Salt Lake City 1
AMA SX 2021
Round 16

セクストン5位、ロクスン6位でフィニッシュ

us Rice-Eccles Stadium

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第16戦が、ソルトレイクシティで行われました。ユタ大学構内のライス・エクルズ・スタジアムでは、1週間後に最終戦が予定されているので、各ラウンドはソルトレイクシティ1、2と呼ばれています。

セクストン5位、ロクスン6位でフィニッシュ

アメリカ山岳部時間に属する当地では、テレビの生放送を東部時間に合わせるため、タイムスケジュールが2時間ほど早められました。概略としてはプラクティスが午前9時から午後3時まで、レースは5時から8時までというもので、決勝は薄暮のもとで行われました。

正午から始まった計時予選では、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が47秒282で6位、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)は47秒284で7位につけました。セクストンは2本目のセッション中、連続ジャンプで前転を喫しましたが、予選ヒート1では2位通過。ヒート2に組み分けされたロクスンは、3位に入り決勝のグリッドを得ました。

20分+1周のメインレースでは、ロクスンが見事なスタートダッシュを決め、ホールショットを取りました。背後にマービン・ムスキャン(KTM)、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)、クーパー・ウェブ(KTM)、マルコム・スチュワート(ヤマハ)、そしてセクストンが続き、トップグループを形成しました。

序盤から飛ばすロクスンは、3周目に47秒851というベストラップを記録。6周目にはムスキャンを3秒以上突き放し、セーフティリードを確保しました。ところが中盤に差しかかると周遅れの出現もあって、10周を過ぎる辺りからライン取りを変えたロクスンのペースが鈍りだします。これがムスキャンの接近を許し、1秒強まで詰め寄られることになりました。そして迎えた15周目、ロクスンはコーナー出口で転倒し、5番手までポジションを落としてしまいました。

終盤になると、セクストンとロクスンにディラン・フェランディス(ヤマハ)を交え、三つ巴の接戦が繰り広げられましたが、レースは25周でチェッカー。セクストンが5位、ロクスンは6位でフィニッシュしました。


450SX リザルト

順位No.ライダーマシンタイム/差
125M.マスキンKTM20'59.534
22C.ウェブKTM+00.326
327M.スチュワートヤマハ+10.463
414D.フェランディスヤマハ+15.705
523チェイス・セクストンHonda+17.099
694ケン・ロクスンHonda+18.387
1220ブロック・ティックルHonda+49.183
1637ベニー・ブロッサHonda+2Laps


450SX - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
12C.ウェブKTM362
294ケン・ロクスンHonda340
31E.トーマックカワサキ312
451J.バーシアガスガス273
57A.プレッシンガーヤマハ249
621J.アンダーソンハスクバーナ236
1223チェイス・セクストンHonda141
1520ブロック・ティックルHonda121
1710ジャスティン・ブレイトンHonda96
1840ビンス・フリージーHonda94
2237ベニー・ブロッサHonda56
2649ミッチェル・オルデンバーグHonda29
2912シェーン・マケラスHonda15
31805カーレン・ガードナーHonda12
37981オースティン・ポリテッリHonda3


250SX East - リザルト

順位No.ライダーマシンタイム/差
130下田丈カワサキ16'22.428
218ジェット・ローレンスHonda+01.150
364C.ニコルズヤマハ+03.050
442M.モシマンガスガス+21.717
5773T.ドゥKTM+52.011
6241J.バリエKTM+1Lap
8914ゲラン・ステープルトンHonda+1Lap
15162マックスウェル・サンフォードHonda+2Laps
17185ウィルソン・フレミングHonda+2Laps
2295ジョシュア・オズビーHonda+4Laps


250SX East - ポイント

順位No.ライダーマシン総合
164C.ニコルズヤマハ187
230下田丈カワサキ164
329C.クレイグヤマハ158
418ジェット・ローレンスHonda151
542M.モシマンガスガス116
695ジョシュア・オズビーHonda104
949ミッチェル・オルデンバーグHonda91
1176グラント・ハーランHonda71
14122ジェレミー・ハンドHonda59
20185ウィルソン・フレミングHonda41
25162マックスウェル・サンフォードHonda18
27914ゲラン・ステープルトンHonda15


Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
このソルトレイクシティ1は、最初から波乱含みでした。予選のビッグクラッシュは、レースに出られなくなってもおかしくないほどひどいものでした。あの転倒で痛めたのは、かかと、左肩、右の尻でしたが、ケアを受けてなんとか出走できるレベルまで回復しました。ヒートでは後方から追い上げて、とてもいいレースができました。メインレースではあまり好スタートが切れなかったのですが、ヒートレースのようにポジションアップを試みました。乗れていたと思うのですが、なぜか残り5分となった辺りで勢いを失い、フェランディスに抜かれてしまったのです。レースに出られないこともあり得たので、5位フィニッシュは上々です。今回の成果は次のレースへの基礎となるので、あとはさらに上を目指すだけです

Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
またしても、残念でなりません。メインレースではホールショットを取って、リードを広げていたのですが、フープス手前のコーナーでフロントが切れ込んで転倒してしまいました。6番手まで後退してフィニッシュしました。なんと言えばいいのかわかりません。正直、ついていなかったというか…。このところ転倒が多いのですが、全く自分らしくないことです。チームと一緒に最上段に立とうと努力しているのですが、どうもうまくいかなかったようなので、来週に期待したいと思います


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