450SX セクストンが3位ポディウムをゲット
MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第14戦が、アトランタ・モータースピードウェイで開催されました。ホームストレッチ脇のグリーンに作られたコースで行うレースは、伝統のデイトナSXに似ています。こちらでは午前7時からプラクティス、午後2時半にオープニングセレモニー、午後6時にメインレース終了という日中スケジュールが予定されていました。

レース当日は早朝から豪雨との天気予報でしたが、コース全体がビニールシートで覆われたため、部分的にウエットスポットができたもののマディコンディションは回避されました。通常であれば、フリープラクティス8分×1、タイムドプラクティス10分×2、合計3回のセッションが予定されていたのですが、改定されたタイムスケジュールではタイムドプラクティス10分×1回のみとなりました。
少ない走行機会でしたが、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は1分25秒181を記録し、ポールポジションを獲得しました。その後セクストンは、予選ヒートレースでも9秒以上の独走でトップチェッカーを受け、好調ぶりをアピールしていました。
20分+1周で争われる決勝レースでは、ホールショットラインを2番手でクリアしたセクストンが2周目にトップに躍り出ます。ところがその次周にコーナーで転倒を喫し、セクストンは6番手まで後退しました。レース中盤には、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、クーパー・ウェブ(KTM)、イーライ・トーマック(ヤマハ)によるトップ3の背後まで接近。終盤には後退してきたウェブをパスし、トーマックにも照準を定めたセクストンでしたが、攻略には至らず3位でフィニッシュしました。2戦連続でポディウムに登壇したセクストンは、絶好調時のリズムを取り戻しています。
250SX ハンター・ローレンスが東西交流戦で優勝! ジェット・ローレンスは3位表彰台に登壇
併催クラスの250SXでは、東西交流戦「ショーダウン」が実施されました。計時予選~ヒートレース~ラストチャンスまではイーストとウエストが別々に進行し、メインレースで両地区が混走となるフォーマットです。東西に分かれて参戦しているジェット・ローレンス(Team Honda HRC)とハンター・ローレンス(Team Honda HRC)にとっては、兄弟が今シーズン初めて相まみえるラウンドとなります。
雨の影響で10分×1回に限定された計時予選では、J.ローレンスが1分27秒662でイースト1位。H.ローレンスは1分29秒172を記録して、ウエスト3位のゲートピックを獲得しました。イーストヒートでは、J.ローレンスが1コーナーの転倒から追い上げて5位。ウエストヒートでは、H.ローレンスが2位通過を果たしました。
15分+1周での決勝レースでは、下田丈(カワサキ)、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)に続き、H.ローレンスとJ.ローレンスが3~4番手で1コーナーをクリアしました。1周目にはH.ローレンスが2番手に浮上する一方、J.ローレンスが転倒で15番手まで後退する事態になりました。H.ローレンスは4周目に下田を抜き、以後レースリーダーとして快走を続けます。追っ手は途中からクリスチャン・クレイグ(ヤマハ)に替わりましたが、H.ローレンスが逃げきり優勝。今季3勝目のポイント加算により、H.ローレンスはウエスト首位のクレイグを23点差まで追い詰めています。イースト首位のJ.ローレンスは、後方からポジションをばん回して3位に入賞。兄弟揃ってのポディウム登壇が実現しました。イースト・ウエスト・ショーダウンは、最終戦ソルトレイクシティでも実施されます。

ライディングに関して言えば、私にとって非常にいい日でした。昨年のアトランタではとてもフィーリングがよかったし、またここでレースできるので気持ちが盛り上がっていました。このコースが気に入ったし、たぶん今までこんなに楽しく走れたことがなかったほどでした。雨の影響でテクニカルな状況になり、まだ相当な速いペースだったとはいえ、少し遅くなったと思います。ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)が来ることはわかっていましたが、イーライ・トーマック(ヤマハ)ももちろんそうでした。私はいいポジションに立ったのですが、あのコーナーに入ったときに滑りをこらえきれませんでした。あっという間でした。その後は落ち着いて考えをまとめながら、ひたすらがんばらなければなりませんでした。自分らしく走れば、たぶんポディウムには戻れるだろう。それが転倒後に考えた目標でした。3位でもありがたく思っていますが、本当はジェイソンのポジション(1位)に立ちたかったです。チームと一緒にここまで進歩できたことに満足しています。自分の思い通りにならないときでも、がんばり続けなくてはいけないものです。夜明けは近い、そんな手応えを実感しています
ライディングに関して言えば、私にとって非常にいい日でした。昨年のアトランタではとてもフィーリングがよかったし、またここでレースできるので気持ちが盛り上がっていました。このコースが気に入ったし、たぶん今までこんなに楽しく走れたことがなかったほどでした。雨の影響でテクニカルな状況になり、まだ相当な速いペースだったとはいえ、少し遅くなったと思います。ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)が来ることはわかっていましたが、イーライ・トーマック(ヤマハ)ももちろんそうでした。私はいいポジションに立ったのですが、あのコーナーに入ったときに滑りをこらえきれませんでした。あっという間でした。その後は落ち着いて考えをまとめながら、ひたすらがんばらなければなりませんでした。自分らしく走れば、たぶんポディウムには戻れるだろう。それが転倒後に考えた目標でした。3位でもありがたく思っていますが、本当はジェイソンのポジション(1位)に立ちたかったです。チームと一緒にここまで進歩できたことに満足しています。自分の思い通りにならないときでも、がんばり続けなくてはいけないものです。夜明けは近い、そんな手応えを実感しています

