Salt Lake City 2
AMA SX 2021
Round 17

セクストンが今季最終戦で3位入賞、ロクスンがシリーズランキング2位を獲得

us Rice-Eccles Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第17戦が、ソルトレイクシティで開催されました。Team Honda HRCは、ライス・エクルズ・スタジアムのパドックにトランスポーターを残し、この最終戦でベストを尽くすためいったんカリフォルニアに戻って態勢を整えました。

セクストンが今季最終戦で3位入賞、ロクスンがシリーズランキング2位を獲得

今大会では前戦ソルトレイクシティ1とは異なるタイムスケジュールが採用されました。午後0時半プラクティス開始、同7時半にオープニングセレモニー、同11時メインレース終了というものですが、ユタ大学構内のライス・エクルズ・スタジアムには人数を限定されながらも観衆が集いました。

1週間で作り変えられたコースは、前戦よりも短いものになりました。計時予選では、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が41秒706で1位、チームメートのケン・ロクスンが41秒810で2位と、レッドライダーズがワンツーを占める好タイムを記録。予選ヒート1ではロクスンが2位、ヒート2ではセクストンが5位で決勝に進出しました。

20分+1周のメインレースでは、好スタートを決めたロクスンが、オープニングラップからトップに立ちました。4番手につけたセクストンは、マービン・ムスキャン(KTM)を相手に競り合い、何度もポジションを入れ替えた後、4周目には3番手に浮上。6周目にはクーパー・ウェブ(KTM)を攻略して、ロクスンとセクストンによるHonda 1-2フォーメーションが出来上がりました。

ロクスンとセクストンは、42秒台のベストラップを叩き出しながら、ウェブとムスキャンを引き離しました。9周目にはセクストンがロクスンをかわし、トップに躍り出ました。それまではテール・トゥ・ノーズだった2台ですが、セクストンが前に出ると間隔が広がり、最大で3秒ほどのリードになりました。一方レース時間が10分を経過するころになると、ロクスンの背後にはウェブとムスキャンが接近。後半18周目には、両者にかわされたロクスンが4番手まで後退しました。

22周目までトップの座を守ったセクストンには、初優勝の期待がかけられましたが、終盤ウェブとムスキャンに先行されて3位でフィニッシュ。29周を数えたメインレースでセクストンは、今シーズン3度目のポディウム登壇を果たしました。ロクスンは18周目以降ラップタイムを47秒台に落とし、10位でチェッカーを受けました。

この結果、ロクスンはシリーズランキング2位を獲得。セクストンは負傷により6戦欠場しましたが、12位までランクアップしてシーズンを締めくくりました。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
最終戦も厳しいレースになりました。どうやら高山病で調子を崩したようです。メインレースではホールショットを取って、序盤のうちは順調に思えました。ところがトップの座を明け渡しただけでなく、はるか後方まで落ちてしまったのです。いずれにしても今年を振り返ると、とてもいいシーズンでした。こんなに長期間、しかも最終戦までチャンピオンを争いをしたことはありませんし、ランキングも去年は3位、今年は2位なので、少なくとも正しい方向に進んでいると言えるでしょう。非常にいいレースをしてきたし、今年は自分自身について多くを学びました。今はアウトドアモトクロスの開幕、そして来シーズンのスーパークロスが楽しみです

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
今日は始まりから絶好調で、クオリファイでトップになるなど、終日乗れていました。ヒートレースではスタートがあまり上手く決まらず5番手でしたが、ジャスティン・バーシア(ガスガス)たちと競り合いました。メインレースでは始まる前から好感触で、外側のゲートから好スタートを切り、その後はただひたすら突き進みトップを走りました。今夜はコースにすべてを注ぎ込ましたが、そのせいか少し疲れてしまったことは確かです。それでも我々は相応しいポジションに立たなければいけません。もう少しで届きそうなので、来年のスーパークロスに期待しています

450SX リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 2 C.ウェブ KTM 21'00.382
2 25 M.マスキン KTM +03.556
3 23 チェイス・セクストン Honda +05.566
4 14 D.フェランディス ヤマハ +08.300
5 27 M.スチュワート ヤマハ +10.847
6 17 J.サバティ KTM +12.918
10 94 ケン・ロクスン Honda +22.258
13 37 ベニー・ブロッサ Honda +1Lap
16 20 ブロック・ティックル Honda +1Lap


450SX - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
12C.ウェブKTM388
294ケン・ロクスンHonda353
31E.トーマックカワサキ326
451J.バーシアガスガス289
57A.プレッシンガーヤマハ264
627M.スチュワートヤマハ248
1223チェイス・セクストンHonda162
1320ブロック・ティックルHonda128
1710ジャスティン・ブレイトンHonda96
1840ビンス・フリージーHonda94
2237ベニー・ブロッサHonda66
2749ミッチェル・オルデンバーグHonda29
2912シェーン・マケラスHonda15
31805カーレン・ガードナーHonda12
37981オースティン・ポリテッリHonda3


250SX East/West Showdown - リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 18 ジェット・ローレンス Honda 16'10.019
2 64 C.ニコルズ ヤマハ +01.112
3 41 ハンター・ローレンス Honda +05.608
4 31 C.マカドゥー カワサキ +06.744
5 150 S.ハマカー カワサキ +12.171
6 30 下田丈 カワサキ +17.972
10 56 カイル・ピータース Honda +29.344
12 50 エンツォ・ロペス Honda +38.506
16 95 ジョシュア・オズビー Honda +1Lap
18 72 コティ・ショック Honda +1Lap
22 914 ゲラン・ステープルトン Honda +3Laps


250SX East - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
164C.ニコルズヤマハ210
230下田丈カワサキ181
318ジェット・ローレンスHonda177
429C.クレイグヤマハ158
542M.モシマンガスガス124
695ジョシュア・オズビーHonda111
949ミッチェル・オルデンバーグHonda91
1176グラント・ハーランHonda71
15122ジェレミー・ハンドHonda59
20185ウィルソン・フレミングHonda41
25162マックスウェル・サンフォードHonda18
27914ゲラン・ステープルトンHonda16


250SX West - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
132J.クーパーヤマハ194
241ハンター・ローレンスHonda181
331C.マカドゥーカワサキ177
4150S.ハマカーカワサキ160
547J.スウォルハスクバーナ153
648G.マーチバンクスヤマハ137
856カイル・ピータースHonda124
972コティ・ショックHonda104
1035ミッチェル・ハリソンHonda90
1650エンツォ・ロペスHonda51
2539カーソン・マムフォードHonda20


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レポート公開日
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