450SX
AMA SX 2022
Round 9

450SX セクストンが3位のポディウムに登壇

us Daytona International Speedway

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第9戦が、デイトナで開催されました。今シーズンのレースカレンダーで、全17戦のちょうど折り返し点に位置するデイトナは、World Center of Racingという異名にふさわしい大会となりました。フロリダ州には多くのライダーが移り住み、文字通りモトクロスの中心地と化していますが、Team Honda HRCのライダーも4人全員が州内に居を構えています。

450SX セクストンが3位のポディウムに登壇

デイトナ・インターナショナル・スピードウェイにおけるスーパークロスは、メインスタンド前のグリーンに土を搬入して作られたコースで実施されます。細長い弓形のスペースにレイアウトされた今年のコースは、障害物と土質のバリエーションに富み、随所でライディングテクニックの差が出やすい設定となっていました。昼間に行われた計時予選では、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が1分11秒254を記録して4番手、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は1分11秒530で7番手でした。

20分+1周の決勝レースでは、セクストンが6番手、ロクスンが11番手で1コーナーをクリアしました。1周目の先陣争いを経て、セクストンは2番手、ロクスンは5番手までポジションアップ。先頭を走るクーパー・ウェブ(KTM)に狙いを定め、セクストンは1秒強のビハインドで追撃しました。7周目にイーライ・トーマック(ヤマハ)に先行を許すと、セクストンはペースが乱れて単独3番手に落ち着きます。終盤はデュラン・フェランディス(ヤマハ)が接近しましたが、セクストンはラストスパートで振り切り、トーマック、ウェブに続いて3位でフィニッシュしました。ロクスンはレース中盤以降、後方からのアタックに飲み込まれ、7位でフィニッシュしました。

250SX ローレンスが今季2勝目を挙げ首位独走

250SXイースト3戦目となるデイトナで、ポイントリーダーのジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が、今シーズン2勝目を挙げました。ローレンスはキャメロン・マカドゥー(カワサキ)と同点首位で今大会に臨みましたが、この勝利によって開幕戦ミネアポリス以来の単独首位となりました。

ローレンスは計時予選でクラス随一の1分11秒台をマークし、ポールポジションを獲得。ヒートレースでも2組目に出走してトップチェッカーを受け、順当に決勝へ駒を進めました。

15分+1周で競われる決勝レースでは、好スタートを切ったローレンスが1周目からトップに躍り出ました。2番手にはスタイルズ・ロバートソン(ハスクバーナ)がつけていましたが、ローレンスは早々とセーフティリードを築き、独走態勢となった中盤以降は完全にレースの流れを掌握しました。最終的には14秒のマージンを蓄えてフィニッシュ。2位ロバートソン、3位マカドゥーを従えて、ポディウムのセンターポジションに立ちました。ローレンスのリードは5ポイントとなり、単独首位に立っています。


Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
今回のコースは450SXに昇格して以降に走った中でも最も難しくて、全くの別物でした。スタートはそれほどよくなかったけれど、なんとかして自分がいるべきポジションまで上がりました。最初はうまくいっていたような気がしたのですが、その後コースが荒れてきたのです。イーライ・トーマック(ヤマハ)とクーパー・ウェブ(KTM)は終始一定のペースを保っていたようですが、私の走りはスムーズな流れが足りなくて、少々遅くなりました。イーライに抜かれてからは、後ろにいるジャスティン・バーシア(ガスガス)が気になったのですが、レース中盤になるとリズムを取り戻してペースを上げることができました。このところ成績が荒れていたので、ポディウムの上に帰って来ることができてうれしいです

Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
デイトナは常に最も楽しいレースの一つです。コースの荒々しさだけでなく、全体としてこの場所に漂う雰囲気がいつも特別なのです。この会場に来るのが大好きです。今回は終日よかったと思います。プラクティスやクォリファイでは、いくらか前の方のライダーと走れたし、ライディングを楽しみました。リザルトに変化はありませんが、楽しかったです

Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
優勝の喜びはさておき、初めてのデイトナはとてもすばらしい経験でした。ファンがすぐ近くにいて、NASCARレースに対して感じるフィーリングのようです。同じ場所なのに、NASCARほどスピードは出せませんが…。子どもの頃からデイトナで走ることを夢見ていたのですが、今日はそれどころか勝ってしまいました。バイクの感触はとてもやさしくて、速く走りたがっていました。そこがよかった。メインレースでは、スタイルズ・ロバートソン(ハスクバーナ)に長い間追いかけられました。視界の隅で見えていたので、おかげで集中を切らすことなく走り続けました。優勝できてうれしいです。先週とは違って、間違いなく平穏な週末になりました。少なくとも今夜はぐっすり眠れそうです


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Jett Lawrence 18 Team Honda HRC Honda 73
2 Cameron Mcadoo 48 Monster energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 68
3 Stilez Robertson 50 Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing Husqvarna 52
4 Enzo Lopes 80 Troy Lee Designs/Red Bull/GASGAS Factory Racing Yamaha 50
5 Pierce Brown 44 Troy Lee Designs/Red Bull/GASGAS Factory Racing GasGas 47
6 Jordon Smith 90 Fire Power Honda Honda 75
11 Mitchell Oldenburg 54 Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda Honda 33
16 Kyle Peters 52 Phoenix Racing Honda Honda 20
17 John Short 72 Volkswagen of Waco, Jones Powersports Honda 20
19 Cullin Park 140 Phoenix Racing Honda Honda 13
22 Jarrett Frye 39 Fire Power Honda Honda 9
23 Grant Harlan 65 Tilube Storm Lake Honda Honda 8
24 Coty Schock 37 Phoenix Honda Racing Honda 8
25 Jeremy Hand 63 SGB Unlimited Honda Honda 7
26 Lance Kobusch 194 STR, 100%, Dunlop, Canvas Honda 7

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レポート公開日
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