ジェット・ローレンスがワシューガルでオーバーオール8連勝達成
・モトウイン16連勝を挙げたジェット・ローレンスが450初タイトルに王手
・セクストンが総合2位(2-2)入賞
・表彰台に登壇したハンター・ローレンスが250クラス首位をキープ
ジェット・ローレンス(Team Honda HRC)のハイシーズンは、AMAプロモトクロス第8戦ワシューガルでも衰えを見せませんでした。450クラスのルーキーは、モトウイン16勝、総合8勝を挙げて、ここでも無敗記録を更新しています。しかしながら、僚友のチェイス・セクストン(Team Honda HRC)が、両レースを通じてローレンスにプレッシャーをかけ続け、総合2位(2-2)でフィニッシュしたため、この勝利は困難なしでは得られませんでした。一方250クラスでは、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)が今季6度目のポディウム(2-4)に立ち、ポイントリードを維持しています。
450MXモト1では、J.ローレンスが1コーナーを3番手でクリアし、すぐに2番手に浮上しました。その後、J.ローレンスはリーダーのディラン・フェランディス(ヤマハ)を追走し、3周目のオーバーテイクでトップに立ってからは勝利に向かって独走しました。セクストンは、6位でレースをスタートし、すぐに3位に浮上しました。J.ローレンスがリーダーになった後、セクストンも続いて2位となり、ワンツーフィニッシュを果たしました。
450MXモト2では、ゲートの故障による再スタートというハプニングがありましたが、J.ローレンスは2番手、セクストンは3番手でレースに入りました。2人はしばらくそのポジションを維持し、10分すぎにJ.ローレンスがトップに躍り出ると、セクストンも2番手に浮上しました。AMAスーパークロス450チャンピオンのセクストンは、強力なチャージで15分間J.ローレンスにプレッシャーを与え続けました。残念ながら、セクストンは残り3分で転倒してしまいましたが、すぐに再スタートして2位のポジションを維持。J.ローレンスはモトウイン16連勝を遂げました。
250MXモト1では、H.ローレンスがトップ10付近でのスタートから、すぐ5番手に浮上しました。その後もポジションを上げ、残り5分で3番手に到達。そこからは、2番手を争うジャスティン・クーパー(ヤマハ)にプレッシャーをかけ、残り5周で攻略に成功したH.ローレンスでしたが、リーダーを捉えるには距離があり、2位に甘んじました。
250MXモト2でも、スタートでやや出遅れたH.ローレンスですが、4番手に浮上してトップグループにプレッシャーをかけ続けました。序盤の転倒で5番手に後退しましたが、その後カムバックしたH.ローレンスは4位でチェッカーを受けました。
パーフェクト無敗記録を更新中のJ.ローレンスは、シリーズポイントを400点まで積み上げました。現在ランキング2位のフェランディスに対し95点差をつけていますが、8月12日に行われる第9戦ユナディラで100点差にできれば、第10戦バッズクリークと第11戦アイアンマンを待たずに、初の450タイトルを獲得できます。
Team Honda HRCは、オーストラリア選手権MX1クラス2位を走るジェッド・ビートン(Honda Racing Australia)をテントの下に迎え入れ、彼のAMAプロモトクロスデビューをサポートしました。ビートンのリザルトは、450総合17位(13-37)でした。
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