優勝はいつだって最高ですが、それがイースト・ウエスト・ショーダウンだったらなおさらです。誰もが東西交流戦の話題で持ちきりでしたね。勝つのは誰だとか、ああだこうだとか。でもアプローチを変える必要があるのは、何も新しいことではありません。ただレースをするだけです。クオリファイセッションではベストを尽くしましたが、大事なのは決勝レースです。私は好スタートを決めて、そこから勝利を収めました。ジェットもポディウムに立てたので、我々の家族としてもすごくうれしいことで、過去最高の成績でした(昨年最終戦イースト・ウエストでは、ジェット1位、ハンター3位)。我々の練習意欲は誰にも負けていないし、チームスタッフの一人ひとりが信じられないほど仕事をしています。最高です。楽しいです。このためにトレーニングをしてきたのです。今はやり遂げたことに興奮を抑えることができません
優勝はいつだって最高ですが、それがイースト・ウエスト・ショーダウンだったらなおさらです。誰もが東西交流戦の話題で持ちきりでしたね。勝つのは誰だとか、ああだこうだとか。でもアプローチを変える必要があるのは、何も新しいことではありません。ただレースをするだけです。クオリファイセッションではベストを尽くしましたが、大事なのは決勝レースです。私は好スタートを決めて、そこから勝利を収めました。ジェットもポディウムに立てたので、我々の家族としてもすごくうれしいことで、過去最高の成績でした(昨年最終戦イースト・ウエストでは、ジェット1位、ハンター3位)。我々の練習意欲は誰にも負けていないし、チームスタッフの一人ひとりが信じられないほど仕事をしています。最高です。楽しいです。このためにトレーニングをしてきたのです。今はやり遂げたことに興奮を抑えることができません

ご覧の通り予選ではマディだったし、今日の一番の課題はトラクションでした。いつどのように変化して、いつ食い付いたりグリップするようになるのかを見極めようとしていましたが、全然食い付かないスポットを見つけてしまったのです。それは仕方がないことだったけれど、あきらめるわけにはいかないし、マシンを起こして必死に追いかけるしかなったのです。今日みたいなレースでは自分のメンタルが試されていると感じました。これまでに積み重ねてきたレースで、自分がどれだけ成長したのか確かめているような。それはポディウムに値するものでした。ハンターがトップを走っていることがわかったとき、ヘルメットの中で声援を送りました、本当です。『ハンター、落ち着いてクレバーに走れば勝てるよ!』その結果、兄弟で1-3をゲットできて本当にうれしいです
ご覧の通り予選ではマディだったし、今日の一番の課題はトラクションでした。いつどのように変化して、いつ食い付いたりグリップするようになるのかを見極めようとしていましたが、全然食い付かないスポットを見つけてしまったのです。それは仕方がないことだったけれど、あきらめるわけにはいかないし、マシンを起こして必死に追いかけるしかなったのです。今日みたいなレースでは自分のメンタルが試されていると感じました。これまでに積み重ねてきたレースで、自分がどれだけ成長したのか確かめているような。それはポディウムに値するものでした。ハンターがトップを走っていることがわかったとき、ヘルメットの中で声援を送りました、本当です。『ハンター、落ち着いてクレバーに走れば勝てるよ!』その結果、兄弟で1-3をゲットできて本当にうれしいです
250SX East Standings
Pos. | Rider | Num. | Team | Constr. | Pts |
---|---|---|---|---|---|
1 | Jett Lawrence | 18 | Team Honda HRC | Honda | 168 |
2 | Rj Hampshire | 24 | Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing | Husqvarna | 122 |
3 | Cameron McAdoo | 48 | Monster energy ProCircuit Kawasaki | Kawasaki | 114 |
4 | Pierce Brown | 44 | Troy Lee Designs/Red Bull/GASGAS Factory Racing | GASGAS | 107 |
5 | Mitchell Oldenburg | 54 | Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda | Honda | 103 |
6 | Enzo Lopes | 80 | Muc-Off FXR ClubMX, IAMACOMEBACK, Yamaha | Yamaha | 100 |
7 | Jordon Smith | 90 | Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda | Honda | 95 |
15 | John Short | 72 | Volkswagen of Waco, Jones Powersports | Honda | 44 |
19 | Jarrett Frye | 39 | Fire Power Honda | Honda | 26 |
20 | Kyle Peters | 52 | Phoenix Racing Honda | Honda | 25 |
25 | Jeremy Hand | 63 | SGB Unlimited Honda | Honda | 16 |
28 | Lance Kobusch | 194 | STR, 100%, Dunlop, Canvas | Honda | 15 |
39 | Aj Catanzaro | 330 | Moto Academy | Honda | 1 |
250SX West Standings
Pos. | Rider | Num. | Team | Constr. | Pts |
---|---|---|---|---|---|
1 | Christian Craig | 28 | Monster Energy Star Racing Yamaha | Yamaha | 194 |
2 | Hunter Lawrence | 96 | Team Honda HRC | Honda | 171 |
3 | Michael Mosiman | 29 | Troy Lee Designs Red Bull GASGAS Factory Racing | GasGas | 158 |
4 | Vince Friese | 62 | Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda | Honda | 127 |
5 | Jo Shimoda | 30 | Monster Energy ProCircuit Kawasaki | Kawasaki | 125 |
6 | Nate Thrasher | 49 | Monster Energy Star Racing Yamaha | Yamaha | 112 |
29 | Mcclellan Hile | 503 | Team BWR, HD Supply, L-Tec, SSI Decals, Fly Racing | Honda | 9 |
31 | Maxwell Sanford | 162 | Concrete Plants Inc | Honda | 7 |

















