Team Honda HRCがスーパーモトクロス第2戦で両クラス総合優勝
・ジェット・ローレンスが450SMXを制し総合ランキング2位に浮上
・250SMX総合優勝のハンター・ローレンスがポイントリーダーに躍り出る
・チェイス・セクストンは3位に入り450SMXランキング首位を守る
3ラウンドからなるAMAスーパーモトクロス選手権(AMA-SMX)の第1戦では、満足できる成績を収められなかったジェット・ローレンス、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)ですが、シカゴランド・スピードウェイで行われた第2戦では前回のつまずきを帳消しにしました。J.ローレンスは450SMX、H.ローレンスは250SMXでそれぞれ総合優勝を果たし、今大会ではポイントが2倍付与されることもあって、タイトル争いにおけるポジションアップに成功しました。一方、第1戦でウイナーとなったチェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、ホームレースの今大会で堅実に3位に入り、450SMXポイントリーダーの地位を守りました。
450SMXモト1では、J.ローレンスがホールショットを奪い、セクストンは3番手で1コーナーをクリアしました。1周目にジャスティン・バーシア(ガスガス)を抜いたセクストンはローレンスにプレッシャーをかけ、Hondaライダー2人が後続をリードするかたちになりました。やがてセクストンは離されましたが、ケン・ロクスン(スズキ)の追撃を振り切り、2位でチェッカー。モト2でも好スタートを決めた2人は1周目の混戦をくぐり抜け、J.ローレンスがトップ、セクストンが3番手につけました。J.ローレンスは背後からロクスンのチャージを毎ラップ受け、残り3周で先行を許しましたが、2位でフィニッシュして大会総合優勝(1-2)を手にしました。
250SMXモト1では、1コーナーで3番手だったH.ローレンスが、1周目のうちにトム・ヴィアレ(KTM)をパスしました。その後7周でヘイデン・ディーガン(ヤマハ)を追いつめたH.ローレンスは、フィニッシュラインを越えた直後に仕掛けてトップに立つと、そこからの5周をノーミスで走りきり、余裕のトップチェッカーを受けました。モト2では、H.ローレンスが序盤3番手につけ、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、下田丈(カワサキ)とのトップ争いに。4周目にはクーパーを抜いて2番手に浮上、9周目には下田からリードを奪い、残る周回をクルーズして優勝。パーフェクトウイン(1-1)を飾ったH.ローレンスが総合ランキング首位に躍り出ました。
今大会、Team Honda HRCのCRF450RとCRF250Rにはスペシャルグラフィックが採用されました。カモフラージュ用品のリーダーであるトゥルーティンバーとのコラボによって、赤と黒のパターンを配したグラフィックはスロットルジョッキー製。またサイクラ製のプラスチックパーツも赤と黒のスペシャル仕様でした。
レース前日のプレスデーには、記者会見の後にコースを試走できるセッションがありました。J.ローレンスとセクストンは、450SMXクラスで1-2番手のタイムを記録。H.ローレンスは、250SMXで3番手でした。
AMA-SMXの3ラウンド中2戦を消化したTeam Honda HRCは、9月23日にロサンゼルスで開催されるファイナルに向けて、両クラスでタイトル争いを繰り広げています。450SMXクラスではセクストンとJ.ローレンスが2ポイント差で総合ランキング1-2を占め、250SMXではH.ローレンスが2位に3ポイント差でポイントリーダーに君臨しています。最終戦ではポイントが3倍付与されるため、通常よりも好成績が重視されます。
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