450MX Moto2
AMA MX 2023
Round 9

ジェット・ローレンスがAMAプロモトクロス450タイトルを獲得

us Unadilla MX
ジェット・ローレンスがAMAプロモトクロス450タイトルを獲得

・チェイス・セクストンが総合2位入賞

・250クラス総合優勝を飾ったハンター・ローレンスがポイントリードを広げる


AMAプロモトクロス選手権の450クラスにステップアップして初年度のジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が、ニューヨーク州北部のユナディラで圧倒的な走りをみせ、残り2戦4レースの結果を待たずしてシリーズチャンピオンに輝きました。オーストラリア出身、5日前に20歳になったばかりのJ.ローレンスは、450ルーキーシーズンを9戦消化した現時点で18レース全勝。依然としてパーフェクトを継続しています。チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、モト1でチームメートと接戦を演じ、価値ある大会総合2位を獲得しました。ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は250クラス総合優勝(2-2)を果たし、ポイントリードを3点から22点に大きく広げました。

450MXモト1では、CRF450Rを駆ってホールショットを取ったJ.ローレンスが、全ラップをリードして完勝しました。セクストンも2周目に2番手に浮上してから善戦し、チームメートを抜きにかかりましたが、接触を避けたためにやや後退してしまいました。セクストンは僚友に再度接近しましたが、残り3周で転倒を喫し、ディラン・フェランディス(ヤマハ)に先行を許しました。J.ローレンスが勝利し、セクストンは3位を保ってチェッカーを受けました。

450MXモト2では、J.ローレンスがまたしてもホールショットを決め、独走態勢を確立しました。セクストンが順調に2番手を走行する一方で、J.ローレンスは450クラスにおける初タイトルを目指し、レースを全うしました。

250MXモト1では、H.ローレンスがお手本のようなレースの組み立てを披露しました。9番手スタートからばん回しつつ、攻撃性と冷静な計算のバランスを保ち、10分を経過する頃には4番手に浮上。周回遅れをかわしながらトップグループに食い込むと、残り10分を切る段階で2番手に躍進しました。最終的にH.ローレンスはリーバイ・キッチン(ヤマハ)から3秒ビハインドの2位となりましたが、タイトルを争うライバルたちより上位でのフィニッシュでした。

250MXモト2は、1周目にレッドフラッグが出て再スタートとなりました。H.ローレンスはホールショットラインでは10番手でしたが、すぐにばん回してわずか5周で2番手に到達。フィニッシュではジャスティン・クーパー(ヤマハ)と2秒差の2位となり、大会総合優勝(2-2)を手中に収めました。そしてタイトル争いにおいては、大会前よりもはるかに有利なポジションを得ています。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
とても現実とは思えません。兄のハンターがチャンピオン(250SXイースト)になった当時言っていたように、こんなことは夢にも思っていませんでした。なぜなら、我々が今いるポジションに到達できるなんて、不可能だと思っていたからです。我々が経験してきた困難な時期と注ぎ込んだ努力を思い出すと、ここまで無敗で来たことは非常に感慨深いものです。モト2のレース中は気持ちをしっかりと持って、ひたすらプッシュし続けていました。そしてフィニッシュラインを越えた瞬間、感情がこみ上げてきました。メカニックと個人マネージャー、さらに家族とサポートしてくれた皆さんに、心から感謝の意を表したいと思います。Team Honda HRCは、2020年からリスクを負って我々を受け入れてくれたので、その恩返しができてうれしいです。今回のユナディラは、昨年よりも速いコースでした。路面を深く掘り起こして、いいコースにしてくれたスタッフに感謝したいです。チェイス(セクストン)とディラン(フェランディス)は、私の警戒心を一日中刺激してくれたし、逃げきれそうな気が全くしませんでした。250時代は序盤の数周でスパートすれば簡単に独走することができました。ところが、450クラスではフィニッシュするまで気が抜けません。最後になりますが、ルーキーシーズンにタイトルを獲得できて、本当にうれしく思います

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
今大会前のインターバルを利用してすばらしいテストができて、その成果がモト1に表れていたと思います。一日中とても快調だったので、本気で勝負できると感じました。望んだ結果にはならなかったけれど、シーズンの終盤までチームが進化し続けているのを見るのはすばらしいことです。もう一度トップ争いができる機会が待ち遠しくてたまりません

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
まずは何よりも先に、弟のジェットがチャンピオンシップを制覇したことを祝福させてください。彼のことをとても誇りに思うし、彼が将来どんなことを成し遂げるのか、想像しただけでワクワクして待ちきれません。我々は今大会前のインターバルを利用して、負傷を癒やしてラストスパートに備えるため、数日間休みを取りました。トレーニングを重視しなかったことで、批判されることがあるのは分かっていますが、我々が知っていること、信頼できることを貫いただけです。時には自分を追い込むより、リラックスして充電した方がいい場合もあります。今のところ、我々の判断が正しかったことが示されているはずなので、あとはシーズンの残りでそれを証明するために走り続けるだけです


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