・チェイス・セクストンが総合2位入賞
・250クラス総合優勝を飾ったハンター・ローレンスがポイントリードを広げる
AMAプロモトクロス選手権の450クラスにステップアップして初年度のジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が、ニューヨーク州北部のユナディラで圧倒的な走りをみせ、残り2戦4レースの結果を待たずしてシリーズチャンピオンに輝きました。オーストラリア出身、5日前に20歳になったばかりのJ.ローレンスは、450ルーキーシーズンを9戦消化した現時点で18レース全勝。依然としてパーフェクトを継続しています。チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、モト1でチームメートと接戦を演じ、価値ある大会総合2位を獲得しました。ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は250クラス総合優勝(2-2)を果たし、ポイントリードを3点から22点に大きく広げました。
450MXモト1では、CRF450Rを駆ってホールショットを取ったJ.ローレンスが、全ラップをリードして完勝しました。セクストンも2周目に2番手に浮上してから善戦し、チームメートを抜きにかかりましたが、接触を避けたためにやや後退してしまいました。セクストンは僚友に再度接近しましたが、残り3周で転倒を喫し、ディラン・フェランディス(ヤマハ)に先行を許しました。J.ローレンスが勝利し、セクストンは3位を保ってチェッカーを受けました。
450MXモト2では、J.ローレンスがまたしてもホールショットを決め、独走態勢を確立しました。セクストンが順調に2番手を走行する一方で、J.ローレンスは450クラスにおける初タイトルを目指し、レースを全うしました。
250MXモト1では、H.ローレンスがお手本のようなレースの組み立てを披露しました。9番手スタートからばん回しつつ、攻撃性と冷静な計算のバランスを保ち、10分を経過する頃には4番手に浮上。周回遅れをかわしながらトップグループに食い込むと、残り10分を切る段階で2番手に躍進しました。最終的にH.ローレンスはリーバイ・キッチン(ヤマハ)から3秒ビハインドの2位となりましたが、タイトルを争うライバルたちより上位でのフィニッシュでした。
250MXモト2は、1周目にレッドフラッグが出て再スタートとなりました。H.ローレンスはホールショットラインでは10番手でしたが、すぐにばん回してわずか5周で2番手に到達。フィニッシュではジャスティン・クーパー(ヤマハ)と2秒差の2位となり、大会総合優勝(2-2)を手中に収めました。そしてタイトル争いにおいては、大会前よりもはるかに有利なポジションを得ています。