初開催のスーパーモトクロス第1戦をセクストンが制覇
・ AMAスーパークロス選手権(AMA-SX)王者がシャーロットで完全優勝(1-1)
・ ジェット・ローレンスは450SMXモト2で2位に入り総合4位をゲット
・ ハンター・ローレンスは250SMX総合8位
3人の2023年AMAチャンピオン、チェイス・セクストン(450SX)とジェット・ローレンス(450MX)、ハンター・ローレンス(250MX)を擁するTeam Honda HRCは、ノースカロライナ州シャーロットのジーマックス・ドラッグウェイで初開催されたプレーオフシリーズ、AMAスーパーモトクロス選手権(AMA-SMX)第1戦に盤石の構えで臨みました。セクストンが勝ちパターンを取り戻して、総合優勝(1-1)を収めたことは予想通りの展開でした。一方、J.ローレンスはモト1でセッティングにてこずりながらも、モト2で本来の走りを取り戻して総合4位(7-2)に入賞。250SMXでは、H.ローレンスがスタート失敗と転倒に苦しみ、総合8位(9-7)にとどまりました。
CRF450Rを駆るセクストンは450SMXモト1で力強いスタートを決めると、2周目にリードを広げて、スムーズに走り続けてそのまま勝利しました。一方、J.ローレンスはスタート6番手からポジションを落とし、6周目の転倒で10番手まで後退。7位まで追い上げてチェッカーを受けました。
モト2では、セクストンが1周目を3番手でクリア。4周目には2番手に浮上し、トップを走るケン・ロクスン(スズキ)を追いました。セクストンは残り6周でトップの座を奪うと、後ろを振り返ることなくそのまま優勝。パーフェクトウインを果たし、十分なポイントリードを築きました。J.ローレンスは1周目こそ8番手でしたが、モト1の走りに比べてはるかに速く、5周目にはトップ5に浮上。2周後には3番手までポジションを上げました。終盤に入っても追撃の手を緩めず、残り4周でロクスンを攻略して2位でフィニッシュしました。
250SMXモト1では、H.ローレンスがスタート11番手と出遅れ、2周目のクラッシュで21番手まで後退し、状況はさらに悪化しました。しかし、6周目には15番手までばん回し、爆発的なスパートによって残り2周で9番手に到達。そのままフィニッシュしました。モト2では、1コーナーの転倒で19番手となったH.ローレンスですが、1周目の終わりには15番手まで浮上。10周目にはトップ10に食い込み、フィニッシュラインを7位で通過しました。
今大会は初開催のプレーオフ、AMA-SMXシリーズの初戦(全3戦)でしたが、ライダーたちにはAMAスーパークロス選手権(AMA-SX)とAMAプロモトクロス選手権(AMA-MX)でのランキングに応じた持ち点(セクストン25点、J.ローレンス20点、H.ローレンス25点)があり、このポストシーズンの大会総合順位に付与される得点と合算されます。セクストンは現在、450クラス首位(50点)で、2位のJ.ローレンス(38点)に12ポイント差を付けています。250ランキングでは、H.ローレンス(39点)が3位につけ、同点首位の下田丈(カワサキ)とヘイドン・ディーガン(ヤマハ)を3ポイント差で追っています。今回のシャーロット戦では通常のポイントスケール(25・22・20…)でしたが、次戦シカゴでは2倍(50・44・40…)、最終戦ロサンゼルスでは3倍(75・66・60…)のポイントが用意されています。
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