450SX
AMA SX 2022
Round 4

セクストンが3位に入賞しランキング2位をキープ

us Angel Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第4戦が、エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムで行われました。今季のレースカレンダーでは当地で3ラウンドが組まれていますが、今大会はその2戦目になります。ここまでの450SXは、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が1位-13位-7位、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が5位-9位-1位というように上位陣のリザルトが分散した結果、ポイント争いが僅差となっています。

セクストンが3位に入賞しランキング2位をキープ

ランキング首位から1点ビハインドで今大会に臨んだセクストンは、計時予選が始まると果敢に攻め、1分03秒046を記録してポールポジションを獲得しました。ロクスンは1分03秒886で7位。激しいタイムアタックが繰り広げられ、トップ数人が03秒台にひしめく予選結果となりました。ナイトプログラムでは、ヒート2に出走したセクストンとロクスンが揃って好走。1-2フィニッシュで決勝に駒を進めました。

20分+1周で競われる決勝レースでは、ロクスンがホールショットを奪いました。セクストンはスタートでやや出遅れたものの、1周目をうまくさばいて7番手、2周目には5番手に浮上しました。トップを走るロクスンは、序盤1~2秒のリードを保持していました。ところが、マルコム・スチュワート(ハスクバーナ)に替わって2番手に上がったジェイソン・アンダーソン(カワサキ)が急接近。そして5周目のサンドコーナーでアンダーソンと接触したロクスンは、転倒を喫し13番手まで後退してしまいました。その後のピットインでさらにポジションを失ったロクスンは、20番手からのキャッチアップを強いられました。

一方セクストンは、5周目にアンダーソン、イーライ・トーマック(ヤマハ)に続く3番手に浮上。優勝が視野に入る好位置につけました。レース中盤の8周目からはトーマックがトップに立ち、セクストンのターゲットはアンダーソンに入れ替わりました。しかし終盤になると、エンジンをストールさせるミスが発端でセクストンのペースが落ち、トップ3は縦に広がりました。20周目にチェッカーが振られ、セクストンは3位でフィニッシュ。ポイントリーダーに対し6点差で、セクストンがランキング2位をキープしています。なおロクスンは13位でゴールしました。

250SX West ローレンスが4戦連続ポディウム登壇

ハプニングの多い450SXとは対照的に、250SXウエストに参戦中のハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は、毎戦安定したリザルトを残しています。これまで3位-2位-2位というハイアベレージで表彰台に立ってきましたが、今大会アナハイム2でも3位をゲットしました。

計時予選で1分05秒018をマークして5位につけたローレンスは、予選ヒート2を3位でフィニッシュ。決勝レースのゲートピックは、1コーナーに向かってイン寄りを選択しました。

15分+1周の決勝レースでは、ビンス・フリージー(Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda)がトップで1周目をクリア。ローレンスは6番手からオーバーテイクを図り、ジャレック・スウォル(ハスクバーナ)、下田丈(カワサキ)を抜いて4番手に浮上しました。トップのフリージーは、マイケル・モジマン(ガスガス)、クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)に先行を許した後、3番手に定着します。レース中盤は、前に出たクレイグとモズマンのトップ争い、その後方でフリージーとローレンスのバトルが白熱化。そして迎えたラスト2周のフープスで、追い詰められたフリージーが転倒し、ローレンスが3番手に上がりました。残る周回でモジマンとの10秒差を縮めることはできませんでしたが、ローレンスは3位フィニッシュを果たし、4戦連続となるポディウム登壇を実現しました。ローレンスは250SXウエストランキング2位を維持しています。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
我々にとってこの週末は、正に悪夢でした。最近はマシンセッティングに悩んでいて、ベストな感触を得るまであと少しというところです。かなり大変なことでしたが、そこそこの結果が出ました。いつも夜までには正しいセッティングが見つかり、成績もまとまるようです。ヒートレースでは2位になり、メインレースではホールショットを取りました。すべてが順調そうでした。今回はフープスが難しくて手こずったし、あそこは得意じゃなかったことは間違いありません。フープスで転倒しそうになって、その周にアンダーソンに倒されたのですが、コーナーのイン側を空けすぎました。彼が仕掛けるべきコーナーではなかったと思いますが、アタックを受けて転倒してしまったことは確かです。ゴーグルに砂が入ったのでピットインしなければならず、とにかく今夜はそこで終わりでした。何とか13位になったのですが、決して諦めていたわけではありません。かなりポイント差をつけられたことは残念ですが、来週はもっと安定した走りを取り戻したいと思います。今週は練習とトレーニングが不足していたので、その点も改善したい。練習時間を増やせば、自信を持ってフェニックスに向かえるはずです

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
今夜はとてもいい気分でした。今回のフープスは予測が困難で、角張ったエッジがたくさんありましたが、なんとかこなせたと思います。コースは非常に難しかったけれど、一日中楽しむことができました。すごくテクニカルなレイアウトで、特に長いフープスと長いリズムセクションが難しかった。ラップタイムが長く、決勝レースの周回数が少ない点はよかったです。マシンの感触は常に良好でしたが、それは進行中の過程です。私はもっと向上しないといけません。1回マシンをストールさせましたが、たぶん1~2秒しかロスしていないはずです。イーライとジェイソンはとても乗れていたけれど、今年は彼らのようなトップランナーに交じって戦いたいと思っています。昨年は多くのことを学んだので、同じようなミスをしないように心がけています。彼らとレースをして、毎週表彰台に上がりたい。次の週末のために、向上あるのみです

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 41
Team Honda HRC
アナハイム2では、いいペースが出せなくて大変でした。最初からちょっと不利な位置にいて、自分たちにわざわざ難しい仕事を与えていました。メインレース中のコースはとても難しくて、誰もが同じようなペースで走っていました。人を疲れされるコースではなく、長さは問題ではなかったものの、荒れ方が大変でした。でも次戦フェニックスでは、逆襲して一発かましてやりますよ


250SX West Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Christian Craig 28 Monster Energy Star Racing Yamaha Yamaha 99
2 Hunter Lawrence 96 Team Honda HRC Honda 88
3 Michael Mosiman 29 Troy Lee Designs Red Bull GASGAS Factory Racing GasGas 85
4 Jo Shimoda 30 Monster Energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 66
5 Nate Thrasher 49 Monster Energy Star Racing Yamaha Kawasaki 63
6 Vince Friese 62 Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda Honda 58

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