ロクスンが2戦連続ポディウムとなる2位をゲット!

Atlanta Motor Speedway

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第15戦が、アトランタ近郊のハンプトンで開催されました。トリプルヘッダーの3戦目(土曜/火曜/土曜)になりますが、NASCARの聖地アトランタ・モータースピードウェイでは、スリリングなレースが繰り広げられました。

この3連戦はいずれも1分30秒台という長さのコースで行われてきたので、全面的なレイアウトの見直しには至らず、今回もマイナーチェンジにとどまりました。とはいえ、スターティングゲートやサンドセクションの移設、フープスの難易度アップなど、トリプルヘッダーの最後を飾るにふさわしいコースになりました。

昼過ぎから行われた計時予選では、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が 1分36秒078を出して2位、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)は1分36秒530で3位。ナイトプログラムのヒート1ではセクストンが1位、ヒート2ではロクスンが3位に入りました。

メインレースでは、ホールショットのアーロン・プレッシンガー(ヤマハ)に次いで、ロクスンがスタート2番手。セクストンは7番手で1コーナーをクリアしました。アグレッシブに攻めるロクスンは、2周目にトップに躍り出るとリードを広げてレースの主導権を握りました。5周目にはクーパー・ウェブ(KTM)が2番手に浮上しましたが、レース後半に突入した8周目にはロクスンが12秒の貯金を蓄えていました。

ところがロクスンは10周目、それまで得意としていたフープスで転倒。その際にハンドルバーを曲げてしまったため、再スタート後はペースが戻らず、ラスト2周でウェブに先行されてしまいました。逆転を試みたロクスンですが、0.9秒差の2位でチェッカー。セクストンは4周目のコースアウトで12番手に後退しましたが、10位までばん回してフィニッシュしました。

今シーズン残るラウンドは2大会。タイトルの行方は、ソルトレイクシティにおける第16～17戦にかかっています。

Ken Roczen ⁹⁴

Team Honda HRC

「我々にとってアトランタ3はとてもいいレースでした。コースコンディションは非常にタフで、特にフープスは長く、高く、しかもえぐれていたのでたいへんでした。メインレースの入り方は理想的だったと思います。好スタートを切って、早めのアタックでトップに立ちました。2番手のライダーに12秒差をつけたのですが、フープスで振られて転倒したことで、台無しになってしまいました。転倒の際にハンドルバーかトリプルクランプが曲がったので、その後は以前のペースで走れなくなり、ラスト2周でウェブに抜かれてしまったんです。リザルトは2位に終わり、3ポイントを失いましたが、チームも私も非常にいいレースができて、しかももう少しで勝てそうだったので納得しています。すごく乗れていたことを前向きに受け止めて、ソルトレイクシティに自信をもって臨みたいと思います」

Chase Sexton ²³

Team Honda HRC

「今大会は最初から順調でした。クオリファイでは1位ではなく2位でしたが、それでも非常にうれしい予選結果でした。マシンの感触も上々で乗れていたし、ヒートレースではまずまずのスタートから早めのパッシングでトップに立ち、申し分のないライディングができていたので、メインレースに対しても自信満々でした。ところがサイティングラップでフープスがしっくり来なくて、そこから下り坂になったんです。スタートがうまく決まらず、それでも急いで何台か抜いたのですが、誰かと絡んで後退し、最後はフープスでコースアウトしてしまいました。こんなはずではなかったし、いつもの自分らしい走りができなかったことは残念ですが、アトランタでの3戦を振り返るといいレースができたのではないかと思います。ソルトレイクシティでの残り2戦で勝てるようにがんばります」

450SX リザルト

順位	No.	ライダー	マシン	タイム/差
1	2	C.ウェブ	KTM	22'29.510
2	94	ケン・ロクスン	Honda	+00.957
3	1	E.トーマック	カワサキ	+03.847
4	7	A.プレッシンガー	ヤマハ	+05.924
5	51	J.バーシア	ガスガス	+10.297
6	27	M.スチュワート	ヤマハ	+20.524

10	23	チェイス・セクストン	Honda	+42.970
13	20	ブロック・ティックル	Honda	+1'10.843
22	37	ベニー・ブロッサ	Honda	+11Laps

450SX - ポイント

順位	No.	ライダー	マシン	総合
1	2	C.ウェブ	KTM	339
2	94	ケン・ロクスン	Honda	323
3	1	E.トーマック	カワサキ	299
4	51	J.バーシア	ガスガス	264
5	7	A.プレッシンガー	ヤマハ	234
6	21	J.アンダーソン	ハスクバーナ	220

13	23	チェイス・セクストン	Honda	123
16	20	ブロック・ティックル	Honda	110
17	10	ジャスティン・ブレイトン	Honda	96
18	40	ビンス・フリージー	Honda	94
22	37	ベニー・ブロッサ	Honda	49
26	49	ミッチェル・オルデンバーグ	Honda	29
29	12	シェーン・マケラス	Honda	15
31	805	カーレン・ガードナー	Honda	12
37	981	オースティン・ポリテッリ	Honda	3

250SX West - リザルト

順位	No.	ライダー	マシン	タイム/差
1	91	N.スラッシャー	ヤマハ	18'08.799
2	32	J.クーパー	ヤマハ	+06.705
3	150	S.ハマカー	カワサキ	+13.204
4	41	ハンター・ローレンス	Honda	+15.393
5	56	カイル・ピータース	Honda	+31.092
6	47	J.スウォル	ハスクバーナ	+33.081
7	50	エンツォ・ロペス	Honda	+45.400
8	35	ミッチェル・ハリソン	Honda	+51.734

10	72	コティ・ショック	Honda	+1'03.471

250SX West - ポイント

順位	No.	ライダー	マシン	総合
1	32	J.クーパー	ヤマハ	180
2	41	ハンター・ローレンス	Honda	160
3	31	C.マカドゥー	カワサキ	158
4	150	S.ハマカー	カワサキ	142
5	47	J.スウォル	ハスクバーナ	138
6	91	N.スラッシャー	ヤマハ	127

8	56	カイル・ピータース	Honda	111
9	72	コティ・ショック	Honda	99
10	35	ミッチェル・ハリソン	Honda	90
17	50	エンツォ・ロペス	Honda	40
25	39	カーソン・マムフォード	Honda	20