450MX Moto2
AMA MX 2023
Round 10

Team Honda HRCがバッズクリークで再び両クラスを制覇

us Budds Creek Motocross Park
Team Honda HRCがバッズクリークで再び両クラスを制覇

・450クラス新チャンピオンのジェット・ローレンスが連勝記録を伸ばしてパーフェクト継続

・250クラスではハンター・ローレンスが総合優勝


8月19日(土)、メリーランド州メカニクスビルにあるバッズクリークモトクロスパークで、AMAプロモトクロス選手権の第10戦が行われました。450クラスでは、ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が連勝記録を更新。250クラスでは、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)がオーバーオールウイナー(2-1)となりました。今大会でTeam Honda HRCは、今季7度目となる両クラス総合優勝を達成しました。

CRF450Rを駆るJ.ローレンスの好調なシーズンは、スタートのよさに支えられてきました。ところが今大会の450MXモト1では、1コーナーの先で9番手と出遅れ、8番手だったチームメートのチェイス・セクストン(Team Honda HRC)にも先行を許しました。開幕からの連勝記録に黄色信号がともりましたが、パッシングが難しいこのコースで1周目終了時には6番手に浮上。その後7周目までに3番手、レースが半分以上残っている8周目にはトップに躍り出る快進撃をみせ、そのまま快走を続けて優勝しました。一方セクストンは、序盤にいくつかミスをおかしてトップ20圏外まで後退しましたが、後方集団の中で着々とポジションを回復し、9位でチェッカーを受けました。

450MXモト2では、J.ローレンスが見事にホールショットをとりました。セクストンはその数台後ろからスタートし、J.ローレンスの背後まで追い上げたものの、トップ争いの最中に転倒。セクストンは終盤になって再びJ.ローレンスに迫りましたが、フィニッシュではコンマ7秒及ばず2位でした。

250MXモト1では、スタートから14分ほど経過したところでレッドフラッグが振られて再スタートとなり、CRF250Rを駆るH.ローレンスはその時点で4番手につけていました。再スタートをうまく決めてトップ3に食い込んだH.ローレンスは、タイトル争いのライバルであるジャスティン・クーパー(ヤマハ)に次ぐ2位でフィニッシュしました。

250MXモト2では、好スタートを切ったH.ローレンスが1周目にトップの座を奪いました。その後は誰にも先行を許さず、クーパーを振り切ってフィニッシュ。総合優勝(2-1)を獲得したH.ローレンスは、22ポイントリードでポイントスタンディング首位を保っています。

Team Honda HRCの次のレースは、来週末のAMAプロモトクロス最終戦。インディアナ州クロフォーズビルで開催されるアイアンマンナショナルです。H.ローレンスにとってはタイトルを獲得する絶好のチャンス。J.ローレンスには、450クラス初年度でパーフェクトシーズン(22レース全勝)を達成する可能性がありますが、次戦はセクストンにとってホームコースのようなもので、J.ローレンスの連勝を阻止すべく必死に挑むことでしょう。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
今シーズンはスタートがすごく安定していたのですが、今日のモト1では大きく出遅れて、自分から不利な状況になってしまいました。今までにはなかった展開で、この難しいコースでパッシングを繰り返すには、入念な計算に基づいて走らなければなりませんでした。モト2のスタートははるかに楽だったけれど、終盤はチェイス(セクストン)のラストスパートに加え、自分があちこちでミスしたことでずいぶん追い詰められました。それでも精一杯がんばって、なんとか先にフィニッシュラインを越えることができました。今日一日を振り返ってみて満足していることは確かですが、この連勝を最終戦のアイアンマンでも実現できるかどうか、練習に戻ってチェックしないといけません

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
総合4位(9-2)でバッズクリークを後にするのは、ちょっと複雑な気分です。激しいクラッシュはなかったけれど、今日は転倒が多かったです。モト2では別のギアを見つけたような気がするので、それをアイアンマンに持ち込めたらすごくポジティブな材料になるでしょう。全体的にとても厳しい一日でしたが、最後はいい形で締めくくることができたのでうれしいです

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
本当に奇妙な一日でした。モト1ではスタートのやり直しがあったりして、まるで短いスプリントレースを2回続けて行うようなものでした。そのおかげもあって表彰台に立てたのはうれしいけれど、本当は長いレースの方が好きです。今シーズンの最終戦に向けて、我々は立ち位置が分かっているし、何かを劇的に変えるつもりはありません。ゲームプランにのっとって、最後までやり遂げることに集中します。このシリーズを力強く終えた後には、スーパーモトクロスが控えているので楽しみです



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