450MX Moto2
AMA MX 2023
Round 6

ザ・ウィック338 MXでもジェット・ローレンスが強さを発揮

us The Wick 338
ザ・ウィック338 MXでもジェット・ローレンスが強さを発揮

・450ルーキーが12連勝を果たし、パーフェクト記録を更新

・セクストンが総合2位(2-2)に入り、450ランキングアップ

・250クラスではハンター・ローレンスが不運に襲われる

AMAプロモトクロスが、マサチューセッツ州サウスウィックの厳しい暑さとサンドの難所で、シリーズの折り返し点をクリアしました。ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)の信じられないシーズンは衰えを見せず、 CRF450Rを駆る19歳のオーストラリアンは、またしても決勝の2レースで全周をリードしました。これまでに消化した12レースで全勝を飾っているJ.ローレンスの成功は、新人として前例のないものです。

チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、脳震とうによって3レースを欠場した後、カムバック2戦目でありながら先週よりも成績を向上させ、総合2位(2-2)を獲得しました。シリーズポイントでも3ランクアップし、7位に浮上しています。

250クラスでは、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)がマシントラブルによってモト1の途中でリタイアを喫したため、チームは困難に直面しています。モト2ではスタートがうまく決まらなかったこともあり、中団から抜け出すのに苦労し、最終的に8位でフィニッシュ。総合13位(DNF-8)となりました。

450モト1では、セクストンが1コーナーをトップでクリアしましたが、次のコーナーでJ.ローレンスが抜け出しました。その後はHondaワン・ツー態勢が続き、18分を過ぎた時点でセクストンは3番手に25秒の差をつけました。J.ローレンスは7秒リードでフィニッシュし、2位セクストンは3位に46秒差でチェッカーを受けました。モト2では、J.ローレンスがスタート2番手から1周目にトップに躍り出ました。セクストンは5番手から着々とポジションを上げ、5周目には2番手まで躍進しました。フィニッシュラインでは、J.ローレンスが14秒差で優勝し、セクストンは後続に38秒差で2位に入りました。

250モト1では、1コーナーを9番手でクリアしたH.ローレンスが、4周目にはトップ5まで浮上しました。その4周後には4番手までポジションアップしたものの、残り2周でマシントラブルによりリタイアしました。モト2でのH.ローレンスは、モト1の順位によってゲートピックが悪くなったため、1コーナーで17番手と出遅れました。1周目で11番手、レースの折り返し点では8番手までばん回しましたが、折からの雨と前車が巻き上げる砂塵によって視界が悪くなり、追撃もここまでとなりました。オーバーオールでは13位に甘んじたH.ローレンスですが、来週ミネソタでの逆転に向けて闘志を燃やしています。

NOTES

J.ローレンスの活躍によって、Hondaはサウスウィックにおける最多優勝記録を更新。オーバーオール15勝、モトウイン30勝としました。これまでの優勝者リストには、ピエール・カースマーカース、マーティ・スミス、ドニー・ハンセン、リック・ジョンソン(2勝)、ジェフ・スタントン(4勝)、ジェレミー・マクグラス、エズラ・ラスク、リッキー・カーマイケル(3勝)が名を連ねています。

J.ローレンスは今シーズンのパーフェクト記録を伸ばし、モトウイン12勝、オーバーオール6勝としています。J.ローレンスは、昨年のサウスウィックでも完全優勝(1-1)を飾っており、2年連続で当地を制覇しました。

J.ローレンスは現在、300ポイントで450クラスをリードし、2位に67ポイントの差をつけています。セクストンはここまで3戦しか出場していないにもかかわらず、ランキング7位に浮上しました。H.ローレンスは現在、250クラスでリーダーから5ポイント差の2位となっています。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
今日はとても厳しい一日で、生き残りをかけたサバイバルレースでした。とにかくできるだけ早く砂塵の中から抜け出し、前に出ることだけを考えていました。なるべく序盤のうちに速いラップタイムを出して、リードを広げたかったのです。レースの終盤になると誰もが疲れてくるので、後になって追い上げられることはないだろうと分かっていました。ここをクリアできたので、次のスプリングクリークに向かうのが楽しみです。あのコースはシリーズの中でもお気に入りの一つなんです

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
一日中フィーリングはよかったものの、みんなのようにレースをしてこなかったので、サウスウィックにはベストコンディションで臨めなくてたいへんでした。スピードもあって乗れていたと思うのですが、モト2ではそういう走りができませんでした。もっとスムーズでコンスタントに走らないといけません。昨年のスプリングクリークでは、イーライ・トマックといいレースができたので、その経験をもとに自分がいるべきポジションに戻れるようにがんばります

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
大荒れのサウスウィックでしたね。モト1でのトラブルは痛かったし、モト2はポイントを拾うのがすべてでした。今大会で5点ビハインドになるとは思いもよらなかったことですが、逆にここからの追い上げを楽しんでやるつもりです


250MX Standings

Pos. Rider Num. Team Constr. Pts
1 Haiden DEEGAN 238 Yamaha Monster Energy Star Racing Yamaha 250 Team 218
2 Hunter LAWRENCE 96 Honda Team Honda HRC 213
3 R.J. HAMPSHIRE 24 Husqvarna Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing 205
4 Jo SHIMODA 30 Kawasaki Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 198
5 Justin COOPER 32 Yamaha Monster Energy Star Racing Yamaha 250 Team 196
6 Levi KITCHEN 43 Yamaha Monster Energy Star Racing Yamaha 250 Team 182
11 Chance HYMAS 832 Honda Team Honda HRC 92
37 Maxwell SANFORD 162 Honda Concrete Plants Inc 5

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