450SX Main Event
AMA SX 2023
Round 8

450SX セクストンが3位表彰台をゲット、三つ巴のタイトル争いは続く

us Daytona International Speedway

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第8戦が、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されました。スーパークロスの翌週、3月9~11日にはデイトナ200が控えているバイクの聖地には、今年も多くのファンが訪れました。コースが作られるのはメインスタンド前のグリーンですが、ホームストレッチやピットレーンにも観客を誘導することで、より臨場感を味わえる会場に進化しています。

450SX セクストンが3位表彰台をゲット、三つ巴のタイトル争いは続く

30℃を超す好天下の昼過ぎに行われた、450SXの計時予選では、1分11秒990を記録したチェイス・セクストン(Team Honda HRC)が、ゲートピック1位を獲得しました。一方、コルト・ニコルズ(Team Honda HRC)は、タイムアタック1本目にジャンプ着地でクラッシュした際、脳震とうを負ったためその後の走行を見合わせ、ヒートレース~決勝はDNSとなりました。

20分+1周で争われる決勝レースでは、クーパー・ウェブ(KTM)、イーライ・トマック(ヤマハ)に続いて、セクストンが3番手で1周目をクリアしました。ジャスティン・バーシア(ガスガス)も含め、上位4台がつながったまま後続を引き離すレース前半。8周目にはトマックとウェブが入れ替わりましたが、セクストンは1秒ビハインドでトップ攻略を狙っていました。ところがレースの折り返し点を過ぎると、追い上げてきたライダーと接触したり、エンジンをストールさせるタイムロスがあり、先行する2台を逃がしてしまいました。途中、小雨がぱらつく時間帯もありましたが、セクストンは単独3位でフィニッシュ。ポイントランキングでは少々離され、首位トマックに10点差、ウェブに5点差となっています。

250SX デイトナを制したハンター・ローレンスが首位独走

250SXクラスでは、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)が今季3勝目を挙げ、ポイントリーダーの地位を固めました。応援に駆け付けた、弟のジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が見守る中、ローレンスは計時予選で1分13秒286をマークし、トップ通過を果たしました。ローレンスはヒートレースでも1位となり、この日のデイトナでパーフェクトリザルトをそろえました。

15分+1周の決勝レースでは、マックス・アンスティ(Fire Power Honda)がホールショットを取りました。1周目からトム・ビアル(KTM)、ネイト・スラッシャー(ヤマハ)が先行しましたが、スタート4番手のポジションから先陣争いに加わったローレンスが、トップに躍り出ました。その後ビアルとスラッシャーの転倒もあって、ローレンスとアンスティによるHondaワンツー態勢となり、3番手以下に大差をつける展開になりました。中盤になると、レースリーダーのローレンスは独走状態となり、アンスティも後続とのマージンを10秒以上まで拡大。こうしてローレンスとアンスティによる、ワンツーフィニッシュが達成されました。ローレンスの僚友、チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)は、スタート17番手から猛烈な追い上げを見せ、ベストリザルトとなる6位でチェッカーを受けました。250SXイーストにおけるローレンスのポイントリードは、ランク2位のアンスティに対して14点と広がっています。


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Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
どこのスピードウェイでも、走りに来るのが楽しいものです。とても正確な走りが要求されますが、自分が快適だと感じられるまで思いきりスピードを出して、リズミカルにプッシュすることができます。ただ、デイトナは全くの別物で非常に難しい。自分のスピードには満足していますが、もう少しミスを減らさないといけません。もっとプッシュして、前を走るライダーたちを追い詰める必要があります。ポディウムに登壇するのはいいことですが、我々は全員が優勝を望んでいます

Colt Nichols
Colt Nichols 45
Team Honda HRC
デイトナはつらい仕事になりました。クオリファイの1本目でクラッシュしたとき、頭を強く打ってしまったのです。チームと相談して、今日はもう身体を休めた方がいいだろうと判断しました。チームスタッフのみんな、私を応援してくれる人たちに感謝の意を表します。このところ荒れた週末が続いていますが、絶対にカムバックしてみせます

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
マシンは最高でした。我々は何も変更しませんでしたが、分かりきったことをやり直したりせず、自分のセッティングを信じられるのはいいことです。メインレースのスタート直後は、サンドセクションで砂のスプレーを浴び続けたので、なるべく早く前に出るためにがんばりました。その後は一度も振り返りませんでした。デイトナには2021年に初めて予選ヒートレースで勝った思い出がありましたが、今度はメインレースで勝てたので最高です

Chance Hymas
Chance Hymas 832
Team Honda HRC
今日は結果オーライです。最初のクオリファイでは3位になったけれど、その後のコース整備であちこちに手が入ったので、全く別のコースになったみたいでした。予選ヒートではハンターと一緒に上位を走れたので、それがちょっと自信につながりました。決勝レースでは、1コーナーのイン側に閉じ込められて、一時的に最後尾となってしまいました。最終的に6位まで追い上げることができて、とてもうれしかったです。全体を振り返ると、走りはよかったし、いろいろ改善できたけれど、まだまだ目指しているところに到達していません


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Hunter Lawrence 96 Team Honda HRC Honda 99
2 Max Anstie 63 Fire Power Honda Honda 85
3 Haiden Deegan 238 Monster Energy Yamaha Star Racing Honda 74
4 Jordon Smith 58 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 71
5 Jeremy Martin 6 Muc-Off FXR ClubMX Yamaha 71
6 Nate Thrasher 29 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 70
7 Chance Hymas 832 Team Honda HRC Honda 60
11 Coty Schock 285 Phoenix Racing Honda Honda 44
12 Jace Owen 62 Phoenix Racing Honda Honda 39
13 Cullin Park 67 Phoenix Racing Honda Honda 37
16 Henry Miller 66 Ti-Lube, Storm Lake Honda, Innovation Concrete Inc, Rangeline Honda 30
17 Jeremy Hand 91 Valley Ford Truck, Dean Hushon Insulation, Wiseco, SKDA, 6D Honda 24
19 Michael Hicks 460 TDMX Graphics Honda 16
21 Caden Braswell 243 Phoenix Racing Honda Honda 14
22 Luke Neese 125 Red Research Group, Honda of Lynchburg Honda 13
27 A J Catanzaro 330 The Moto Academy, Honda Honda 5


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