450SX Main Event
AMA SX 2023
Round 13

Team Honda HRC完勝! 450SXではセクストンが今季3勝目をマーク

us Atlanta Motor Speedway

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第13戦が、アトランタ近郊のハンプトンで開催されました。Team Honda HRCは、チェイス・セクストン(450SX)とハンター・ローレンス(250SX)によって、今シーズン2度目の両クラス勝利を達成しました。

Team Honda HRC完勝! 450SXではセクストンが今季3勝目をマーク

会場はNASCARの聖地、アトランタ・モータースピードウェイ。昨年同様、午後2時半にオープニングセレモニー開始、午後6時にメインレース終了という日中スケジュールが採用され、かつてのデイトナのような雰囲気の中で熱戦が繰り広げられました。

前日のプレスデーでは降雨の影響により走行がキャンセルされたため、土曜早朝から行われたプラクティスでは誰もがウォーミングアップに時間を費やし、計時予選の最終セッションでベストタイムを記録しました。セクストンは1分28秒064を出し、450SXのポールポジションを獲得。250SXのローレンスは、1分29秒989で2番手につけました。

20分+1周で競われる450SX決勝では、セクストンがホールショットのケン・ロクスン(スズキ)を抜いて、1周目からレースリーダーとなりました。序盤から予選と同等の1分28秒台で飛ばすセクストンは、次第にロクスンを引き離して快走。レースの折り返し点までに、3秒以上のマージンを蓄えました。9周目にはジャスティン・バーシア(ガスガス)がロクスンをパスしましたが、リーダーのペースにはマッチできないままセクストンの独走態勢が固まりました。

これまでアトランタ・モータースピードウェイとの相性は悪くなかったセクストンですが、ミスで自滅するパターンで勝利を逃してきました。今回は最終的に7秒差でトップチェッカーを受け、セクストンが当地初優勝、今季3勝目をゲットしました。なお、コルト・ニコルズ(Team Honda HRC)は、スタート13番手から追い上げ、シングルフィニッシュ9位を得ました。

チャンピオン争いの対象である、イーライ・トマック(ヤマハ)は5位、クーパー・ウェブ(KTM)は4位にとどまりました。このためランキング3位につけるセクストンと首位トマックとの差は、17ポイントに接近しています。


250SX 首位ハンター・ローレンスが、250SXイースト6勝目をゲット

250SXでは4週間ぶりにイースト地区シリーズが再開され、ポイントリーダーのローレンスが今季6勝目を挙げました。

15分+1周の決勝レースでは、スタート直後からローレンスがヘイドン・ディーガン(ヤマハ)と先陣争いを見せました。前に出た後にバランスを崩してコースアウトする場面もありましたが、3周目にはローレンスがディーガンを抜き返してトップに立ちました。やがて第2集団は、ジョーダン・スミス(ヤマハ)、ディーガン、ネイト・スラッシャー(ヤマハ)という順に落ち着きましたが、ローレンスは3~4秒のリードで独走。8周目にはスラッシャーが転倒リタイアし、4番手には負傷欠場から復帰した下田丈(カワサキ)が浮上しました。レースの主導権を握ったローレンスは、終盤になると余裕のクルージングペースに切り替え、8秒差でトップフィニッシュ。チャンピオン争いの相手はスラッシャーからディーガンに替わり、首位ローレンスのアドバンテージは45ポイントに広がりました。

次戦イーストラザフォードでは、東西交流戦「ショーダウン」が開催されます。イーストとウエストのポイントリーダーである、ローレンス兄弟の対決に注目です。



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Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
今朝起きたときの感覚は、まるでアウトドアレース(AMAプロモトクロス)に行くみたいでした。今日はとても疲れていて、走行セッションをこなすたびに徐々に目が覚めていきました。今週は長いモト練習(AMAプロモトクロスに備えた30分+2周)をやってきたのですが、その効果があったことを実感しているところです。テレビ放送のスタッフは、10分経過したあたりで何かが起こるのを待っていたでしょう(笑)。転倒せずに最後までしっかり走りきるには、相当なメンタルの壁を乗り越える必要がありました

Colt Nichols
Colt Nichols 45
Team Honda HRC
病気なのか体調が悪いだけなのかよくわからないけれど、決勝レースではスタミナが全くありませんでした。一日中気分がよくなかったのですが、その点がちょっと残念です。今大会をケガせずにやり過ごすことができて、また来週に向かって準備できることをうれしく思います

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
デイレースはちょっと変な感じで、あまり好きではありません。今日は暑かったけれど、ワイドオープンな高速コースのおかげで、風を感じることができました。走行ラインが1本に限られるコンディションだったので、前にいるライダーをぴったりとマークして、どんな動きに対しても自信を持たなければなりませんでした。我々が今いるポジションは、とても気分がいいところです。このスポーツはとてもたいへんで、山あり谷ありの連続ですが、我々は高い山を目指して必死に努力しているので、そういった瞬間を楽しめるのはいいことです。次はイーストラザフォードですが、できれば弟のジェットといいバトルをして、ワンツーフィニッシュを決めたいですね


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Hunter Lawrence 96 Team Honda HRC Honda 177
2 Haiden Deegan 238 Monster Energy Yamaha Star Racing Honda 132
3 Max Anstie 63 Fire Power Honda Honda 122
4 Nate Thrasher 29 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 120
5 Jordon Smith 58 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 115
6 Jeremy Martin 6 Muc-Off FXR ClubMX Yamaha 111
9 Cullin Park 67 Phoenix Racing Honda Honda 81
10 Coty Schock 285 Phoenix Racing Honda Honda 77
11 Henry Miller 66 Ti-Lube, Storm Lake Honda, Innovation Concrete Inc, Rangeline Honda 72
12 Jace Owen 62 Phoenix Racing Honda Honda 66
14 Chance Hymas 832 Team Honda HRC Honda 60
15 Jeremy Hand 91 Valley Ford Truck, Dean Hushon Insulation, Wiseco, SKDA, 6D Honda 52
17 Michael Hicks 460 TDMX Graphics Honda 47
18 Caden Braswell 243 Phoenix Racing Honda Honda 44
22 Luke Neese 125 Red Research Group, Honda of Lynchburg Honda 24
23 A J Catanzaro 330 The Moto Academy, Honda Honda 23
25 Gage Linville 602 Fire Power Honda Honda 14
32 Lance Kobusch 95 STR, 100%, Dunlop, Canvas Honda 3


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