450SX OVERALL
AMA SX 2024
Round 10

ジェット・ローレンスがインディアナポリスでトリプルクラウン全勝

us Lucas Oil Stadium
ジェット・ローレンスがインディアナポリスでトリプルクラウン全勝

・負傷からカムバックしたハンター・ローレンスが総合11位(10-10-12)
・250SXではチャンス・ハイマスが総合8位(9-5-11)


インディアナポリスで今シーズン2度目となるトリプルクラウン形式(450SX=12分+1周×3レース、250SX=10分+1周×3レース)が実施されました。

ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)は全レースを制し、見事総合優勝を飾りました。デイトナ、バーミングハム、そして今大会と積み重ねた3連勝によって、J.ローレンスはこれまで10戦中5勝を挙げ、シリーズポイントリードを21点に広げます。

また、CRF450RWEを駆るJ.ローレンスは今大会の3レースに全勝したことで、パーフェクトを達成した2人目のライダーとなりました。これは2020年グレンデールSXにおけるケン・ロクスン(当時Team Honda HRC所属、現スズキ所属)以来の偉業です。

J.ローレンスにとって、450SX決勝3レースの展開は酷似しており、いずれも1周目でロクスンに次ぐ2番手につけ、その後トップに立つというパターンで勝ち続けました。レース1とレース2ではいずれも7周目にパッシングを行い勝負に出て優勝をつかみました。ただし、レース3は最も激しいバトルだったこともあり、勝利を決めるパッシングに成功したのは16周中11周目でした。

一方、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は、肩甲骨骨折により前回大会のバーミングハムの1戦だけ欠場しましたが、このインディアナポリスで戦線に復帰。総合11位(10-10-12)になりました。

250SXイーストでは、チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)が昼間の計時予選で4番手に入り、レース2では持ち前のスピードを発揮して堅実なリザルトを残しましたが、レース1とレース3ではスタートの出遅れが響きました。最後のレースでは、第1コーナーの多重クラッシュによって不運にもさらに悪化しました。ハイマスの総合成績は8位(9-5-11)でした。

NOTES

・昼間に行われた計時予選では、J.ローレンスが450SXで最速ラップタイムを記録しました。一方、H.ローレンスは肩甲骨骨折からの復帰初戦ということもあり、9番手でした。250SXの計時予選では、ハイマスが堂々4番手通過。ポールポジションはマックス・アンスティ(FirePower Honda Racing)が獲得しました。
・J.ローレンスは、450SXのレース1とレース2でファステストラップを記録しました。
・今回の優勝によりJ.ローレンスは、インディアナポリスSXのプレミアクラス(2スト250・4スト450)におけるレッドライダー優勝者リストに名を連ねました。インディアナポリスSXのプレミアクラスをこれまでに12回制したHondaは当地での最多勝メーカーとなっています。
・J.ローレンスの通算勝利が全クラス合計で45勝となり、AMA歴代優勝者リストでブロック・グローバーと並ぶ13位に浮上しました。
・今大会の優勝により、450SX首位を走るJ.ローレンスはシリーズ7戦を残して13点から21点にリードを広げました。
・第11戦シアトルは250SXがウエストに戻ります。ハイマスに替わって、下田丈(Team Honda HRC)が出場する予定です。



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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
トリプルクラウン形式の3レースで全勝したのは2人目でしたが、Team Honda HRC時代のロクスン選手以来の快挙だったとは光栄です。チームの伝統を引き継ぐことができてうれしいです。今回のコースは非常に荒れていて、いつ餌食になってもおかしくありませんでした。リズムセクションで誰かのそばを走るのは怖かったものの、あそこで好レースが生まれたことは確かです。タイム差が出やすいところで切り詰めたと思えばロスすることもありました。今夜はスタートがカギになると分かっていたので、3レース全てでゲートの飛び出しがうまく決まったことに満足しています 

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
家のソファで休んでいるより、こうしてレースに出場できたことがうれしいです。もちろん今夜のリザルトは望んだようにならなかったのですが、スターティングゲートに並ぶことができてよかったです。我々は今シーズン序盤に残したような成績を取り戻すために頑張り続けるつもりです 

Chance Hymas
Chance Hymas 48
Team Honda HRC
予選はとても順調でした。4番手という結果に、どれだけマシンとコースに対して満足しているかが表れていると思います。決勝のレース2では自分の本来のスピードをみせることができましたが、レース1とレース3ではスタートが課題だとはっきりしました。レース結果は私やチームの望んだものではなかったけれど、全体としては正しい方向性を示した一歩だったと言えるでしょう。この先はフォックスボロSXまでに十分なインターバルがあるので、練習する時間はたっぷりあります 


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Cameron Mcadoo 63 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki Kawasaki 98
2 Tom Vialle 16 Red Bull KTM Factory Racing KTM 96
3 Pierce Brown 39 Troy Lee Designs Red Bull Gas Gas GASGAS 87
4 Haiden Deegan 38 Monster Energy Star Racing Yamaha Yamaha 82
5 Coty Schock 69 Muc-Off/FXR/ClubMX Yamaha 79
6 Seth Hammaker 43 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki Kawasaki 72
8 Max Anstie 37 FirePower Honda Racing Honda 62
9 Chance Hymas 48 Team Honda HRC Honda 60
11 Henry Miller 65 Tilube SLH Honda Racing Honda 58
20 Ryder Floyd 296 TiLube Honda Honda 16
21 Trevor Colip 174 TiLube Honda Racing, TiLube Oil, Rival SuspensionE, SSR Honda 15
23 Luca Marsalisi 86 TiLube Honda Honda 10
24 Izaih CLARK 682 Lasting Impressions LLC
Honda 10
32 Tyler Stepek 177 RRG Honda 3
34 Cullin Park 58 Phoenix Racing Honda Honda 2

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