・ジェット&ハンター・ローレンスが1-2フィニッシュ
・ジェット・ローレンスが20ポイントものリードを蓄え最終戦でのタイトル獲得に王手
・下田丈が250SXで今シーズン初優勝

5月4日(土)、全17戦行われるAMAスーパークロス選手権(AMA-SX)の第16戦デンバーにて、Team Honda HRCがほぼ完ぺきな成果を挙げました。ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)とハンター・ローレンス(Team Honda HRC)が1-2フィニッシュを達成し、450SXの表彰台に一緒に登壇した初めての兄弟としてスーパークロスの歴史に名を刻みました。今回の勝利によって、J.ローレンスは450SXの総合ランキングでポイントリードを広げることに成功しました。250SXウエストでは、下田丈(Team Honda HRC)が終始独走の末に優勝。キャリア2勝目、今シーズン初、そしてTeam Honda HRCでの初勝利となりました。

450SXのメインレースでは、CRF450RWEが2台そろって好スタートを切りました。H.ローレンスがホールショットを取り、背後にJ.ローレンスが続きました。H.ローレンスは落ち着きながらも驚くべきスピードでレース前半をリードしました。レースの折り返し点付近でJ.ローレンスが前に出ると、オーストラリア出身の兄弟は安定したペースで周回。最終的にわずか2秒弱の差で、1-2フィニッシュを飾りました。J.ローレンスはこれが今シーズン8勝目で、H.ローレンスは2位で自己ベストリザルトです。特にH.ローレンスにとっては、このところ予選でポールポジションを獲得したり、ヒートレースで勝つなど好成績を積み重ねていたので、その好循環が導いたものといえるでしょう。

250SXのメインレースでは、下田が完ぺきなスタートを決め、その後は決して振り返ることなく、序盤から後続を引き離して十分なリードを築きました。最終ラップには、リーバイ・キッチン(カワサキ)のラストスパートによって詰め寄られたものの、冷静に逃げきりキャリア2勝目を挙げました。

NOTES

・450SXのヒート1では、H.ローレンスがスタートからリードしました。クーパー・ウェブ(ヤマハ)に抜かれた後、H.ローレンスはウェブに対する追撃を緩めず、最終的には1秒ほどのビハインドでフィニッシュしました。ヒート2に出場したJ.ローレンスは独走のうちにチェッカーを受けました。
・250SXのヒート1では、下田がスタート・トゥ・フィニッシュ。8秒以上のリードでトップチェッカーを受けました。
・Team Honda HRCは、ヒートレースやメインレースを含む、出走した全レースでホールショットを獲得しました。
・J.ローレンスは今大会までに8勝をマークしており、この優勝回数は総合ランキング2位につけるウェブ(4勝)の2倍です。
・2024年AMAスーパークロス最終戦は、今週末ソルトレイクシティで開催されます。450SXの総合ランキング首位のJ.ローレンスは20ポイントリードで決戦に臨みます。H.ローレンスは今大会終了時でランキングを2つ上げて8位です。250SXでは今シーズン最後の東西交流戦(イースト・ウエスト・ショーダウン)が行われるので、下田とチャンス・ハイマス(Team Honda HRC)がそろって出場します。

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