450SX
AMA SX 2022
Round 2

ハプニングの連鎖が響き、セクストン9位、ロクスン13位

us RingCentral Coliseum

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS第2戦が現地時間15日(土)、オークランドで行われました。リングセントラル・コロシアムは1966年のオープン以来長い歴史を刻んできた球場ですが、老朽化が目立ってきたため新しいボールパークの建設計画が持ち上がっています。数年後にはオークランドSXの趣が変わることになるかもしれません。

ハプニングの連鎖が響き、セクストン9位、ロクスン13位

当地では何度かデイレースが試され、3時間ほど前に倒したタイムスケジュールが採用されてきましたが、今年は通常通りのナイター開催となりました。日中に行われる練習走行と計時予選は、アナハイムやサンディエゴなどのオープンエアスタジアムと同じように、カリフォルニアらしい陽光の下で実施されます。その計時予選の2本目では、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)がクラッシュしたところに、直後にいたチェイス・セクストン(Team Honda HRC)が絡み、両者が転倒するアクシデントが発生しました。このため予選順位はセクストンが1分00秒102で8番手、ロクスンは1分00秒224で9番手。59秒台がひしめく上位グループからは、少々差を付けられたタイムとなりました。

カクテルライトの下で始まったヒート1ではセクストンが1番手、ヒート2ではロクスンが2番手でチェッカーを受け、20分+1周で競われる決勝に駒を進めました。メインレースのスタートでは、3番手で1コーナーをクリアしたロクスンですが、2コーナーで6番手に後退。その背後にはセクストンが控えていました。ロクスンは3周目にシェーン・マケラス(KTM)を抜いて5番手に浮上しましたが、その直後の転倒で上位争いから脱落。バンクの上にマシンが乗り上げてしまったため、再スタートに手間取り16番手までポジションを下げました。一方6番手から上位をうかがっていたセクストンは、9周目にマシンをストールさせてしまい後退。このミスでセクストンは9位、ロクスンは13位でレースを終えました。

開幕戦の勝利により、レッドプレートを装着して今大会に臨んだロクスンでしたが、次戦では通常のナンバープレートに戻し、首位奪回に挑みます。

250SX West ハンター・ローレンスが2位をゲット

開幕戦でポディウム登壇を果たし、250SXウエストのタイトル争いに名乗りを上げたハンター・ローレンス(Team Honda HRC)。初めて走るオークランドでまた1つポジションアップを遂げ、2位を獲得しました。

タイムアタックでは、学習モードに徹した1回目の走行で1分03秒066、2回目のセッションで1分00秒913を記録して5番手。予選ヒート2では2番手でチェッカーを受け、順当に決勝出場権をゲットしました。

15分+1周のメインレース、スタート直後の上位陣は、下田丈(カワサキ)、クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)、ビンス・フリージー(Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda)、セス・ハメイカー(カワサキ)、マイケル・モジマン(ガスガス)、そして6番手にローレンスがつけました。序盤のトップ争いから下田とモジマンが脱落し、5周目にはローレンスが3番手に浮上。1分00秒台のハイペースで、前を行く2台を猛追しました。終盤12周目にはハメイカーをパスしたローレンスですが、リーダーのクレイグは9秒ほど先行しておりポジションアップもここまで。ローレンスは2位でフィニッシュしました。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
オークランドに関しては、あまりコメントすることがありません。今日は始まったときから少し変な感じだったし、コース上でもあまりいい感触ではなかったもののベストは尽くしました。最後の計時予選でチェイスと私は一緒にクラッシュし、彼が私の頭をフープスのように乗り越えて行きましたが、大したケガに至らなかったのはラッキーでした。クラッシュはあっという間の出来事で、たまたま悪い場所で転倒してしまった私の責任です。ヒートレースの結果はまずまずの2位。ナイトショーが始まってからは、今日の出来事はすべて忘れて冷静でいようと心がけました。決勝のスタートは悪くなかったのですが、4~5番手につけていながらフープスに手こずりました。プラクティスでもメインレースでもフープスが難所で、ただただうまく乗りこなせなかったので、そこが課題だったのですが、あまり改善できないまま13位に終わりました。それでも落ち込むことなく、来週も攻め続けます

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
第2戦オークランドの始まりは順調でした。フリープラクティスとクオリファイセッションの1回目まではよかったのですが、そこから先は一気に下り坂でした。2回目のクオリファイでケンと絡むクラッシュがあり、2人とも激しく転倒してしまったのです。その後ヒートレースでは勝てたものの、フープスを中心としたコース全体に違和感がありました。厳しい一日になりましたが、次のサンディエゴではもっと好成績を残せるように、準備をしていこうと気持ちを引きしめています

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 41
Team Honda HRC
今夜のオークランドは悪くはなかったです。メインレースで2位に入りましたが、まだ少し納得がいかないところがあります。先週とは違って、セス・ハメイカーの攻略に何周も費やしました。彼は序盤から乗れていたし、追撃を緩めずにいいバトルが続きました。自分の反省点としてはスタートがあまりうまく決まらなかったので、来週はそこを重点的に練習するつもりです。体調もいいし、サンディエゴではいいレースができると思います


250SX West Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Christian Craig 28 Monster Energy Star Racing Yamaha Yamaha 52
2 Hunter Lawrence 96 Team Honda HRC Honda 44
3 Seth Hammaker 47 Monster energy ProCircuit Kawasaki Kawasaki 44
4 Michael Mosiman 29 Troy Lee Designs Red Bull GASGAS Factory Racing GasGas 36
5 Vince Friese 62 Smartop Bullfrog Spas MotoConcepts Honda Honda 35
6 Garrett Marchbanks 35 Muc-Off FXR ClubMX Yamaha 34

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