セクストンが450SXチャンピオンに輝き、Hondaに20年ぶりの最高峰タイトルと今季三冠制覇をもたらす

・250SXイースト・ウエスト・ショーダウンでは、ジェット・ローレンスが優勝、ハンター・ローレンスは6位

・ニコルズがAMA450SXルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞

・Hondaが3年連続マニュファクチャラーチャンピオンシップを獲得

Team Honda HRCは、ソルトレイクシティのライス・エクルズ・スタジアムで行われた最終戦で、2023年のAMAスーパークロスシーズンに感嘆符を付けて締めくくりました。チェイス・セクストンが450SXで優勝し、ジェット・ローレンスが250SXイースト・ウエスト・ショーダウンで勝利を収めただけでなく、セクストンが最高峰クラスのタイトルを獲得し、歴史的な三冠制覇を達成したのです。

450SXのメインレースでは、CRF450Rを駆るセクストンが、25周の全ラップで独走を貫きました。新しいチャンピオンはホールショットを取った後、少しももたつくことなく、18秒以上のアドバンテージを築いてフィニッシュしました。レース後に彼を迎えたのは、チームが長い間待ち望んでいたセレブレーションでした。

250SXのメインレースでは、J.ローレンスがRJ・ハンプシャーに続いて1コーナーをクリアしました。H.ローレンスはスタートに失敗し、13番手付近に飲み込まれましたが、目の前で転倒したライダーに引っかかり、さらに遅れてしまいました。J.ローレンスは8周目にハンプシャーを攻略し、レースの主導権を握りました。一方、H.ローレンスは着実にポジションを上げ、最終的に6位でフィニッシュしました。

NOTE

先週デンバーでビッグクラッシュしたコルト・ニコルズは、足の負傷によってこの最終戦への出走を断念しました。それでも彼は今大会の会場に現れ、表彰台でAMA450SXルーキー・オブ・ザ・イヤーを授与されました。スーパークロス限定契約だったニコルズは、これでTeam Honda HRCでの参戦を終了しました。

250SXでは、東西交流戦のイースト・ウエスト・ショーダウンが行われました。イーストチャンピオンのH.ローレンスはゼッケン1E、ウエストチャンピオンのJ.ローレンスは1Wを装着して出場しました。

Team Honda HRCは、昼間の計時予選でパーフェクトな結果を残しました。セクストン、H.ローレンス、J.ローレンスは各クラス(450SX、250SXイースト、250SXウエスト)の全セッションでトップタイムを記録し、ヒートレースのゲートピックで1位を独占しました。

同一メーカーによるAMAスーパークロス三冠達成は、これが史上3度目ですが、単一チームによる快挙は今回が初めてです。過去にはジャン・ミシェル・バイル(Team Honda)が250タイトルを獲得し、ジェレミー・マクグラス(Peak Pro Circuit Honda)とブライアン・スウインク(Peak Pro Circuit Honda)が、125ウエストと125イーストでチャンピオンになった1991年の例があります。

セクストンは450SXメインレースでファステストラップタイムを記録。J.ローレンスとH.ローレンスは、250SXメインレースのラップタイムシートで1位と2位になりました。

J.ローレンスの活躍により、Hondaはソルトレイクシティのサポートクラス優勝リストで8勝目を挙げ、単独首位になりました。内訳はJ.ローレンス=2勝、トレイ・カナード=1勝、イーライ・トマック=2勝、チェイス・セクストン=3勝。J.ローレンスにとって今回の優勝はキャリア13勝目です。

Team Honda HRC は、2週間後の5月27日にカリフォルニア州パラで行われる、AMAプロモトクロス選手権開幕戦に臨みます。

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