450SX Main Event 3
AMA SX 2022
Round 8

450SX 今季2度目のトリプルクラウンでセクストンが総合4位(4-3-5)に入賞

us AT&T Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第8戦が、ダラス近郊のアーリントンで行われました。今シーズンは決勝3レース制「トリプルクラウン」が、第5戦グレンデール、第8戦アーリントン、第13戦セントルイスの3大会限定で組まれていますが、いずれも屋内スタジアムが会場となっているのは、短時間に6レース行われる決勝を荒天によるリスクから守るためです。

450SX 今季2度目のトリプルクラウンでセクストンが総合4位(4-3-5)に入賞

ヒートレースが行われないトリプルクラウンフォーマットでは、計時予選結果がそのまま決勝レース1のゲートピックとなります。正午すぎからタイムアタックが始まると、1回目のセッションでチェイス・セクストン(Team Honda HRC)が48秒621を記録し、暫定ポールポジションを獲得。2回目まで消化した総合では、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が48秒187で2位、セクストンはタイムを更新できず3位で予選を終えました。

12分+1周の決勝レース1では、ビンス・フリージー(Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda)がホールショットを取りました。ロクスンは11番手、セクストンは13番手からのポジションアップを続け、トップテン内へ。8周目にはロクスンが転倒し、8番手から20番手まで後退してしまいました。セクストンは終盤3番手まで追い上げましたが、最終ラップの攻防を経て4位フィニッシュ。ロクスンは16位でチェッカーを受けました。

レース2では、セクストンがホールショットを奪い、序盤からレースをリードしました。ロクスンはアウト寄りのゲートに回ったこともあり、1周目15番手と出遅れました。セクストンは折り返し点をすぎた頃、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)に抜かれて2番手、終盤はイーライ・トーマック(ヤマハ)に先行を許しましたが、僅差の3位でゴールしました。

レース3では、ロクスンが中央付近のゲートから好スタートを切りました。1コーナーには3~4番手で進入しましたが、他車の転倒と絡んでストップ。19番手からの追い上げを強いられることなりました。セクストンは1周目7番手から着実にポジションアップに成功。中盤には3位争いを繰り広げましたが、12周目の転倒で勢いを失い、5位でフィニッシュしました。この結果、セクストンはオーバーオール4位(4-3-5)で19ポイント、ロクスンは13位(16-9-16)で10ポイントを加算しました。

250SX ローレンスが3位表彰台(4-1-10)をゲットし首位をキープ

250SXイーストシリーズ第2戦となる今大会には、開幕戦の勝者ローレンスが、レッドナンバープレートに換装されたCRF250Rで登場。トリプルクラウン方式による3レースは、アップダウンの激しい展開になりましたが、ローレンスは1勝を含むリザルト(4-1-10)の総合により、ポディアム3位に登壇しました。

ローレンスは計時予選で48秒513をマークし、ポールポジションを獲得。ロクスンとセクストンによる、CRF450Rのタイムと肩を並べる好記録で決勝に駒を進めました。

10分+1周で争われる決勝レース1では、ホールショットのローレンスが2コーナーで転倒し、最後尾近くからの追い上げを強いられる波乱の幕開けとなりました。わずか4周で一桁ポジションまで躍進してきたローレンスは、終盤9周目に22台の中でベストとなる48秒643を記録。フィニッシュライン直前まで猛追しましたが、1位オースティン・フォークナー(カワサキ)、2位キャメロン・マカドゥー(カワサキ)、3位Rj・ハンプシャー(ハスクバーナ)と僅差の4位でチェッカーを受けました。

レース2では、スタート2番手につけたローレンスが、2周目にスタイルズ・ロバートソン(ハスクバーナ)を抜いてトップに立ちました。早々とセーフティリードを築いたローレンスは、終始独走の末にトップチェッカー。ここまでの集計によると、ローレンス(4-1)、フォークナー(1-4)、マカドゥー(2-3)が同点で並び、総合優勝の行方はレース3に委ねられることになりました。

