ)に先行されました。3周後、J.ローレンスはリズムセクションでコースアウトし転倒、トップの座をクーパー・ウェブ(ヤマハ)に明け渡しました。残り時間が少なくなる局面で、再スタートしたJ.ローレンスは2秒ビハインドから追撃し、最終ラップではトップを走るウェブがあと少しのところまで迫りました。しかし、フープセクションで逆転パスを試みたところで、周回遅れのライダーと接触して転倒し、4位でフィニッシュしました。一方、H.ローレンスも激しいラストスパートでプレシンガーに迫りましたが、スタジアムの壁に向かって滑り込んでしまい、5位でチェッカーを受けました。

250SXのメインレースでは、ハイマスが1周目を8番手でクリアすると、順調にポジションを上げ、4周目にギレム・ファレス(ハスクバーナ)を、5周目にトム・ヴィアレ(KTM)を、そして7周目にはニック・ロマーノ(ヤマハ)を抜き、トップ5に浮上しました。しかし、レースの折り返し点を過ぎた後にポジションを落とし、最終的に7位でチェッカーを受けました。

NOTES

・アーリントンSXは、ミリタリーアプリシエーション(軍に対する感謝)をテーマに開催されました。Team Honda HRCはマシンに海軍のロゴをあしらい、Phoenix Racing Hondaは海兵隊のロゴが用いられました。また、FirePower Honda RacingではCRF450Rは海軍、CRF250Rは陸軍の迷彩カラーを特徴としていました。

・J.ローレンスは450SXの計時予選で最速タイムを記録し、総合順位2位のライダーに0.5秒差をつけました。H.ローレンスは総合6位でした。250SXでは、マックス・アンスティ(FirePower Honda Racing)が4位、ハイマスが5位でした。

・450SXヒート1では、H.ローレンスが3番手スタートから順位を落としながらもディラン・フェランディス(Phoenix Racing Honda)を抑えて5位でフィニッシュしました。450SXヒート1で、J.ローレンスはホールショットを奪いましたが、ウェブとジェイソン・アンダーソン(カワサキ)に先行され、その後マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)にも抜かれました。しかし、すぐにリードを奪い返し、態勢を立て直し反撃に転じ、トップチェッカーを受けました。

・ハイマスは250SXヒート2に出走し、1周目を7番手でクリアしました。アイダホ州出身のハイマスはすばらしいパッシングをみせて、予選レースを4位で終えました。一方、ヒート1ではアンスティが2位で決勝に進出しました。

・Honda車は両クラスのメインレースで出走台数が最多でした。内訳は450SXが7台(8ブランド22台中)、250SXが5台(7ブランド22台中)。

・終盤の転倒がシリーズランキングに大きく影響したものの、J.ローレンスはウェブに対して3ポイント差をつけ、依然として450SXタイトル争いの首位を保持しています。H.ローレンスは現在ランキング9位です。250SXイーストでは、アンスティが今シーズンも好調で、このイギリス人ライダーは今大会でポイントランキング首位に浮上しました。ハイマスは8位に位置しています。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
今夜のアーリントンは本当にアップダウンが多くて、集中して取り組むべきポイントがたくさんありました。スタートはよかったのですが、途中で少しペースが落ちてしまい、また持ち直すかと思ったら、さらに厳しい状況になってしまいました。結果は4位でしたが、反省点はしっかりと見つかったので学びの多いレースだったと思います。次はデイトナでのレースです。あそこで走るのはしばらくぶりで、フロリダの太陽の下でどんなレースができるか、今からワクワクしています

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
今夜は本当にいい夜で、ポジティブなことがたくさんありました。最終ラップでプレシンガー選手を抜いて4位を目指して全力を出しましたが、ちょっと残念な結果に終わってしまいました。でも、人生は勉強の連続だと思います。2戦連続の5位入賞は、これまで直面してきた壁を乗り越えた証だと思っています。そこには本当にうれしいですね。チームのみんなのサポートには感謝の気持ちでいっぱいです。これからも一歩一歩、頑張っていきます

Chance Hymas
Chance Hymas 48
Team Honda HRC
デトロイトの時よりもいい成績を収められましたが、まだまだ改善すべき点はたくさんあります。でも、自分には速さがあるということは確信しています。メインレースで2番目に速いラップタイムを出せたので、トップと争えるという自信がすごくあります。これからは、もっと技術を磨いて、トップのグループで自分の速さをみせていきたいです


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Max Anstie 37 FirePower Honda Racing Honda 38
2 Pierce Brown 39 Troy Lee Designs Red Bull Gas Gas GASGAS 34
3 Daxton Bennick 59 Monster Energy Star Racing Yamaha Yamaha 32
4 Coty Schock 69 Muc-Off/FXR/ClubMX Yamaha 32
5 Haiden Deegan 38 Monster Energy Star Racing Yamaha Yamaha 31
6 Cameron Mcadoo 63 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki Kawasaki 29
8 Chance Hymas 48 Team Honda HRC Honda 27
10 Henry Miller 65 Tilube SLH Honda Racing Honda 26
17 Trevor Colip 174 TiLube Honda Racing, TiLube Oil, Rival SuspensionE, SSR Honda 11
18 Luca Marsalisi 86 TiLube Honda Honda 10
21 Ryder Floyd 296 TiLube Honda Honda 6
22 Izaih CLARK 682 Lasting Impressions LLC
Honda 5
26 Cullin Park 58 Phoenix Racing Honda Honda 2


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