450MX Moto2
AMA MX 2023
Round 8

ジェット・ローレンスがワシューガルでオーバーオール8連勝達成

us Washougal MX Park
ジェット・ローレンスがワシューガルでオーバーオール8連勝達成

・モトウイン16連勝を挙げたジェット・ローレンスが450初タイトルに王手

・セクストンが総合2位(2-2)入賞

・表彰台に登壇したハンター・ローレンスが250クラス首位をキープ


ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)のハイシーズンは、AMAプロモトクロス第8戦ワシューガルでも衰えを見せませんでした。450クラスのルーキーは、モトウイン16勝、総合8勝を挙げて、ここでも無敗記録を更新しています。しかしながら、僚友のチェイス・セクストン(Team Honda HRC)が、両レースを通じてローレンスにプレッシャーをかけ続け、総合2位(2-2)でフィニッシュしたため、この勝利は困難なしでは得られませんでした。一方250クラスでは、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)が今季6度目のポディウム(2-4)に立ち、ポイントリードを維持しています。

450MXモト1では、J.ローレンスが1コーナーを3番手でクリアし、すぐに2番手に浮上しました。その後、J.ローレンスはリーダーのディラン・フェランディス(ヤマハ)を追走し、3周目のオーバーテイクでトップに立ってからは勝利に向かって独走しました。セクストンは、6位でレースをスタートし、すぐに3位に浮上しました。J.ローレンスがリーダーになった後、セクストンも続いて2位となり、ワンツーフィニッシュを果たしました。

450MXモト2では、ゲートの故障による再スタートというハプニングがありましたが、J.ローレンスは2番手、セクストンは3番手でレースに入りました。2人はしばらくそのポジションを維持し、10分すぎにJ.ローレンスがトップに躍り出ると、セクストンも2番手に浮上しました。AMAスーパークロス450チャンピオンのセクストンは、強力なチャージで15分間J.ローレンスにプレッシャーを与え続けました。残念ながら、セクストンは残り3分で転倒してしまいましたが、すぐに再スタートして2位のポジションを維持。J.ローレンスはモトウイン16連勝を遂げました。

250MXモト1では、H.ローレンスがトップ10付近でのスタートから、すぐ5番手に浮上しました。その後もポジションを上げ、残り5分で3番手に到達。そこからは、2番手を争うジャスティン・クーパー(ヤマハ)にプレッシャーをかけ、残り5周で攻略に成功したH.ローレンスでしたが、リーダーを捉えるには距離があり、2位に甘んじました。

250MXモト2でも、スタートでやや出遅れたH.ローレンスですが、4番手に浮上してトップグループにプレッシャーをかけ続けました。序盤の転倒で5番手に後退しましたが、その後カムバックしたH.ローレンスは4位でチェッカーを受けました。

パーフェクト無敗記録を更新中のJ.ローレンスは、シリーズポイントを400点まで積み上げました。現在ランキング2位のフェランディスに対し95点差をつけていますが、8月12日に行われる第9戦ユナディラで100点差にできれば、第10戦バッズクリークと第11戦アイアンマンを待たずに、初の450タイトルを獲得できます。

Team Honda HRCは、オーストラリア選手権MX1クラス2位を走るジェッド・ビートン(Honda Racing Australia)をテントの下に迎え入れ、彼のAMAプロモトクロスデビューをサポートしました。ビートンのリザルトは、450総合17位(13-37)でした。


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Jett Lawrence
Jett Lawrence 1
Team Honda HRC
今日の得点表を見たら簡単そうに思われるかもしれないけれど、実は一日中もがき苦しんでいました。他のライダーたちには、毎周プッシュされました。もうちょっとリードを広げていたら余裕だったのに…と何度か思ったけれど、どのみちすぐに追い付かれてしまったでしょう。このコースでは他のライダーのようにうまく走れる気がしないし、何とか乗り越えられたのでうれしいです。少し休んでから、次のユナディラに集中することができます

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
モト1ではいいスタートを切ることができませんでした。1コーナーに向かってファンネル状に絞られるところで、少し下がってしまったのです。このコースは抜きにくいので、それからが大変でした。2番手にポジションを上げるために、下り坂で一か八かの逆転ロングパスを仕掛けることが必要でした。モト2では2番手を走りながら、ラインを観察してアタックを仕掛ける十分な時間がありました。でもペースを上げ始めたら、エンジンをストールさせて転倒してしまったのです。もちろん、2位になるのは嫌ですが、シリーズ最後の3戦は自分の方が得意だと思っています。少しブレイクがありますが、その後はずっと全力で攻めるつもりです

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 96
Team Honda HRC
確かに大変な一日で、簡単なコースではありませんでした。日陰になっているセクションに出たり入ったりしなければならないので、安定した走りを貫くのが大変でした。モト2は冴えなかったですね。早めにトップグループに食い込んでチャンスをつかんだのですが、残念ながらフロントを滑らせてしまい、そこから先は彼らを捉えるためのスパートができませんでした。これまでにDNFが2回あったことを思えば、首位でここを後にできることがうれしいです


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