450SX OVERALL
AMA SX 2023
Round 4

セクストンがトリプルクラウンを制し(1-5-1)今シーズン初優勝を飾る

us Angel Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第4戦が、エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムで行われました。Team Honda HRCは今大会に特別なカラースキームを用意し、チェイス・セクストンとコルト・ニコルズはCRF110Fのホワイト/ブルー、ジェット・ローレンスはCRF50Fのホワイト/ピンクを模した外装で出場しました。

セクストンがトリプルクラウンを制し(1-5-1)今シーズン初優勝を飾る

今シーズンは決勝3レース制「トリプルクラウン」が、第4戦アナハイム2、第7戦アーリントン、第12戦グレンデールの3大会で適用されます。レースフォーマットは、450SXが12分プラス1周×3、250SXは10分プラス1周×3というスプリント形式で、総合成績に対してシリーズポイントが付与されます。

計時予選では、セクストン(450SX)が57秒564、ローレンス(250SX)が57秒998をマーク。両クラスのトップをホワイトのCRFが独占し、幸先のよいタイムアタック結果となりました。

450SXの決勝レース1では、セクストンがホールショット。背後にはケン・ロクスン(スズキ)、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、ディラン・フェランディス(ヤマハ)が控えていましたが、セクストンは徐々に後続を突き放してリードを蓄えました。後半は独走態勢を固めたセクストンが、ロクスンに5秒差をつけてトップチェッカー。ニコルズはスタート14番手からペースが上がらず、12位でフィニッシュしました。

レース2では、セクストンが4番手で1周目をクリア。ニコルズはオープニングラップ中ほどのジャンプでクラッシュし、最後尾からのコースインという大きなハンディを背負いました。セクストンは3周目の転倒で8番手まで後退。ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、イーライ・トーマック(ヤマハ)、ロクスン、クーパー・ウェブ(KTM)からなるトップグループを目指したものの、セクストンは5位でフィニッシュ。一方のニコルズは、14位まで追い上げました。

レース3では、スタートから飛び出したアンダーソンに続き、セクストンが2番手につけました。序盤から積極的に攻めるセクストンは、5周目にアンダーソンを抜いてレースリーダーに。終盤はウェブが2番手に上がりましたが、セクストンが逃げきってゴール。この結果、セクストンが今季初の総合優勝(1-5-1)をゲットしました。ニコルズは総合12位(12-14-11)。今大会の好成績により、セクストンはランキングでウェブと並ぶ同点2位に躍進。ポイントリーダーのトーマックに4点差と迫っています。

250SX レース3のウイナー(3-6-1)ローレンスがポイントリードを拡大

250SXウエストでは、開幕2連勝中のローレンスがオーバーオール2位でポディウムに登壇し、ポイントスタンディングの首位固めに成功しました。

レース1では、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、リーバイ・キッチン(ヤマハ)に続いて、3番手で1周目をクリアしたローレンス。2周目には2番手に浮上し、ハンプシャーを脅かしました。ところが4周目に転倒を喫し、6番手まで後退したローレンスは、終盤3番手まで浮上。ピアース・ブラウン(ガスガス)を追い詰めましたが、オーバーテイキングには至らず3位でフィニッシュしました。

レース2では、オープニングラップの先陣争いの中でローレンスが転倒し、最後尾から再スタートを強いられる事態になりました。スタート8番手からポジションアップを焦った結果でしたが、開幕戦で見せた慎重なレース運びとは対照的で、むしろローレンスらしいライディングにスイッチが入った矢先のことでした。11周でチェッカーが振られたこのレースで、ローレンスは6位まで追い上げてフィニッシュ。CRF250R勢の最上位は、ミッチェル・オールデンバーグ(Smartop MotoConcepts Honda)の4位でした。

レース3では、ローレンスが見事なホールショットを奪いました。序盤から圧倒的なスピードを披露するローレンスは、折り返し点をすぎる頃には3~4秒のマージンを築いて快走。終盤になっても勢いは衰えず、最終的にキッチンを12秒差で破りました。総合2位(3-6-1)となったローレンスですが、250SXウエストランキングのポイントリードは16点に拡大しています。ウエストシリーズは今大会で一区切り。次戦ヒューストンはイースト開幕戦となります。

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Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
レース3に臨む段階で、4人が1ポイント以内で総合優勝の可能性を残していたから、かなりエキサイティングな状況でしたね。好スタートが決まったし、いいラインもいくつか持っていたので、特にフープスでは感触よく乗れました。ポイントランキング上でもタイトルを争える位置に戻ることができて、とても楽しい気分です。これまでの失点をここで止めなければならないことは分かっていました。今週のマシン変更にはとても興奮しているし、次戦のヒューストンから東部に戻るのが楽しみです

Colt Nichols
Colt Nichols 45
Team Honda HRC
このところゲートからの飛び出しが冴えて好スタートが続いていたので、今回のトリプルクラウンを楽しみにしていました。でも今日はスタートをうまくまとめることができませんでした。今夜は転倒が多かったし、全くツキがなかったのでちょっと悔しいです。プラクティスのときからずっとそんな調子でした。もう少し改善しないといけませんね。快適なところが見つけられなくて、苦労している部分がいくつかあります。あるところでおっかなびっくりだったり、別のところではアグレッシブすぎたりしているので、正しい答えを探しています

Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
最初の2レースはちょっとしたカオスでしたね。スタート失敗に加え、何度かミスもやらかしたし、それで終わってしまいました。幸いレース3に限っては好スタートが切れたので、大混乱を避けることができました。これからオフになるので、少し休んでゴルフに行ったりしながら、次戦オークランドに向けて準備を進めます


250SX West Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Jett Lawrence 18 Team Honda HRC Honda 75
2 Cameron Mcadoo 48 Monster Energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 59
3 Rj Hampshire 24 Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing Husqvarna 58
4 Mitchell Oldenburg 49 Smartop MotoConcepts Racing Honda Honda 54
5 Stilez Robertson 40 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 52
6 Enzo Lopes 56 Muc-Off FXR ClubMX Yamaha Yamaha 46
14 Anthony Rodriguez 111 Smartop MotoConcepts Racing Honda Honda 28
21 Maxwell Sanford 162 Concrete Plants Inc Honda 7
24 Wilson TODD 102 Firepower Honda Honda 6
31 Brandon Ray 388 TDMX Graphics Honda 1


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