450MX Moto2
AMA MX 2023
Round 2

Hondaが2戦連続で両クラス制覇

us Prairie City SVRA
Hondaが2戦連続で両クラス制覇

・ジェット・ローレンスが450クラス無敗記録を更新

・ハンター・ローレンスが250クラス2戦連続総合優勝

・チャンス・ハイマスが250モト2で自己ベストの6位

・チェイス・セクストン欠場

AMAプロモトクロスの開幕戦で、両クラスの総合優勝を達成した初の兄弟として歴史に名を刻んでからわずか7日後、Team Honda HRCのジェット・ローレンスとハンター・ローレンスは、またしてもその快挙を繰り返しました。今大会は、カリフォルニア州ランチョコルドバ市にある、プレイリーシティSVRA(State Vehicular Recreation Areas)パークにて、ダートディガーズMCが主催したハングタウン・ナショナル。先週の土曜日、約500マイル南に位置するパラで行われた開幕戦と同じように、弟のJ.ローレンスは450クラスでパーフェクト(1-1)、兄のH.ローレンスは250クラスで総合優勝(3-1)を飾りました。彼らの僚友であるチャンス・ハイマスは、250クラスで2戦連続の総合12位(18-6)に入りました。開幕戦で総合2位(2-2)という好成績を収めていたチェイス・セクストンは、残念ながらケガと病気を癒やすため、今大会は欠場を余儀なくされました。

J.ローレンスの一日をまとめるのは至ってシンプルで、圧倒的優位と表現するだけです。19歳のオーストラリア人は、まだ日が浅い最高峰クラスの実績において、ここまでの全ラップでレースリーダーを務めてきたのです。CRF450Rを駆って両レースで力強いスタートを決め、すぐにアドバンテージを築き上げると、最後までうまく管理して、4秒差と5秒差の勝利を収めました。J.ローレンスは現在、パーフェクトな100ポイントを保持しており、シリーズランキング2位のライダーに18ポイント差を付けています。

250クラスでは、H.ローレンスが開幕目前のクラッシュによるろっ骨の痛みを抱えながらも、非常に荒れた難コースをクレバーに乗りきりました。モト1では1周目7番手から追い上げ、7周目には3番手まで浮上しました。この段階で2番手からは大きなビハインドだったので、安全策で3位にとどまりました。モト2では、好スタートによって楽になりました。CRF250Rを駆って、1周目2番手から2周後にはトップに立ち、3秒のリードを保って快勝し、総合優勝を引き寄せました。250シリーズランキング首位を走るH.ローレンスは、10ポイントのリードを得ています。一方、ハイマスはモト1では苦戦したものの、モト2では好スタートを切り、6位でフィニッシュ。まだ浅いプロキャリアの中ですが、ベストリザルトをマークしました。

NOTE

Team Honda HRCは、火曜日にパラのFOXレースウェイで実施された合同テストに参加しましたが、そこで転倒したセクストンが脳震とうに加えてウイルス感染症を患っていたことが判明し、残念ながら今大会を欠場することになりました。

J.ローレンスは、午前中に行われた計時予選で、450クラスの最速タイム、2分06秒287を記録しましたが、これは2位よりも2秒以上速いラップタイムでした。250の予選では、H.ローレンスが3位、ハイマスは15位でした。

J.ローレンスは、決勝2レース(450モト1・モト2)でファステストラップを記録。H.ローレンスも両レース(250モト1・モト2)で最速タイムをマークしました。

J.ローレンスの勝利により、ハングタウンにおけるHondaのクラス(4スト450・2スト250)総合優勝通算記録は、他メーカーを7勝上回る通算19勝となりました。これまでの優勝者リストに名を連ねているのは、ビリー・グロッシ、マーティ・スミス、ボブ・ハンナ、アラン・キング、リック・ジョンソン(3回)、ジェフ・スタントン、ジョン・ダウド、ジェレミー・マクグラス、ケビン・ウインダム、セバスチャン・トーテリ、リッキー・カーマイケル(3回)、チャド・リード、イーライ・トマック、ケン・ロクスン。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
450に乗り換えたので、アグレッシブに攻められる場所やリラックスすべきところなどを探しながら、改めてコースを学習するのがおもしろかったです。決勝では両方のモトで好スタートが決まり、快適なペースをキープしながら後続とのギャップを保つことに集中できました。最初の数周は聞き耳を立てながら、本当にがんばりました。5秒ほどリードを貯金できてからは、トップのポジションを譲ることなく、後半に備えて新しいラインを探すことができました。ありがたいことに、自分のレースを貫いてラップタイムをそろえることに集中できました。我々のレースに対する準備には本当に満足していて、次のサンダーバレーにもこのレベルで臨めると思います

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
今日は本当にたいへんでした。いいラインが1本しかないコース状況だったので、集団の中から抜け出すのがとても難しかったのです。ベストラインのアウト側がすごくウエットだったので、誰かの後ろについて我慢するか、あえて状況が予測できないようなところでもリスクを取るのか決断しなければなりませんでした。モト1では行けるところまでパスして上がり、その後は自分自身に集中しました。最初のレースで一日を台無しにするようなことはしたくなかったのです。モト2ではスタートを決めてトップに立った後、程よいリードを保つことだけを考えました。次はコロラドですが、我々のバイクが高地にどう対応してくれるか楽しみです

Chance Hymas
Chance Hymas 832
Team Honda HRC
まずまずの一日でした。特にモト1は最悪で、18位まで後退して終わりました。誇れるような内容でないことは確かです。モト2では本当にうまくスタートできて、25分ぐらいまで4番手を走っていました。ヘイドン・ディーガンとRJ・ハンプシャーに抜かれたけれど、巻き返してやろうと最後までがんばりました。後ろにはまた別の集団が迫っていたけれど、ラスト2周を踏ん張れば大丈夫だとわかっていました。またしても総合12位でしたね。本当はトップ10内に入らないといけませんが、今回の成績が正しい方向への一歩であることは間違いありません



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