450SMX Moto2
AMA SMX 2023
Round 2

Team Honda HRCがスーパーモトクロス第2戦で両クラス総合優勝

us Chicagoland Speedway
Team Honda HRCがスーパーモトクロス第2戦で両クラス総合優勝

・ジェット・ローレンスが450SMXを制し総合ランキング2位に浮上
・250SMX総合優勝のハンター・ローレンスがポイントリーダーに躍り出る
・チェイス・セクストンは3位に入り450SMXランキング首位を守る


3ラウンドからなるAMAスーパーモトクロス選手権(AMA-SMX)の第1戦では、満足できる成績を収められなかったジェット・ローレンス、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)ですが、シカゴランド・スピードウェイで行われた第2戦では前回のつまずきを帳消しにしました。J.ローレンスは450SMX、H.ローレンスは250SMXでそれぞれ総合優勝を果たし、今大会ではポイントが2倍付与されることもあって、タイトル争いにおけるポジションアップに成功しました。一方、第1戦でウイナーとなったチェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、ホームレースの今大会で堅実に3位に入り、450SMXポイントリーダーの地位を守りました。

450SMXモト1では、J.ローレンスがホールショットを奪い、セクストンは3番手で1コーナーをクリアしました。1周目にジャスティン・バーシア(ガスガス)を抜いたセクストンはローレンスにプレッシャーをかけ、Hondaライダー2人が後続をリードするかたちになりました。やがてセクストンは離されましたが、ケン・ロクスン(スズキ)の追撃を振り切り、2位でチェッカー。モト2でも好スタートを決めた2人は1周目の混戦をくぐり抜け、J.ローレンスがトップ、セクストンが3番手につけました。J.ローレンスは背後からロクスンのチャージを毎ラップ受け、残り3周で先行を許しましたが、2位でフィニッシュして大会総合優勝(1-2)を手にしました。

250SMXモト1では、1コーナーで3番手だったH.ローレンスが、1周目のうちにトム・ヴィアレ(KTM)をパスしました。その後7周でヘイデン・ディーガン(ヤマハ)を追いつめたH.ローレンスは、フィニッシュラインを越えた直後に仕掛けてトップに立つと、そこからの5周をノーミスで走りきり、余裕のトップチェッカーを受けました。モト2では、H.ローレンスが序盤3番手につけ、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、下田丈(カワサキ)とのトップ争いに。4周目にはクーパーを抜いて2番手に浮上、9周目には下田からリードを奪い、残る周回をクルーズして優勝。パーフェクトウイン(1-1)を飾ったH.ローレンスが総合ランキング首位に躍り出ました。

今大会、Team Honda HRCのCRF450RとCRF250Rにはスペシャルグラフィックが採用されました。カモフラージュ用品のリーダーであるトゥルーティンバーとのコラボによって、赤と黒のパターンを配したグラフィックはスロットルジョッキー製。またサイクラ製のプラスチックパーツも赤と黒のスペシャル仕様でした。

レース前日のプレスデーには、記者会見の後にコースを試走できるセッションがありました。J.ローレンスとセクストンは、450SMXクラスで1-2番手のタイムを記録。H.ローレンスは、250SMXで3番手でした。

AMA-SMXの3ラウンド中2戦を消化したTeam Honda HRCは、9月23日にロサンゼルスで開催されるファイナルに向けて、両クラスでタイトル争いを繰り広げています。450SMXクラスではセクストンとJ.ローレンスが2ポイント差で総合ランキング1-2を占め、250SMXではH.ローレンスが2位に3ポイント差でポイントリーダーに君臨しています。最終戦ではポイントが3倍付与されるため、通常よりも好成績が重視されます。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
シャーロット(第1戦)のような週末にはしたくなかったので、好成績をゲットするために高いモチベーションで今大会に臨みました。特に力を入れたのはスタートで、それが今日のカギになったと思います。今回のコースレイアウトがアウトドアモトクロス寄りだったことも、自分のライディングスタイルに合っているように感じました。先週よりもコースになじんで伸び伸びと走れたし、このレイアウトに合うサスペンションセッティングを見つけるのはとても簡単でした

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
地元イリノイ州に戻って、みんなの前でレースができてよかったです。終日、すごいサポートを感じました。ただ、今日は勝てなかったことが残念でなりません。一日中うまく乗れていなかったし、ポディウムに立っただけでは満足できません。前回のレースと同じだけの力しか出せませんでしたが、自分の心に火がついたような気がします。次戦のLAコロシアムはもっとスーパークロス的な雰囲気なので、今から興奮しています。このシリーズの最終戦を勝利で締めくくりたいと思っています

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
シャーロットよりもシカゴの方がはるかにいい大会になりました。今週はスタートの改善に注力し、いくつか変更を加えたことが功を奏しました。ここでの優勝によってチャンピオン争いに残ることができて、とてもうれしく思います。ポイントシステムを見る限り、ロサンゼルスまで総合ランキング3位以内につけていれば、チャンスがあることは分かっていました。あとは最終戦で今日のようなスタートをうまく決めるだけです



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