450MX Moto2
AMA MX 2023
Round 3

Hondaがサンダーバレーで圧勝のヒストリーを更新

us Thunder Valley Motocross Park
Hondaがサンダーバレーで圧勝のヒストリーを更新

・ジェット・ローレンスが450クラス3戦連続パーフェクト(1-1)

・ハンター・ローレンスが250クラス3戦連続総合優勝

・チャンス・ハイマスが自己ベストのモト3位と総合5位を獲得

コロラド州で開催されたサンダーバレー・ナショナルで、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)がまたしても非の打ちどころのないパフォーマンスを披露しました。450クラスにキャリアアップして以来、計時予選では最速タイムをマークし、決勝ではモト1とモト2の全ラップをリードする快挙を続けています。しかも今回は、1985年に250(2ストローク)クラスのルーキーだったジェフ・ワードがマークした、デビュー4連勝(4モト)記録を更新し、記念すべき日となりました。

今回の250クラスでは、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)が3戦連続の総合優勝を果たしました。今回のモトフィニッシュ(2-1)は、カリフォルニアラウンド(FOXレースウェイ、ハングタウン)での3位-1位を上回る好成績でした。チャンス・ハイマス(Team Honda HRC)にとってはホームレースだった今大会、モト1のスタートでは大勢のライダーによるクラッシュの餌食になったものの、若いプロフェッショナルキャリアの中で最高のパフォーマンスを見せ、初のモトフィニッシュ3位と初のオーバーオール5位を獲得しました。

J.ローレンスは450モト1でホールショットを奪い、すぐにCRF450Rでトップを快走しました。スムーズで冷静なライディングにより2位とのマージンを着実に広げ、最終的には30秒以上の差を付けて優勝しました。モト2でも同じような展開でしたが、違いはわずかに12秒差だったということだけでした。

250モト1では1コーナー手前のストレートで多重クラッシュが発生し、巻き込まれたハイマスが転倒して最下位、H.ローレンスも少々スローダウンを強いられ10番手と出遅れました。H.ローレンスは1周で6番手に浮上した後、クラスのトップライダーたちをパスし、6周目には3位に到達しました。ヘイドン・ディーガン(ヤマハ)の攻略に少々時間を費やしたものの、H.ローレンスは転倒することもなくキャッチアップを続けました。2位に上がったときには、レースリーダーに大差を付けられていたので、追い上げもそこまでとなりました。一方、ハイマスは集団の中を猛然と突き進み、抜きにくいコースで11位まで回復してチェッカーを受けました。

モト2では2台のCRF250Rが揃って好スタートを切り、1コーナーのホールショットラインではH.ローレンスが3番手、ハイマスが6番手でした。H.ローレンスは1周目の終わりでリーダーとなり、その後もうまく走り切って5秒弱の差で優勝。1周目に4番手となったハイマスは、その4周後にジョーダン・スミス(ヤマハ)を抜き、最後まで力強く走り続けて3位となり、若いキャリアの中でのベストリザルトを残しました。

NOTES

チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、テスト中のクラッシュで負った脳震とうの影響により、2戦連続で欠場しました。

サンダーバレーは、海抜6,100フィート(約1,859メートル)の高地にあるコースとして有名ですが、薄い空気によってエンジンのパワーが奪われる難所です。Team Honda HRCは、エンジンのスペシャリストを2人帯同させて準備し、ライダーたちは自分のマシンのパフォーマンスに満足していました。高地の空気はライダーの体力にも影響を与えますが、今回は気温が比較的穏やか(日中20~22度)だったことに助けられました。小雨が降る時間帯もありましたが、過酷なマッドコンディションとはなりませんでした。

J.ローレンスは、450モト1とモト2でファステストラップタイムを記録。H.ローレンスは250モト2でファステストラップをマークしました。

J.ローレンスは、今シーズンのAMAプロモトクロス450クラスにおいて、これまでに走行した6レースの全ラップ(92周)でリーダーの座を誰にも譲っていません。

J.ローレンスは現在、獲得可能満点である150ポイントを保持しており、わずか3戦を消化した段階でランキング2位に34点差を付けています。H.ローレンスは137ポイントで、16点差で250クラスの首位を走っています。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
乗り換えた450に慣れてどんどん快適になるのと同時に、マシン自体も週ごとに向上し続けています。思いきり攻める必要があるときに、マシンに助けてもらえることが分かっているのはすばらしい。今日はスタートするたびにワクワクしつつ、他車が巻き上げる泥に近づかないようにしていました。このコースではそれが鉄則です。路面は一日中滑りやすかったので、早めにトップに立つことで他車とのタイム差を気にせずに違ったラインを探すことができました。ここでまた勝ててうれしいです。このまま持っているものを積み上げていきたいと思います

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
昨年の路面と比べると、表層の下に含まれている水分のせいで本当にトリッキーでした。ギャップやわだちにはまるでスポンジのような軟質部分があって、マシンを真っ直ぐに保つのが難しかったです。そんな状況でも転倒することなく優勝できたのでうれしい。もちろん1-1だったらもっとよかったことは確かですが、好位置をキープできればいいことが続くでしょう。次のハイポイントは、お気に入りのコースの一つだし、東海岸ラウンドが始まるのでとても楽しみです

Chance Hymas
Chance Hymas 832
Team Honda HRC
モト1の1コーナーで多重クラッシュに巻き込まれたにもかかわらず、自分にとってはとてもいい週末になりました。最後尾から11位までばん回したことで、自信をもってモト2に臨むことができました。モト2ではスタート5番手から3番手に上がり、2番手争いをするところまで行きました。パッシングに成功して2位になれたらよかったのですが、それでもプロになって初の3位フィニッシュに興奮しています


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