450SX Main Event
AMA SX 2023
Round 9

セクストンがクラッシュしながらもランキング3位をキープ

us Lucas Oil Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第9戦が、インディアナポリスのルーカスオイル・スタジアムで行われました。今年のレース日程では、全17戦シリーズのちょうど折り返し点に位置していますが、インディアナポリスはアメリカの要衝と称されるだけあって、1997年には第300回、2015年には第600回記念大会が行われる巡り合わせになりました。

セクストンがクラッシュしながらもランキング3位をキープ

当地のRCAドームとルーカスオイル・スタジアムで開催されたスーパークロスにおいて、Hondaはメーカー最多勝記録を保持しており、11勝(ジェフ・スタントン、ジェレミー・マクグラス、エズラ・ラスク、リッキー・カーマイケル、マイク・ラロッコ、ケン・ロクスン)がオフィシャルリザルトに残されています。

コースコンディションは、ソフトな土質でわだちが多く、非常に難しい路面との闘いになりました。450SXの計時予選では、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が45秒215で、ゲートピック1位を獲得。セクストンは、ヒートレースでもトップチェッカーを受けました。僚友のコルト・ニコルズ(Team Honda HRC)は、前戦タイムアタック中のクラッシュで脳震とうを起こしたため、今大会を欠場しています。

20分+1周で争われる決勝レースでは、セクストンが1周目を3番手でクリアしました。3周目には、クーパー・ウェブ(KTM)を抜いて2番手に浮上。トップを走るケン・ロクスン(スズキ)も追い詰めたセクストンですが、7周目に転倒を喫してしまいました。ここで20秒ほどロスしたセクストンは足首を痛め、マシンのダメージもあって12番手まで後退。その後は45秒台のハイペースを取り戻すことができないまま、セクストンは周遅れの10位でレースを終えました。ポイントランキングでは、首位に立ったウェブが202点、今回8位のイーライ・トマック(ヤマハ)が201点、セクストンが189点で3位につけています。


250SX ハンター・ローレンスがスタートトゥフィニッシュで4勝目を挙げる

250SXクラスでは、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)がホールショットから独走優勝を果たしました。ローレンスはプラクティス時から好調で、46秒060を記録した計時予選をトップ通過。ヒートレース2では、赤旗中断の後に斜め一列に並ぶスタッガードスタートで再開される珍事がありましたが、ローレンスはここでも1位をゲットしました。なお、チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)は、元々スポットだったスーパークロス参戦に区切りを付け、5月に開幕するAMAプロモトクロス開幕に備えるため、練習に専念しています。

15分+1周の決勝では、ローレンスがスタートから独走態勢に持ち込み、早々とレースの主導権を握りました。背後には、ネイト・スラッシャー(ヤマハ)、ジョーダン・スミス(ヤマハ)、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)が続きましたが、周回が進むほどに難易度が増すコースコンディションに誰もが苦戦。レースの折り返し点を過ぎる頃には、各々が単独走行状態となりました。ローレンスは、最終的に7.9秒のマージンで逃げきり、今季4勝目を挙げました。ローレンスのランキング首位は一段と強固なものとなり、ポイントリードは22点に拡大しています。



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Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
自分にとって今日はすばらしい入り方ができました。ここに来る前にテストをして、いくつか答えを出していたし、この荒れたわだちだらけのコースでも、うまく乗れているような気がしました。クオリファイでトップになり、ヒートレースでも勝ち、メインレースでも気持ちよく乗れていたのです。ただ残念なことに、わだちの一つに引っかかり転倒した際に車体を曲げてしまって、その後はタイムを詰めることが難しくなりました。自分にスピードがあることは分かっているので、悔しいです。でも、チャンピオン争いには残っているし、投げ出すつもりはありません。このまま攻め続けるだけです。次のデトロイトが楽しみですね

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
コースはすごく荒れていました。インディでのレースに出るのは初めてなので、びっくりして目からウロコでした。今朝の最初の何回かのセッションで、コースがいつどのように崩れていくか観察して、だいたい理解していました。今回のなりゆきは現実離れしていて信じられません。我々はレースへの備えに真剣に取り組んでいるので、それが報われたときは最高です


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Hunter Lawrence 96 Team Honda HRC Honda 125
2 Max Anstie 63 Fire Power Honda Honda 103
3 Nate Thrasher 29 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 93
4 Jordon Smith 58 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 92
5 Haiden Deegan 238 Monster Energy Yamaha Star Racing Honda 90
6 Jeremy Martin 6 Muc-Off FXR ClubMX Yamaha 90
9 Chance Hymas 832 Team Honda HRC Honda 60
10 Coty Schock 285 Phoenix Racing Honda Honda 57
12 Cullin Park 67 Phoenix Racing Honda Honda 51
13 Jace Owen 62 Phoenix Racing Honda Honda 51
14 Henry Miller 66 Ti-Lube, Storm Lake Honda, Innovation Concrete Inc, Rangeline Honda 41
17 Jeremy Hand 91 Valley Ford Truck, Dean Hushon Insulation, Wiseco, SKDA, 6D Honda 31
19 Michael Hicks 460 TDMX Graphics Honda 26
20 Caden Braswell 243 Phoenix Racing Honda Honda 20
22 Luke Neese 125 Red Research Group, Honda of Lynchburg Honda 15
25 A J Catanzaro 330 The Moto Academy, Honda Honda 9

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レポート公開日
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