アナハイム2におけるトリプルクラウン、Team Honda HRCはスタートでつまずく

・ジェット・ローレンスが猛チャージを見せるも450SX総合6位
・ハンター・ローレンスは450SXオーバーオール11位
・250SXでは下田丈が総合4位、レース3で2位フィニッシュを果たす

カリフォルニア州アナハイムのエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムで、今年2度目となるAMAスーパークロス選手権(AMA-SX)。そこで行われた今シーズン初のトリプルクラウン形式(450SX=12分+1周×3レース、250SX=10分+1周×3レース)では、総合成績がそれぞれジェット・ローレンスが6位(7-3-4)、ハンター・ローレンスは11位(9-9-12)、下田丈は4位(9-3-2)と思うような結果にはなりませんでした。

450SXでは、レース1の1周目にJ.ローレンスがクラッシュしたものの、ほぼ最後尾からトップグループに届く位置まで追い上げました。レース3では2番手まで躍進し総合2位に手を伸ばしましたが、最終ラップで転倒。その結果、総合6位まで滑り落ち、大荒れとなった今大会のリザルトに重大な影響をもたらしました。J.ローレンスのシリーズランキングは、首位から8点差の4位となりました。一方、H.ローレンスは、3レースのほとんどをトップ10争いに費やし、総合11位(9-9-12)にとどまりました。

250SXでは、下田が各レースで出遅れ、1周目のポジションは3レースそれぞれで12番手、15番手、7番手でした。原因はスタートの不振と序盤の転倒にありましたが、下田はトップライダーのタイムに肩を並べる速さで猛追し、最終的に総合4位(9-3-2)を獲得しました。

それぞれにアクシデントがあったもののカバーをしきった3人。うなだれることなく次の第5戦に向かいます。

NOTES

・昼間に実施された計時予選(2回総合)では、450SXではJ.ローレンスが5番手、H.ローレンスは11番手、250SXでは下田が3番手のタイムを記録しました。

・開幕から4ラウンドを消化した時点で、J.ローレンスは450SXシリーズランキング4位につけ、ポイントリーダーとは8点差となっています。H.ローレンスは同11位。一方250SXウエストでは下田が6位につけ、さらなるランクアップを狙っています。

・現地時間1月26日(金)、Team Honda HRCのパドックで「Brunch With Brabec」と銘打ったイベントが催され、メディアデーに訪れたジャーナリストたちが招待されました。リッキー・ブラベック(Monster Energy Honda Team)が、ダカールラリーで2度目の優勝を果たした1週間後に開催されたこのイベントでは、彼の偉業を祝福しつつ、メディアとの1対1によるインタビューが行われました。レース当日の開会式では、ブラベックがファクトリーマシンのCRF450RALLYに跨がり、レジェンドのジョニー・キャンベル(Honda)が乗る市販車のトランザルプとともに、パレードランを行いました。

・レースの翌日の1月28日（日）、Team Honda HRCのメカニックたちはエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムのパーキングで、ルーティン作業であるマシンの分解整備を行いました。次週デトロイトでは、250SXイーストが開幕するので、チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)にとっての今季初レースとなります。

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