・ジェット・ローレンスがSMXファイナルで優勝し、プレミアクラスのチャンピオンを連覇

・ハンター・ローレンスがレース、総合順位ともに2位を獲得

・下田丈が250SMXでシーズン総合4位

Team Honda HRC Progressive は、AMAスーパーモトクロス選手権(AMA-SMX)が昨年開始されて以来、プレミアクラスを圧巻しており、その勢いはラスベガス・モータースピードウェイで開催された土曜の夜も続きました。ジェットとハンター・ローレンス兄弟は2025年型CRF450Rに乗り、1-2フィニッシュを決め、総合ランキングでも同じ順位を獲得しました。250クラスでは、下田丈がスタートの遅れからの挽回を目指し、総合4位(4-5)、シーズン総合でも同じ4位となりました。

ジェットとハンターは450SMXモト1のスプリットスタートを2位と3位で抜け出しました。ジェットはレースの大半でイーライ・トマックのリードを追い続け、最終的には残り2周少しで見事なスクラブを使い抜き去り、2.065秒差で勝利。ハンターは安全に3位でフィニッシュしました。

モト2では、スプリットの両サイドからスタートしたジェットとハンターが直線で合流し、1位と2位を確保。ハンターは弟にプレッシャーをかけ続けましたが、ジェットはほぼ完璧なレース運びを披露しました。唯一目に見えたのは、左コーナーでのわずかなミスでしたが、それさえも驚異的にリカバリーしました。最終的に1.409秒差でジェットが勝利し、兄弟はシリーズポイントで同点となりましたが、総合優勝の回数でジェットがチャンピオンの座を獲得しました。

250SMXのモト1序盤、下田は6位スタートから一度順位を下げたものの、すぐに5位に復帰。タイ・マスタプールの転倒で4位に浮上し、その後は表彰台を狙ってトム・ヴィアレにプレッシャーをかけ続けましたが、最終的に4位でフィニッシュ。モト2ではトップ15に入る位置からのスタートとなりましたが、徐々にライバルを抜き去りました。彼の特徴である終盤の追い上げにより、最終的に5位でフィニッシュ。これにより、総合4位でシーズンを終えました。

NOTES

・Team Honda HRC Progressiveは、ラスベガスにチャンス・ハイマス不在での参加となりました。彼はナッシュビルでのACL手術の準備を進めており、チームは先週、ハイマスがモトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)への参加を見送ることを発表しました。彼の負傷がアメリカ代表チームの結果に影響を及ぼす可能性を避けるためです。彼の代役には、クーパー・ウェブ(ヤマハ)が選ばれました。

・ハンターとジェット・ローレンスは、ラスベガスでの金曜に行われた記者会見に出席しました。その後、下田丈と共に2回のフリープラクティスセッションに参加しました。

・ラスベガスのディーラー、Carter Powersportsは、SMXファイナルでTeam Honda HRC Progressiveのピットエリアにポップアップブースを開設し、ファンや来場者と交流しながら、CRF125Fと2025年型CRF450Rを展示しました。

・American Hondaは、ラスベガスのイベントに多数の特別ゲストを招待しました。今年初め、ホンダディーラーはCRFセールスコンペティションに参加し、4つのゾーンで優勝者が決まりました。ゾーン1はWestern Honda、ゾーン2はCycle Shack North、ゾーン3はSouthern Honda Powersports、ゾーン4はDutchess Recreational Vehiclesです。各ディーラーの代表者は金曜夜のパーティーとレース観戦に招待され、ゾーンマネージャーやセールスマネージャーも同席しました。オフシーズン中には、全国優勝者のWestern Hondaがフロリダにあるローレンス兄弟のトレーニング施設「ドッグパウンド」に訪問する予定です。

・Team Honda HRC Progressiveは、午後の450SMX予選で圧倒的な強さを見せ、ジェット・ローレンスとハンター・ローレンスが総合タイムで1-2位を記録しました。ジェットのベストタイムは、3位と比べて約2秒も速いものでした。250SMXクラスでは、下田丈が9位でした。

・ローレンス兄弟は450SMXクラスで交互に最速ラップを記録しました。ジェットがモト1で、ハンターがモト2で最速タイムを叩き出しました。

・ホンダは、両クラスで各ブランドのトップフィニッシュライダーの成績に基づいて決まるマニュファクチャラーズトロフィーを獲得しました。

・ホンダはプレミアクラスのSMXタイトルを2連覇しただけでなく、これまでの全6戦を制覇しました。ジェット・ローレンスが4勝、ハンター・ローレンスが1勝、そして昨年は当時ホンダに所属していたチェイス・セクストンが1勝を挙げています。

・ジェット・ローレンスの2024年SMXタイトルは、2025年型CRF450Rにとっても初のタイトルとなります。

・AMAスーパークロス、AMAプロモトクロス、スーパーモトクロスを含め、ラスベガスでプレミアクラスのレッドライダーとして勝利を収めたライダーには、ジャン・ミシェル・バイル、ジェフ・スタントン、ジェレミー・マクグラス、リッキー・カーマイケル、ケビン・ウインダム、チャド・リード、そして今回のジェット・ローレンスがいます。

・ラスベガスのSMXイベントでは、250ワールドオールスターズ競技も開催され、SLR Hondaのパーカー・ロスがメインイベントで4位を獲得し、表彰台まであと2秒に迫る好成績を残しました。彼のチームメイトであるアルヴィン・ヒリアンは18位でフィニッシュしました。

・長く厳しい2024年シーズンが終了し、Team Honda HRC Progressive は待ちに待った休息に入りますが、ローレンス兄弟は10月6日にイギリスのマタリーベイズンで行われるモトクロス・オブ・ネイションズ(MXoN)にオーストラリア代表チームの一員として出場するため、一部のクルーメンバーはサポートとして参加します。

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