レース3では、1コーナーにトップで進入したローレンスがスリップダウン。1周目15番手というハンディを背負いました。またしても48秒台のファステストラップで追い上げたローレンスは、8周目のコントロールラインでフォークナーを抜いて3番手にアップ。しかしこのジャンプでラインが交錯し、競り合っていたフォークナーと空中で絡んで両者転倒。再スタート後、ローレンスは10位でゴールしました。総合3位(4-1-10)となったローレンスは、マカドゥーと同点でランキング首位に立っています。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
ここダラスでのレースは、無難に始まりました。日中は自分自身の感触がすごくよくて、クオリファイでは何本かいいタイムを出せました。リーダーボードのあんな上に自分が表示されるのは久しぶりだったので、おそらく本当に楽しめた最初の予選だったと思います。ところがナイトプログラムになると、撒水のしすぎでコースが滑りやすくて、すべてが台無しになってしまったのです。トラクションを得るためにすごく苦労したし、自分らしくない転倒をずいぶんやらかしました。またしてもフラストレーションのたまる週末になりました。次のデイトナは面白いコースで、いつも流れをいい方向に変えてくれるので楽しみです

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
第8戦アーリントンは、まあまあだったと思います。レースごとのスコアは4-3-5で総合4位でした。理想的な成績ではありませんが、先週のことを思えばレースに復帰できてうれしいです。終日乗れていましたが、スタートがあまり上手く決まらなかったので、いいポジションに行けませんでした。レース2ではあまり乗れていませんでした。デイトナはフロリダの家から近いので、とても楽しみにしています。温暖な気候の下で何かを始めてみましょう

Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
自分にとっての第2戦ですが、今日は一日中気分よく走れました。コースにもしっかりと馴染んでいたし、マシンのフィーリングも最高でした。ただ残念なのは、ばかばかしいミスをいくつか犯してしまったことです。本当にがっかりだし、少しもうれしくありません。唯一のポジティブな収穫は、マシンが素晴らしかったということです。次のラウンドが楽しみです。自分としては大丈夫でしたが、本当に、本当に申し訳なく思っています。コースレイアウトは素晴らしく、ライディングも絶好調でした。ミスをたくさんやらかしましたが、それらがなければあのようなクラッシュは発生しなかったでしょう。今夜の話題はフォークナーとの転倒に尽きることは分かっています。起きてしまったことを思うと、本当に気が滅入ります。あのように誰かを倒したり、誰かを傷つけたり故意にやったことはありません。オースティンと彼女のライリー、そして家族の皆さんに対して心からお詫びしたいと思います。それ以外に言うことは何もありません。あのクラッシュを除けば、あとは全部素晴らしかった。マシンもチームも最高。あとはタイトルのチャンスを目指し、ミスをなくすことです


250SX East Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Cameron Mcadoo 48 Monster energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 47
2 Jett Lawrence 18 Team Honda HRC Honda 47
3 Jeremy Martin 6 Monster Energy/Star/Yamaha Racing Yamaha 42
4 Austin Forkner 33 Monster energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 39
5 Enzo Lopes 80 Muc-Off FXR ClubMX, IAMACOMEBACK, Yamaha Yamaha 32
6 Stilez Robertson 50 Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing Husqvarna 29
7 Jordon Smith 90 Fire Power Honda Honda 28
13 Mitchell Oldenburg 54 Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda Honda 19
14 Kyle Peters 52 Phoenix Racing Honda Honda 19
19 John Short 72 Volkswagen of Waco, Jones Powersports Honda 9
20 Cullin Park 140 Phoenix Racing Honda Honda 8
21 Coty Schock 37 Phoenix Honda Racing Honda 8
22 Jeremy Hand 63 SGB Unlimited Honda Honda 7
23 Jarrett Frye 39 Fire Power Honda Honda 6


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