450SX
AMA SX 2022
Round 10

450SX ブレイトンとフリージーが5-6位に入賞

us Ford Field

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第10戦が、デトロイトで行われました。シリーズ後半に突入する今大会に先立って、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)の戦列離脱が、3月8日付けのリリースで発表されました。昨年の暮れから続いている体調不良を改善するために治療と休養が不可欠となり、復帰時期は未定とされています。ロクスンは今シーズン、開幕戦で優勝を飾ったものの、それ以降は成績が安定せず(5位~13位)、不本意なポジションに低迷していました。

450SX ブレイトンとフリージーが5-6位に入賞

僚友の欠場によってチェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、双肩に大きな期待を担うことになりました。13時50分から始まった計時予選1回目では、セクストンが44秒173で暫定ポールポジション。16時05分からの2回目では43秒701まで更新したセクストンですが、総合では2番手のゲートピックを獲得しました。会場のフォード・フィールドはフットボールサイズの屋内競技場ですが、床面積が小さめなのでラップタイムが短いコースレイアウトになっています。

21時30分からの決勝レースでは、セクストンが6番手で1コーナーをクリアしました。上位陣ではポジションの入れ替わりが激しく、レースリーダーはジャスティン・ボーグル(スズキ)から、ジャスティン・バーシア(ガスガス)、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、イーライ・トーマック(ヤマハ)へと交代。セクストンは4周目9番手まで下がりましたが、その後15周目には5番手まで巻き返しました。ところが17周目の4番手争いの中で、連続ジャンプで失速したクーパー・ウェブ(KTM)を避けられず、乗り上げる形で転倒してしまいました。その場でリタイアしたセクストンは、22位というリザルトに終わりました。CRF450Rによる最上位は、ジャスティン・ブレイトン(Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda)の5位でした。

250SX ローレンスが今シーズン3勝目をゲット

250SXイースト第4戦の今大会では、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が前戦デイトナに続く優勝を飾り、今シーズンの勝ち星を3個に増やしました。

ローレンスは計時予選2回目のセッションで、43秒856を記録。クラス最速のタイムでナイトプログラムに進出しました。

20時50分にスタートした決勝レースでは、ホールショットを奪ったローレンスが、序盤から主導権を握りました。背後にはピアース・ブラウン(ガスガス)、キャメロン・マカドゥー(カワサキ)が控えていましたが、ローレンスは3秒以上の貯金を蓄えて快走しました。レースの折り返し点となる10~11周目になると、周回遅れによってペースダウンを強いられ、ブラウンに接近を許したローレンスでしたが、その後のクリアラップで独走態勢を復活させます。終盤は追っ手がマカドゥーに替わりましたが、ローレンスが逃げきり、6秒差でトップフィニッシュ。今シーズン3勝目を挙げ、ポイントリーダーの座を固めたローレンスは、ランキング2位のマカドゥーに8ポイント差をつけています。


Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
全体を振り返ってみると、デトロイト・スーパークロスは私にとって大荒れのレースでした。ヒートレースでは周回遅れのライダーをかわそうとしてクラッシュしたし、メインレースではクーパー・ウェブ(KTM)と絡んで転倒。それで今夜を台無しにしてしまいました。残念だったけれども、擦り傷や打撲が何ヶ所かある以外は、ありがたいことに大丈夫です。次戦は地元レースの一つと見なしているインディアナポリスなので、またトップ争いをしてこの埋め合わせをしなければと燃えています

Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
すごくトリッキーなレースでした。コースは狭くて単純なレイアウトだったのですが、崩れると非常にいやらしくなりました。特にリズムセクションなどでは、時々不意打ちを食らうほどでした。先週や先々週と比べて、今回の方がはるかに難しかったです。みんなのラップタイムが近かったこともあり、ずっと警戒していました。ピアース・ブラウン(ガスガス)には驚かされました。普通は誰でもジャンプで空吹かしするので、来ていることが分かるのですが、彼は音もなく近付いてきたのです。心底ビビりましたよ。大事なことは、ラップタイムを削りながら集中を切らさなかったこと。なぜならバカバカしいミスをやらかした途端に、ライバルに付け込まれるからです。それにしても楽しかった。感謝の気持ちで一杯です。この調子で勝ち続けたいですね


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Jett Lawrence 18 Team Honda HRC Honda 99
2 Cameron Mcadoo 48 Monster energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 91
3 Pierce Brown 44 Troy Lee Designs/Red Bull/GASGAS Factory Racing GasGas 68
4 Stilez Robertson 50 Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing Husqvarna 67
5 Enzo Lopes 80 Troy Lee Designs/Red Bull/GASGAS Factory Racing Yamaha 64
6 Jordon Smith 90 Fire Power Honda Honda 63
9 Mitchell Oldenburg 54 Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda Honda 50
16 John Short 72 Volkswagen of Waco, Jones Powersports Honda 30
17 Kyle Peters 52 Phoenix Racing Honda Honda 20
18 Cullin Park 140 Phoenix Racing Honda Honda 17
21 Jeremy Hand 63 SGB Unlimited Honda Honda 14
25 Jarrett Frye 39 Fire Power Honda Honda 9
26 Grant Harlan 65 Tilube Storm Lake Honda Honda 8
27 Coty Schock 37 Phoenix Honda Racing Honda 8
28 Lance Kobusch 194 STR, 100%, Dunlop, Canvas Honda 7

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レポート公開日
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