450SX Main Event
AMA SX 2023
Round 2

セクストンが3位ポディウム登壇を果たす

us RingCentral Coliseum

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第2戦が、オークランドで開催されました。カリフォルニア州を襲った記録的大雨によって延期された「第2戦」は、当初よりスケジュールが空いていたこの週末に変更。レース関係者は前戦タンパからオークランドまで、2,800マイル(約4,500km)に及ぶ大陸横断を経て会場入りしました。

セクストンが3位ポディウム登壇を果たす

スーパークロスは通常、18時30分からオープニングセレモニーが始まるナイターですが、近年のオークランドではデイレースが実施されています。今大会は進行が2時間前倒しされ、16時30分開始~20時終了というタイムスケジュールが採用されました。この変更によって、朝10時から始まったプラクティスセッションでは、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が1分05秒771で450SXトップ、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が1分06秒470で250SXトップとなり、計時予選両クラスをCRFが制しました。

19時28分にグリーンフラッグが振られた決勝レースでは、短めに設定されたストレートから1コーナーを巧みにクリアした、セクストンがホールショットを奪いました。背後にはイーライ・トーマック(ヤマハ)、クーパー・ウェブ(KTM)が控えており、ポイントランキング上位3人がトップにそろう展開に。序盤から飛ばすセクストンは、タイトル争いのライバルをしのぐハイペースにより、徐々にリードを広げました。レースの折り返し点を過ぎる頃には、トーマックに対するマージンは5秒という独走状態。ところが残り5分となった13周目、セクストンは単独クラッシュにより、レースリーダーの座をトーマックに明け渡してしまいました。再スタート後のセクストンは、元のペースを発揮できないままウェブに抜かれ、3位でフィニッシュ。優勝は逃したものの、ポディウム登壇は果たしました。なお僚友のコルト・ニコルズ(Team Honda HRC)は、シングルフィニッシュ9位に入り、復調の兆しを見せています。

250SX ジェット・ローレンスが3勝目を挙げポイントリードを広げる

250SXクラスは、本来であれば休息期間中だったウエストシリーズが1戦だけ再開するとあって、ハプニングの発生を予想する向きもありましたが、蓋を開けてみればローレンスがいつも通り圧倒的な勝利を収めました。

18時54分にスタートした決勝レースでは、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、キャメロン・マカドゥー(カワサキ)に続き、ローレンスが3番手で1周目をクリアしました。格好のポジションから果敢に攻めるローレンスは、3周目のフープスでマカドゥーをパスして2番手に浮上。そして5周目にはハンプシャーの転倒によって、トップに躍り出ました。レースリーダーとなったローレンスは、7周目にベストラップ1分07秒132を記録する快走により、メインイベントの主導権を握りました。終盤は10秒以上の差を付けて独走を続け、ローレンスが今シーズン3勝目を挙げました。

4レースを消化した段階で、250SXウエストランキング首位のジェット・ローレンスは、20ポイントのマージンを確保。イースト首位のハンター・ローレンスと共に、兄弟による東西制覇に向かって快進撃を続けています。

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Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
自分自身の走りも含め、何から何まで本当によかったと思います。決勝レースの前半10分間は、心地よいゾーンに入っていました。限界を超えた無理なライディングではなかったし、記録をマークしながら目的を達成しつつ走っていたんです。転倒後は少し気弱になって、基本的にサバイバルモードに入ってしまい、失ったスムーズな流れを取り戻そうとしたのですがたいへんでした。それでも来週またチャンスがあるし、こういうミスを修正できるようにがんばります

Colt Nichols
Colt Nichols 45
Team Honda HRC
このところの何週間かと比べると、今夜は少しよかったようです。実際にレース中は、何人かいいヤツたちを相手にバトルができました。もっと早い時期に前の方にポジションを上げ、勝機を増やさないといけません。全体的には正しい方向性を目指して何段階も上がっているので、来週またトライできるでしょう

Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
2度目のシーズンオフと言えるくらいのインターバルがあったので、その休みを断ち切るためにもここでレースができてよかったと思います。最初の数ラップは、いいラインを探したり他のライダーを観察することに費やしました。リーダーになってからは、ラップタイムを一定にキープしつつ、ミスを最低限にとどめるように心掛けました。自分のリズムをつかんで、同じ流れを保ちながら周回できました


250SX West Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Jett Lawrence 18 Team Honda HRC Honda 101
2 Rj Hampshire 24 Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing Husqvarna 81
3 Cameron Mcadoo 48 Monster Energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 80
4 Mitchell Oldenburg 49 Smartop MotoConcepts Racing Honda Honda 69
5 Levi Kitchen 43 Monster Energy Yamaha Star Racing Yamaha 63
6 Enzo Lopes 56 Muc-Off FXR ClubMX Yamaha Yamaha 63
14 Anthony Rodriguez 111 Smartop MotoConcepts Racing Honda Honda 35
22 Maxwell Sanford 162 Concrete Plants Inc Honda 12
25 Wilson Todd 102 Firepower Honda Honda 6


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