Atlanta 2
AMA SX 2021
Round 14

Honda勢1-2フィニッシュ! 勝者ロクスンがポイントリーダーに再接近

us Atlanta Motor Speedway

MONSTER ENERGY AMA SUPERCROSS/FIM世界選手権第14戦が、アトランタ・モータースピードウェイで行われました。同一会場におけるトリプルヘッダーの2戦目、中2日での開催となりますが、Team Honda HRCはこの「アトランタ2」で、見事な1-2フィニッシュを飾りました。

Honda勢1-2フィニッシュ! 勝者ロクスンがポイントリーダーに再接近

前戦では、チェイス・セクストン(Team Honda HRC)が2位でポディウム初登壇を果たしたのに対し、9位にとどまったケン・ロクスン(Team Honda HRC)ですが、今回はマシンセッティングを大きく変えた結果、第6戦インディアナポリス3(2月6日)以来、2カ月ぶりとなる優勝を収めました。

アトランタ2のコースは、前戦の基本レイアウトを踏襲しながらアレンジを加えたものですが、最も大きな変更点は反時計回りから時計回りになったことでした。また3日前の土曜は降雨のあとで滑りやすい路面でしたが、晴天に恵まれた今回はベストコンディションになりました。

計時予選では、ロクスンが1分34秒570をマークして2番手、セクストンが1分34秒631で僅差の3番手となりました。午後7時半にスタートしたヒート1ではロクスンがトップチェッカー、ヒート2ではセクストンが2番手で決勝に駒を進めました。

メインレースでは、ロクスンとセクストンが揃って好スタート。1コーナー立ち上がりで並んだ2台にクーパー・ウェブ(KTM)が割って入りましたが、2周目にはロクスン、セクストンのフォーメーションが固まりました。序盤から飛ばすロクスンは、セクストンに対し4~5秒のリードを築いて独走。3番手はジャスティン・バーシア(ガスガス)、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)と入れ替わりましたが、Honda勢の脅威にはなり得ませんでした。

こうして圧倒的な展開でレースを支配したロクスンが、そのまま逃げきり久々の優勝。セクストンは約8秒差でチェッカーを受け、2戦連続となる2位入賞。Honda 1-2フィニッシュは、トレイ・カナード(Team Honda)、チャド・リード(TwoTwo Motorsports)によって達成された、2011年第11戦ジャクソンビル以来の快挙でした。

シリーズランキング2位につけるロクスンは、前戦の失速により22点のビハインドを負っていましたが、首位ウェブが今回6位だったこともあり13点差まで接近。タイトル争いが再燃しています。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
今夜のレースには、考え方を思いきり変えて臨みました。それは早くもフリープラクティスのときから始まっていて、とにかくアグレッシブに走ることで、ファステストラップタイムを記録したほどでした。それと並行して試したマシンセッティングの変更にも助けられたのですが、もちろんレースが始まるまでは本当にセッティングが正解だったのかどうか分からないものです。一日中ずいぶんたくさんの変更を試みましたが、そのおかげで報われたようです。うまく走れたのでうれしかったのですが、メインレースはコースの難しさもあって長いものになるだろうと心得ていました。1-2フィニッシュをものにできてうれしい。Hondaにとって最高の夜でした。タイトル争いについてもまたばん回できたし、アトランタ3もこの調子で戦います 

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
誰がどう見ても最高の夜でしたね。ポディウムで締め括るのはいつだってうれしいものです。今日はずっと感触もよく乗れていたのですが、このハイスピードコースが自分に合っていたようで、全体的にスペースがあって少しラインを変えたりできるオプションがありました。とても気に入ったのですが、コースとの相性が利いて2戦連続ポディウムに立てたことは確かだと思います。2位の感触はすぐに過去のものとなるでしょう。もっと上を望むようになったからすぐです。それにしてもHonda1-2の表彰台はすばらしかった。この好調を土曜までキープして、今度は勝ちたいと思っています 

450SX リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 94 ケン・ロクスン Honda 22'15.266
2 23 チェイス・セクストン Honda +07.982
3 21 J.アンダーソン ハスクバーナ +12.665
4 51 J.バーシア ガスガス +14.629
5 1 E.トーマック カワサキ +20.070
6 2 C.ウェブ KTM +22.499
13 20 ブロック・ティックル Honda +1'06.029
22 49 ミッチェル・オルデンバーグ Honda DNS


450SX - ポイント

順位 No. ライダー マシン 総合
1 2 C.ウェブ KTM 313
2 94 ケン・ロクスン Honda 300
3 1 E.トーマック カワサキ 278
4 51 J.バーシア ガスガス 246
5 7 A.プレッシンガー ヤマハ 215
6 21 J.アンダーソン ハスクバーナ 211
15 23 チェイス・セクストン Honda 110
16 20 ブロック・ティックル Honda 100
17 10 ジャスティン・ブレイトン Honda 96
18 40 ビンス・フリージー Honda 94
22 37 ベニー・ブロッサ Honda 48
23 49 ミッチェル・オルデンバーグ Honda 29
29 12 シェーン・マケラス Honda 15
30 805 カーレン・ガードナー Honda 12
37 981 オースティン・ポリテッリ Honda 3


250SX West - リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 32 J.クーパー ヤマハ 17'58.102
2 41 ハンター・ローレンス Honda +07.206
3 31 C.マカドゥー カワサキ +11.225
4 91 N.スラッシャー ヤマハ +11.821
5 48 G.マーチバンクス ヤマハ +24.953
6 35 ミッチェル・ハリソン Honda +26.343
7 72 コティ・ショック Honda +28.744
11 56 カイル・ピータース Honda +47.894
17 50 エンツォ・ロペス Honda +1'12.873
22 39 カーソン・マムフォード Honda DNS


250SX West - ポイント

順位 No. ライダー マシン 総合
1 64 C.ニコルズ ヤマハ 166
2 29 C.クレイグ ヤマハ 158
3 32 J.クーパー ヤマハ 157
4 31 C.マカドゥー カワサキ 148
5 41 ハンター・ローレンス Honda 141
6 30 下田丈 カワサキ 138
7 18 ジェット・ローレンス Honda 128
11 95 ジョシュア・オズビー Honda 103
14 56 カイル・ピータース Honda 93
15 49 ミッチェル・オルデンバーグ Honda 91
17 72 コティ・ショック Honda 86
19 35 ミッチェル・ハリソン Honda 75
21 76 グラント・ハーラン Honda 71
24 122 ジェレミー・ハンド Honda 59
38 185 ウィルソン・フレミング Honda 35
45 50 エンツォ・ロペス Honda 24
47 39 カーソン・マムフォード Honda 20
59 162 マックスウェル・サンフォード Honda 10



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